新しい職場で10か月余り、いろいろな問題点が出てきてしまって、どこからフォーカスをしていけばいいのか? という話から始まりました。まずは、30分間くらい現状をお聞きしました。

 「まだあるんですけど…」と、次から次へとクライアントさんが問題と感じていることが出てきて、それだけ問題があったら、確かにどこからフォーカスしていけばいいか、わからなくなるなぁと私も思いながら聴いていました。

 まずは、クライアントさんが「・・・になったら困るので、やっています」ということもとても多いように感じたので、「自分の仕事の範囲を明確にする」ことからではないかと、私の感じたことを伝えました。未来の問題を考えすぎるのは、時間がもったいないです。それは、問題にならないように、何をすべきか考え、実行していることが多かったのです。

 

 そして、さらにフォーカスを定める質問をました。

「仕事ですから、結果を出すことが目的ですよね。何をしたら結果が出るんでしょうか?」

「そのためにスタッフの人とコミュニケーションをとるようにしています。しかし、周りの人に電話の時間が長すぎるんじゃないかと言われることもあるんです」

「電話をするのはいいですが、その内容ですよね。1回1回の電話のクオリティーを高めていく必要はあるのではないでしょうか?」

 もう一つ、電話が長くなる原因を話していました。

「サブリーダーの話し方が長いので、そこに気を使っていて、長くなってしまうのもあります。自分よりもサブリーダーのほうが経験も長いし、いろいろと意見を参考にさせてもらいながら、やっているのもありまして」

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 そこで、私の「今日のリバースフォーカス」フィードバックをしました。問題点から、自分に視点が向けられた瞬間です。

「サブリーダーがいないつもりで仕事をすることですね。サブリーダーに気を使っていたら、いつまでたっても自分に自信がつきませんし、自分が成長できないですよ」

「サブリーダーに頼ることで、自分がやらなくてはいけないことを見ないでいたかもしれません。自分が動かせるようにしていくことですね。自分の考え、意見をしっかりすることですね。そのために、日々何をするかというところが、わかっていないのかもしれません」

「自分が成長するような過ごし方を日々していくには、自分がやったことを振り返ることが大事ですよ。自分に自信がつく生き方をこれからしていく必要がありますね。1D1Uをやったほうがいいと思いますよ」

 結局自分に自信をつけるには、毎日自分のやったことを振り返り、次の日にまた新たに挑戦し、そういう日々の繰り返しをしていくことです。今まで取り組んでこなかった日々の振り返りを取り入れることは、人生を変えるでしょう。

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★クライアントさんからご感想を頂きました。

 本日はありがとうございました。 仕事上の問題が多くてどうしよう、という視点しか持たずに悩んでいましたが、「自分に自信がない」ということを見ないようにしていたと気づきました。自信がなくて、プロジェクトを自分で動かしていけるようにするということに触れたくないから、他のところを見て誤魔化していたのかもしれないと。でも、自信をつけるってどうやって?ということが大事なことなんですが、「1日、1日を積み重ねる生き方」ということだと教えていただき、腑に落ちました。これまで「日々の積み重ねをしていかないといけないんだろうな」くらいは思っていても、何もしないで来てしまったので、1D1Uの力を借りてやってみたいと思います。まずは日々の振り返りを継続できるよう頑張ります。

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 自分に自信がつく生き方は、やはり1D1Uで毎日生きていくことだと思います。クライアントさんは、TO DOリストを書くだけで、1日の間に学んだことや、気づいたこと、うまくいったことの言語化など、されていなかったようです。

 私は、1日を振り返ることが、一番人生にとって学べることだと思っています。いつも自分のセオリーができていくのです。

 このセッションがあったことも必然と思います。クライアントさん、4月から1D1U 参加となりました。1日1日の振り返りで、仕事がどう変化していくのか? ビジネスにおいても1D1Uが効果的か? 私にとっては効果的ですが、私以外の人も結果を出せるように導きたいと思います。

 最後にクライアントさんが、「1D1U早くからやっておくんだったって、来年の今ごろ、絶対言っていると思います」と言いました。