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ちょっと修正するだけで、大きな違いになることがある。

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 クライアントさんは、息子さんが宿題を寝る直前までやらないので、イライラすることがあるそうです。それでよく「宿題やったの?」と言うようですが、「ママは僕のことを信じていない」と言われてしまったようです。

 専門家に相談したら、「自分以外のことを背負い込む傾向があるかもしれませんね。口出しすることを控えたらどうか?」とアドバイスを受けたようです。それで、言いすぎないことを意識されているようでした。


 日常のよりよいコミュニケーションについて、セッションで考えていきました。しかし、私は問題はクライアントさんがストレスを抱えていることのほうだと考えました。ですので、どう物事を考えたら、穏やかになれるのかを考えるべきだと思いました。


ク:「言わないようにしてみると、『ママは見てくれない』と言われることもあったりするんですよね」

私:「あらあら、どっちなんでしょうね? 逆に、『見ないでほしい』と言われるときありますか?」

ク:「そういえば、自分の好きな遊びに熱中しているときは、『見てほしい』とは言わないですね」

私:「なるほど。宿題のときは見てほしくて、自分の好きなことをしているときは、見てもらわなくてもいい、っていうことなんですね」

ク:「そういえばそうですね」

私:「宿題って、子供にとってどんな存在でしょうかね? きっと、誰だってあまり好きなものではないですよね。好きなことをするときは、ママが見ていなくてもいいと思っている。つまり、自分が嫌なことをするときに、ママに見てほしいんですよ」

ク:「そうか!」

私:「私はたまにしか、姪たちと遊ばないですが、元旦の日に『ひとみちゃん、宿題見てくれる?』って頼まれましたよ。私の弟は、『元旦だから、今やらなくてもいいのに』って、言って通り過ぎましたけど。姪たちは『ひとみちゃんがいる間に頑張ろう』と思ったんでしょうね。宿題をするときに、どの大人を呼ぶか? 子供たちは考えているんですよ。楽しい人、好きな人がそばにいると頑張れますよね」


 クライアントさんは、「ストレス」になっていたことが、「幸せな気持ち」に変わっていったようでした。

 相手にどうやって宿題をやらせるか? と考えるよりも、相手に寄り添って考えることで、真実が見えてくるのです。