1回1回のセッションの内容が、いくらよくても、やはり間隔をあけてしまうと、人の思考の習慣は戻ってしまうのです。もっと劇的変化を提供できないか? と考えていたとき気づいたのが、21日以内に次のセッションを行い、また次のアクションを決める! ということでした。それで、最近のクライアントさんたちの変化は、前年比とは比べ物にならないくらい、劇的変化しています。セッションで「フォーカスを変える+脳に習慣化させてしまう」というダブル処方が功を奏しているのです。

 今回で、4回目のセッションのクライアントさんは、30分毎日ランニングが習慣化されました。
 前回の課題では、「楽勝っす!」と、先に脳に言ってしまいましょう! という習慣を持ってもらうことにしました。
 行動が軽い人は、「面倒くさい」とか「できない」という言葉をほとんど口にしない代わりに、「楽勝!」ととりあえず先に言うことが多いからです。自分にどんな言葉を投げかけているか? が、思考は現実化に直結しますので、言葉にしてしまえばいいのです。

 「楽勝っす」と言ったら、「テンション高いね!」と、同僚に言われたそうです。(笑)そして、上司から言われた言葉も真に受け過ぎず、「できることもあるし、できないこともあるし、流すところは長そう」と、聴く段階で分別をつけて聴けるようになったようでした。会社の仕事を溜めがちだったり、上司の言うことを真に受け過ぎてしまって、余計にこんがらがっていたクライアントさんは楽になってきたようです。

 また、今までは通勤時間や休憩時間を仕事にあてていたところを、ちゃんと休むようにしたそうです。その結果、たくさんの仕事を抱えている現状は変わらないけれども、極端に焦ったり、落ち込んだりすることが少なくなったようです。いっぱいいっぱいのところに、まだ根詰めようとすると、脳が疲労困憊になり、眠れなくなって、翌日の仕事にも影響を及ぼすでしょう。なので、しっかり休息を入れたほうが、効率がアップするのです。

 そのストレスが減った分でしょうか? 今日のセッション準備用紙には、「今日はある意味変化が激しいです」と書かれていました。

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 最近、たまたま読んだ本は、クライアントさんにとって衝撃の内容で、ある決断に至ったということでした。ご自身のなかで覚悟のいるものだったようですが、私は「やっと気づきましたか」とあっさりとフィードバック。1年前もクライアントさんにそうフィードバックしていたんだけどな〜、と思いながら。

 クライアントさんは、「やっと気づきましたか」の言葉に「ああ、言ってよかった」と心から思われたようです。セッション後、家族にも無事話せて家族も賛成のようでした。それで、自分だけが重く受け止めていたのだと、気づいたそうです。

 セッションでは、その決断に対して、次はどう考えていったらいいのか? のヒントを投げかける対話になりました。今回も、次までの課題が自然と決まっていきました。決断をしたら、後は確実に1歩ずつ丁寧にやっていくことです。人は、行動することが一番自信になるので、私も慎重に1つ1つの行動計画を細かく一緒に練っていきます。筋道立てれば、その通り行動するだけなので、後は行動した先で、何が起きるかはまた別の話。結構、シンクロニシティーも起きたりして、「ああ、この道でよかったんだ!」となって、ますます行動が加速するという流れになります。

 なんだか、クライアントさんが別人になったくらい、いつもとのやりとりにも違いを感じました。次の3週間後までに、どんなシンクロニシティーや発見、気づきがあるのでしょうか? 私も楽しみです。