「行動が止まっているのはなぜ?」というテーマのセッションでした。フリーランスで自分のビジネスとお勤めと両方されている方です。1本にするために進んでいますが、ここのところ行動が停滞しているようでした。課題は山積みだけれど、モチベーションが低く、仕事依頼主のスピードにイライラすることもある今日この頃のようでした。
自分に勢いのあるときは、とんとん拍子で周りも動いていきますが、自分の動きがゆっくりだと、周りもどことなくゆっくりです。先日のブログ記事「行動し始めると、行動したいのに『止まる』ということに改めて気づく」のようなことかもと思ったそうです。
行動をしているけれど止まるとき、「…しなくてはいけない」ものになっているのかもしれません。また、「心のブレーキ」になっていることがあるのかもしれません。こんなとき、「…はやらないんですか?」「…したらどうですか?」など、アドバイスすることはナンセンスです。じっくりと傾聴することにしました。
進もうとしているけれど、進まないとき。私は6年前に「自分が本当にやりたいことが出てくるまで、セミナーをやらない」と決意したことがありました。その後、3年目くらいに、ようやくできる気になり、傾聴についてセミナーを開催したのです。しかし、そのほかはまだまだだと感じ、年に2回くらいがやっとでした。
昨年に東京ビッグサイトでのセミナー依頼を頂いたのをきっかけに、もう少しやってもいいかも…という気になり、ちょっとずつ加速してきて、昨年の11月の「クロアチア、スロベニア旅行」の後に気づきました。「6年前の呪縛?!を解いてない」と。
そこで、意識的に満月のときに、手放すことにしたのです。そうしたら、12月に全く新しいことを急にできるようになりました。それから毎月のペースで、今までとは全く違ったテーマで開催出来ています。「手放す」と決めることが、潜在意識へ命令することになるのだと改めて感じました。
そのクライアントさんも、基本的には行動的なタイプの方。しかし、4年前に休憩することを意図的に決めたことがあったようでした。まずは、そのことを問いただしていきました。
「もう、元気なんじゃない? 休まなくても」そう、クライアントさんが自分自身に投げかけてみると、ちょっと話が進み始めました。
「今の状況、どう思いますか? なんか、心の中に居座っているものがって、なかなか動かないみたいですが…」
「そうですね。散歩に行きたがらない犬みたいです」
「リードを外せば行きますか? それとも外が怖いとか?」
「外が怖い? ちょっと違う気もします」
「なんて言えば、その犬動くんですかね?」
「……何にも出てきませんね…」
沈黙が続きます。
「外に行かなくてもいいよ、と言うと、どう感じますか?」
「気持ち的には楽ですね。でも、外に行くとどうなるんだろう? 家にいるとどうなるかは知っているし…」
「でも外にもいましたよね。家にいるとどうなるか? を今はわかったところなんですね」
「そうですね。海外で働いていましたし。でも、海外に行ったことがあるのに、行ったことがない感じが、常にあるんですよ…」
だんだんと話しているうちに、クライアントさんのなかで苦手意識を自分で創り上げていることが見えてきました。事実でないのに、自分でハードルを上げた解釈をして、自信を無くしている感じです。その解釈を事実に問いただしていくと、「オンリーワン」である真実が見えてきました。いくつかの質問によって、クライアントさんが忘れていたことをいろいろと思いだされたようです。
それから、「こんな自分だからできたと思うところは?」「なぜ必要とされたのか?」など質問しました。それらの質問によって、自分のど真ん中がようやく見えてきたのです。
先日、メンターの金井さんがこんなことを言っていました。「自分のど真ん中のことをすると成功する」と。その「ど真ん中」という言葉は、すごくいいなと私も思いました。
クライアントさんが、この時点で「課題は山積み」となっているその課題は、クライアントさんにとってど真ん中でないアイデアもいくつかあることが見えてきたのです。それをまずは削って、本当にど真ん中なことをピックアップすることと、このセッションで見えてきた「自分だからできること」から考えて、新しいやりたいことを見極めることが、次のセッションまでの課題として見えてきたのです。
最後に質問しました。
「今、犬はどうなっていますか?」
「しっぽ振って喜んでいます」
この日のセッションは、先日の中居さんの傾聴のようだったなぁと、思いました。(笑)
セッション後、クライアントさんからアイデアがいっぱい書いてあるメールをいただきました。「本日のセッションも素晴らしかったです」と冒頭に書かれていて、ホッとしました。
今までは、どこか人から「何をしたらいいか?」を聞こうとしていた雰囲気でしたが、これはご自身で考えられたものに感じました。
行動をしているからぶち当たる壁。頭で考えるのではなく、問いただしながら、やはり自分の中に答えは見つかるのだと思います。
自分に勢いのあるときは、とんとん拍子で周りも動いていきますが、自分の動きがゆっくりだと、周りもどことなくゆっくりです。先日のブログ記事「行動し始めると、行動したいのに『止まる』ということに改めて気づく」のようなことかもと思ったそうです。
行動をしているけれど止まるとき、「…しなくてはいけない」ものになっているのかもしれません。また、「心のブレーキ」になっていることがあるのかもしれません。こんなとき、「…はやらないんですか?」「…したらどうですか?」など、アドバイスすることはナンセンスです。じっくりと傾聴することにしました。
進もうとしているけれど、進まないとき。私は6年前に「自分が本当にやりたいことが出てくるまで、セミナーをやらない」と決意したことがありました。その後、3年目くらいに、ようやくできる気になり、傾聴についてセミナーを開催したのです。しかし、そのほかはまだまだだと感じ、年に2回くらいがやっとでした。
昨年に東京ビッグサイトでのセミナー依頼を頂いたのをきっかけに、もう少しやってもいいかも…という気になり、ちょっとずつ加速してきて、昨年の11月の「クロアチア、スロベニア旅行」の後に気づきました。「6年前の呪縛?!を解いてない」と。
そこで、意識的に満月のときに、手放すことにしたのです。そうしたら、12月に全く新しいことを急にできるようになりました。それから毎月のペースで、今までとは全く違ったテーマで開催出来ています。「手放す」と決めることが、潜在意識へ命令することになるのだと改めて感じました。
そのクライアントさんも、基本的には行動的なタイプの方。しかし、4年前に休憩することを意図的に決めたことがあったようでした。まずは、そのことを問いただしていきました。
「もう、元気なんじゃない? 休まなくても」そう、クライアントさんが自分自身に投げかけてみると、ちょっと話が進み始めました。
「今の状況、どう思いますか? なんか、心の中に居座っているものがって、なかなか動かないみたいですが…」
「そうですね。散歩に行きたがらない犬みたいです」
「リードを外せば行きますか? それとも外が怖いとか?」
「外が怖い? ちょっと違う気もします」
「なんて言えば、その犬動くんですかね?」
「……何にも出てきませんね…」
沈黙が続きます。
「外に行かなくてもいいよ、と言うと、どう感じますか?」
「気持ち的には楽ですね。でも、外に行くとどうなるんだろう? 家にいるとどうなるかは知っているし…」
「でも外にもいましたよね。家にいるとどうなるか? を今はわかったところなんですね」
「そうですね。海外で働いていましたし。でも、海外に行ったことがあるのに、行ったことがない感じが、常にあるんですよ…」
だんだんと話しているうちに、クライアントさんのなかで苦手意識を自分で創り上げていることが見えてきました。事実でないのに、自分でハードルを上げた解釈をして、自信を無くしている感じです。その解釈を事実に問いただしていくと、「オンリーワン」である真実が見えてきました。いくつかの質問によって、クライアントさんが忘れていたことをいろいろと思いだされたようです。
それから、「こんな自分だからできたと思うところは?」「なぜ必要とされたのか?」など質問しました。それらの質問によって、自分のど真ん中がようやく見えてきたのです。
先日、メンターの金井さんがこんなことを言っていました。「自分のど真ん中のことをすると成功する」と。その「ど真ん中」という言葉は、すごくいいなと私も思いました。
クライアントさんが、この時点で「課題は山積み」となっているその課題は、クライアントさんにとってど真ん中でないアイデアもいくつかあることが見えてきたのです。それをまずは削って、本当にど真ん中なことをピックアップすることと、このセッションで見えてきた「自分だからできること」から考えて、新しいやりたいことを見極めることが、次のセッションまでの課題として見えてきたのです。
最後に質問しました。
「今、犬はどうなっていますか?」
「しっぽ振って喜んでいます」
この日のセッションは、先日の中居さんの傾聴のようだったなぁと、思いました。(笑)
セッション後、クライアントさんからアイデアがいっぱい書いてあるメールをいただきました。「本日のセッションも素晴らしかったです」と冒頭に書かれていて、ホッとしました。
今までは、どこか人から「何をしたらいいか?」を聞こうとしていた雰囲気でしたが、これはご自身で考えられたものに感じました。
行動をしているからぶち当たる壁。頭で考えるのではなく、問いただしながら、やはり自分の中に答えは見つかるのだと思います。
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