これからの新生活のために、片づけをしておきたいというテーマでのセッションでした。継続のクライアントさんですので、これまでも断捨離や整理整頓などについてテーマに出たことがありましたが、やはり人に話してみると、「やるぞ!」という気持ちになってくるようですね。

 本棚や書類がなんとなく溜ってきてしまうようで、バラバラとしているそうです。家でお教室をされているのもあり、特に書類は溜ってくるようでした。しかも、2箇所にわけて置いてあることで、「覚えておかなくちゃ」という意識もストレスになっているようです。
 これは、1か所に置く癖をつけたり、毎週水曜日は、書類を見直すなどタスクにして、こちらも習慣化するだけです。きっと10分もかからないのではないでしょうか。それくらいは怠けないでやりましょう。
 いろいろと習慣づけをすることで、細かいところまで目が行き届くように自分の視点も増えてくるので、片付けをすることで、生徒さんへの指導も、より感覚が研ぎ澄まされますよ、という話にもなりました。クライアントさんとしては、指導に関しても深めたいとおっしゃっていたので、つながりを感じられたようで、モチベーションもアップしていました。

image 本は不要なものが、結構溜ってきているようです。こちらもルールを決めてみました。
 「ベスト100冊!」の本棚を作り、ランクインしなかったものは、ブックオフするというものです。最近、本はKindleで読めますし、もし必要ならば、また買うでしょうということで、線引きしてしまいましょう。

 「シンプルに暮らしている人って、素敵ですよね〜」という話にもなりました。クライアントさんは、35歳のタイミング。シンプルにしたり、自分のやっていることを深めたり、自分で自分を見直すという作業もして行きたいと考えていらっしゃるようですので、この考えもモチベーションにつながったようでした。

 さて、私もクライアントさんも、だんだんと、物が減ってくるイメージが脳裏に浮かんできたところで、部屋の空気の流れについても考えてみることになりました。

 以前、私が片づけサポートをしたある治療院で、こんなことがありました。
 「なんか、声が通るようになったんですよ〜」と、クライアントさんがおっしゃったのです。私もそこにいたので、音に意識を向けてみると、確かに声が通る! 
 このとき思ったのが、スッキリとした空間のほうが、空気がまんべんなく行き届くということです。空気は透明ですから、普段は目には見えないものですが、音を出してみると、音の通り道は、見えないエネルギーの流れを感じ取れるのではないかと思いました。

 それから、私が整理整頓をするときに、空気の流れが、収納や戸棚の奥の方まで巡り巡ることをイメージしてみることにしたのです。そう視点が加わると、以前よりも戸棚の中の整理整頓も、どんどん捗っていきました。今では、戸棚にも空きをつくるようにして、整理整頓しているのです。

 空気の流れが悪そうなところはあるでしょうか? 家の中の気の流れをよくするというのは、物でふさがずに、収納の中も空気が通れる場所を作るということだと考えています。

 クライアントさんは、音楽を教えていらっしゃるので、コンセプトは「音が美しく響く部屋作り」となりました。片づけの成果は、音で判断ですね。(笑)

 私もクライアントさんとセッションをしてから、また片づけをしたくなり、本30冊、DVD5枚をブックオフ、靴2足捨てる・・・・など、大雨で集中力が抜群な日に一気に行いました。ついでに玄関のインテリアもプチリニューアル。便乗スッキリしました。ありがとうございました。


★Quesley Event 9.29(火)東京 『話し上手は、聴き上手』開催!

img_library57




質問力をつけよう!『1000問の質問集』 大好評発売中!
IMG_9143 (1)