「仕事分担がフェアでないように感じることについて」がテーマでした。自分だけがやっているような感じがするそうです。遊ぶ予定を削ったり、仕事中に眠くなったり、他の部分も影響が出てしまっているとか。
 たいていそう感じる人は、人のためにやってあげたいと思う能動的なタイプです。また、得意な箇所としては、最後の工程となる編集作業だったりします。こちらのクライアントさんもやはりそうでした。HPや写真の編集など出来るそうです。

 他の2人は、ムードメーカー、文章力があるなど、思想面で能力を発揮しているように思えるそうです。しかしそうは思うけどモヤモヤするとか。どう考えたら、モヤモヤはスッキリするでしょうか?

 策としては、自分が抱え過ぎないで、依頼できるものは振るというのがあるでしょう。しかし、結局はクオリティーに関しても、一番意見を出すのがクライアントさんのようなので、頼んだとしても、また自分のやることが増えてしまったりしそうです。締め切りに関しても、これまでの様子からして、のんびりしていそうだとのこと。

8150211019_46210af9e3_b 私もそういう想いを何度か抱いたことがあります。策としては、自分が全てをしきってしまおうと決めるか、相手が提出するまで、のんびり待つか、2つの方法を試してみました。

 相手がいないとできないことに関しては、相手のペースを待てるようになったら、ストレスがなくなりました。私がかなりのせっかちだったのですね。(笑)待つことができると作品のクオリティーも上がりました。その上、相手を尊敬できることがいっぱい見えてきたので、本当によかったです。締め切りは、「でき上ったときが締め切り」というのが、今の私のやり方です。

 一方、自分ひとりで仕切ってもいいし、だけれども、みんなの意見も訊いてみてみたほうがいいバージョンもあります。
 「みんな、やらないもんですね〜」と、愚痴を知人に話したとき、こんなことを言われました。「みんな結構、ひとごとなんだよ」と。私の気持ちを代弁してくれたことで、なんだか吹っ切れました。(笑)自分が熱血タイプなんだと気づき、これからもやろう! と思えたらもっと楽しくなりました。

 となると、今度は自分の見直しが始まりました。
 「そもそも、そこまでやらなくてもいい、というところまでやっているかもしれない。もっと、削れるところがあるはず」と、シンプルにすることについて考えてみたのです。

 やりすぎているところ、こだわりすぎているところをそぎ落とし、シンプルにしていく作業に入りました。
 結果、「人に振るほどのことでもなかった!」と気づき、すごく楽になりました。

 クライアントさんに、経験談をシェアすると、まさに合点がいったようでした。
 人に仕事を振るまえに、まずは自分の作業をシンプルにしてみることを考える。それでも無理があるのなら、頼まないとできないということで、今度は自然に頼みやすくなるのではないかと思います。

★Quesley Event 9.29(火)東京 『話し上手は、聴き上手』開催!

img_library57




質問力をつけよう!『1000問の質問集』 大好評発売中!
IMG_9143 (1)