自分がやることは何か? 明確にしたいというセッションでした。90日コーチングの最初に質問集をして頂くのですが、たいてい動きがある質問があります。
「やろうと思っていて、やっていなかったこと10個はなんですか?」という質問です。これに答えながら、「あれ、今できるじゃん!」と気付き、セッションの前に片してしまう人は少なくありません。今回のクライアントさんもそうでした。
「考えていることは、出してみるとわかるもんですね〜」とつくづくおっしゃっていました。それで、さらに書きだした項目9つというのを挙げてみたとのことで、そのことについてセッションのテーマにすることになりました。
その中に、「ワークの続きをしたい」というのがありました。どうやら、ある講座を休んでしまった日に行われたようなので、続きがどうなっているのか? 気になっていたとのこと。
「○○の先は一体、何だったのだろう? と思って、気になるんですよね」
「実際にやったひとに訊いてみたらどうでしょう?」
「あ、そうか! そうすれば続きができますね」
と、あっさり解決です。自分の中で、「訊いてみればいい」という選択肢が思いつかなかったのでしょう。自分の思い込みで、人は考えることや行動することを止めてしまうこともあるものです。
次のリストは「ヨガをすること」でした。
「ヨガに行きたいけれど…体が固くて迷惑かと思って、なかなか行けないんですよ」
「みんな自分のポーズをとるのに必死で、他人のことを見られる余裕があるのは、先生しかいないものですよ」
「え! そうなんですか。だったら、行けそうです」
こちらもあっさり解決です。
次に、ひとり旅、ひとりで飲み屋へ行く、ひとりでカフェに行く…など、「ひとりシリーズ」が続いていました。
それぞれ、どこに行きたいのか? お話しを伺ったあと、「ところで、なぜひとりで…なんでしょうね?」と、さらに深層心理を考えてみることにしました。とくに、ひとり飲み屋は、お酒が好きではないのに、そう書いていたのです。
「まあ、ひとりでBARに行くような人って、なんかオシャレですよね」と私が言うと、「わかった、オシャレになりたいんですね、私」とクライアントさんが気付きました。
「ひとりでいろいろなところへ行ける」というライフスタイルに、どことなくオシャレでいいな〜という風にクライアントさんが思っていたということだったのです。カフェに関して、クライアントさんは、「いつもの○○でいいや」と自分が知っていて安心できる選択をしがちだとのこと。
その話で、私は最近の家族とのやり取りを思い出しました。母が眼鏡を買うにあたり、私と妹で選んだものを見てほしいとのことで、お買いものについて行くことになりました。
選んでいた眼鏡をかけてもらうと、いつもと変わらない、「まあ、似合うんじゃないの」という感じのものでした。度を上げるついでに買い直す的なお買いものだったので、今までの延長線上でどうやら選んだもののようです。
ところが私が、「ちょっとこれもかけてみて」とダークブラウンの細い鼈甲のメガネで、脇にスワロフスキーがキラキラしているものを差し出しました。掛けてみると…。
「お! マイナス20歳!」と思わず叫んでしまいました。(笑)私にも掛けてほしいとのことで、両方かけてみると、鼈甲は普段よりもオシャレに映り、いつもと変わらない方は、私も妹もプラス10歳と老けこんで映りました。(笑)
思いがけず、新しい眼鏡が選択の対象となり、ランチでも食べながら検討して、またメガネ屋へ戻ることにしたのです。
「私だったら、断然鼈甲だね」
「んー。Mちゃんはどう思う? あなたの押しがないわ」
妹はわりとシビアなところがあるので、母が妹押しも欲しかったようです。(笑)
「そうね〜。どっちもいいけど、まあ、鼈甲の方は、こっちを選ぶ人のほうが人生楽しそうだよね」と妹。
私も母も思わず、うまいこと言うなと思い、噴き出してしまいました。母は、背中を押されたようでした。
その夜、母からメールが着て、「眼鏡を変えたので、ファッションも変えてみたいと思います!」と書いてありました。
「人生を楽しそうにしている人がする選択」。
クライアントさんにそう話すと、「それ、いいですね〜。私もそうやって選んでいきたいですね〜」とおっしゃいました。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
今日はどんな選択をしましたか?
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「やろうと思っていて、やっていなかったこと10個はなんですか?」という質問です。これに答えながら、「あれ、今できるじゃん!」と気付き、セッションの前に片してしまう人は少なくありません。今回のクライアントさんもそうでした。
「考えていることは、出してみるとわかるもんですね〜」とつくづくおっしゃっていました。それで、さらに書きだした項目9つというのを挙げてみたとのことで、そのことについてセッションのテーマにすることになりました。
その中に、「ワークの続きをしたい」というのがありました。どうやら、ある講座を休んでしまった日に行われたようなので、続きがどうなっているのか? 気になっていたとのこと。
「○○の先は一体、何だったのだろう? と思って、気になるんですよね」
「実際にやったひとに訊いてみたらどうでしょう?」
「あ、そうか! そうすれば続きができますね」
と、あっさり解決です。自分の中で、「訊いてみればいい」という選択肢が思いつかなかったのでしょう。自分の思い込みで、人は考えることや行動することを止めてしまうこともあるものです。
次のリストは「ヨガをすること」でした。
「ヨガに行きたいけれど…体が固くて迷惑かと思って、なかなか行けないんですよ」
「みんな自分のポーズをとるのに必死で、他人のことを見られる余裕があるのは、先生しかいないものですよ」
「え! そうなんですか。だったら、行けそうです」
こちらもあっさり解決です。

それぞれ、どこに行きたいのか? お話しを伺ったあと、「ところで、なぜひとりで…なんでしょうね?」と、さらに深層心理を考えてみることにしました。とくに、ひとり飲み屋は、お酒が好きではないのに、そう書いていたのです。
「まあ、ひとりでBARに行くような人って、なんかオシャレですよね」と私が言うと、「わかった、オシャレになりたいんですね、私」とクライアントさんが気付きました。
「ひとりでいろいろなところへ行ける」というライフスタイルに、どことなくオシャレでいいな〜という風にクライアントさんが思っていたということだったのです。カフェに関して、クライアントさんは、「いつもの○○でいいや」と自分が知っていて安心できる選択をしがちだとのこと。
その話で、私は最近の家族とのやり取りを思い出しました。母が眼鏡を買うにあたり、私と妹で選んだものを見てほしいとのことで、お買いものについて行くことになりました。
選んでいた眼鏡をかけてもらうと、いつもと変わらない、「まあ、似合うんじゃないの」という感じのものでした。度を上げるついでに買い直す的なお買いものだったので、今までの延長線上でどうやら選んだもののようです。
ところが私が、「ちょっとこれもかけてみて」とダークブラウンの細い鼈甲のメガネで、脇にスワロフスキーがキラキラしているものを差し出しました。掛けてみると…。
「お! マイナス20歳!」と思わず叫んでしまいました。(笑)私にも掛けてほしいとのことで、両方かけてみると、鼈甲は普段よりもオシャレに映り、いつもと変わらない方は、私も妹もプラス10歳と老けこんで映りました。(笑)
思いがけず、新しい眼鏡が選択の対象となり、ランチでも食べながら検討して、またメガネ屋へ戻ることにしたのです。
「私だったら、断然鼈甲だね」
「んー。Mちゃんはどう思う? あなたの押しがないわ」
妹はわりとシビアなところがあるので、母が妹押しも欲しかったようです。(笑)
「そうね〜。どっちもいいけど、まあ、鼈甲の方は、こっちを選ぶ人のほうが人生楽しそうだよね」と妹。
私も母も思わず、うまいこと言うなと思い、噴き出してしまいました。母は、背中を押されたようでした。
その夜、母からメールが着て、「眼鏡を変えたので、ファッションも変えてみたいと思います!」と書いてありました。
「人生を楽しそうにしている人がする選択」。
クライアントさんにそう話すと、「それ、いいですね〜。私もそうやって選んでいきたいですね〜」とおっしゃいました。

今日はどんな選択をしましたか?


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