相手の言葉に惑わされたり、本当は言いたいことを我慢していることだったり、特に家族感でのコミュニケーションに悩んでいたクライアントさんでしたが、ついに切り替えが早くなられたようです。セッションのなかで、そのときの状況について、ニュートラルな観点からはどう捉えるか? について考えてきたり、自分が何を望んでいるのか? も言葉にしてみたり。
「自分がいつも何を望んでいるか?」。それは「相手に理解してほしい」というシンプルなところでした。それを相手がしてくれない。結局そこに苛立ちを感じていらしたのだと思います。
ところが、相手(パートナー)にそのことを言わなかったのです。ずっと。しかし、前回のセッションの翌日にタイミングが訪れ、相手に「こうして欲しい」という要望を言えたところから、相手は初めて謝ってきたとのことでした。クライアントさんは、実は「謝ってほしい」とも思っていたようで、心の中で密かにガッツボーズのようでした。
パートナーとしてこれからはどういう関係でいるか? について約束も交わし、これまでたびたび起こっていた冷戦状態に終止符がうたれたようです。
クライアントさんは、その後切り替えがはやくなったとのこと。「いい自分だったらどうするんだろう」と質問を投げかけて、いい自分(愛のある自分)の選択を、面倒くさいと少し思ったとしても、とっていくようにしているそうです。むっとすることもあるけれど、「忘れたいよね」と自分に声をかけて、忘れることもでき、後を引かなったとのことでした。
この大きな変化について、クライアントさんは、「すごいこと!」と驚かれていました。
さて、相手にも感情を揺さぶられることなく、ニュートラルな感じで居られるようになった今、何を必要と感じたのか?
これまで苦手だからで手をつけていなかったところにも、積極的に克服してみようと思える気持ちが芽生えてきたようです。「何が欠けているんだろう?」という質問を自分にしても、自分を責める方向にならず、だったら取り組んでみよう! というような感じです。
「もう一歩踏み出すコミュニケーションについて」というテーマでした。漠然としていたので、まずは具体的にどこが気になっているのか? 質問をして聴いていきました。
「相手の反応が気になる。こういう答えを相手は望んでなかったらどうしようとか。意見を言うよりも、話を聞いちゃう方が多い。私もこうだよと考えている間に、お話し泥棒もされやすい。それでは、意見を持っていない人に思われているのではないか?」
「聴き側になるというのは、話を聞いてあげているとも言えますが、そんな心境とは違いますか?」
「私は話をさせてあげている、というよりも、意見にのっていっていない感じですね。反応が遅いのかもしれない。意見を持っているように思われたいですね」
「例えばどんな場面ですか?」
「共感をするときに、私もこう言うことがあってね、と経験談をすぐに話せたり」
「なるほど、相手の気持ちに共感するような話をしたいってことですね」
「そうです。でも、自分の気持ちについて、どうしてそう思ったのか? ってあまり考えたことがないかもしれません」
それからクライアントさんが思い出したのが、子供のころのことでした。子供のころから、おしゃべりがあまりできないし、表現力も乏しいということが、コンプレックスだったということです。
「コンプレックスだったところ。ここに取り組むことでまた変化がありそう!」とクライアントさんがおっしゃいました。
「子供のころの願いを大人の自分が叶えてあげる」そんな印象を受けました。インナーチャイルドの願いを叶えてあげたら、またクライアントさんのところに幸せが舞い降りそうです!
かくいう私も、描写力、脚色力、語彙力…が乏しく、ここ数年相当悩んでいました。
自分のコンプレックスに取り組んだことで、自信にもつながりましたし、なにしろ人生が色彩豊かになったように感じます。今でもまだまだで、日々ブログを書きながらのトレーニングは続いています。
新しい言葉を覚える必要もなく、「青い空」と書くのか、「コバルトブルーの空」と書くのか? 知っている言葉をより響きの美しいものを選んでいくという細かい作業に取り組むだけでも、変化していくものです。
私のやってきた言葉の磨き方をクライアントさんに、色々とシェアしました。「楽しく取り組めそう!」と嬉しそうでした。ドイツ語圏に住んでいらっしゃるので、ドイツ語の語彙も増やしていきたいそうです!
子供の頃の願いを叶えるのは、大人の自分しかいないのです。子供の頃に願っていたことに耳を傾けることも、自分を幸せにするための鍵ですね。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
言葉を選んで使っていますか?
「自分がいつも何を望んでいるか?」。それは「相手に理解してほしい」というシンプルなところでした。それを相手がしてくれない。結局そこに苛立ちを感じていらしたのだと思います。
ところが、相手(パートナー)にそのことを言わなかったのです。ずっと。しかし、前回のセッションの翌日にタイミングが訪れ、相手に「こうして欲しい」という要望を言えたところから、相手は初めて謝ってきたとのことでした。クライアントさんは、実は「謝ってほしい」とも思っていたようで、心の中で密かにガッツボーズのようでした。
パートナーとしてこれからはどういう関係でいるか? について約束も交わし、これまでたびたび起こっていた冷戦状態に終止符がうたれたようです。
クライアントさんは、その後切り替えがはやくなったとのこと。「いい自分だったらどうするんだろう」と質問を投げかけて、いい自分(愛のある自分)の選択を、面倒くさいと少し思ったとしても、とっていくようにしているそうです。むっとすることもあるけれど、「忘れたいよね」と自分に声をかけて、忘れることもでき、後を引かなったとのことでした。
この大きな変化について、クライアントさんは、「すごいこと!」と驚かれていました。
さて、相手にも感情を揺さぶられることなく、ニュートラルな感じで居られるようになった今、何を必要と感じたのか?
これまで苦手だからで手をつけていなかったところにも、積極的に克服してみようと思える気持ちが芽生えてきたようです。「何が欠けているんだろう?」という質問を自分にしても、自分を責める方向にならず、だったら取り組んでみよう! というような感じです。

「相手の反応が気になる。こういう答えを相手は望んでなかったらどうしようとか。意見を言うよりも、話を聞いちゃう方が多い。私もこうだよと考えている間に、お話し泥棒もされやすい。それでは、意見を持っていない人に思われているのではないか?」
「聴き側になるというのは、話を聞いてあげているとも言えますが、そんな心境とは違いますか?」
「私は話をさせてあげている、というよりも、意見にのっていっていない感じですね。反応が遅いのかもしれない。意見を持っているように思われたいですね」
「例えばどんな場面ですか?」
「共感をするときに、私もこう言うことがあってね、と経験談をすぐに話せたり」
「なるほど、相手の気持ちに共感するような話をしたいってことですね」
「そうです。でも、自分の気持ちについて、どうしてそう思ったのか? ってあまり考えたことがないかもしれません」
それからクライアントさんが思い出したのが、子供のころのことでした。子供のころから、おしゃべりがあまりできないし、表現力も乏しいということが、コンプレックスだったということです。
「コンプレックスだったところ。ここに取り組むことでまた変化がありそう!」とクライアントさんがおっしゃいました。
「子供のころの願いを大人の自分が叶えてあげる」そんな印象を受けました。インナーチャイルドの願いを叶えてあげたら、またクライアントさんのところに幸せが舞い降りそうです!
かくいう私も、描写力、脚色力、語彙力…が乏しく、ここ数年相当悩んでいました。
自分のコンプレックスに取り組んだことで、自信にもつながりましたし、なにしろ人生が色彩豊かになったように感じます。今でもまだまだで、日々ブログを書きながらのトレーニングは続いています。
新しい言葉を覚える必要もなく、「青い空」と書くのか、「コバルトブルーの空」と書くのか? 知っている言葉をより響きの美しいものを選んでいくという細かい作業に取り組むだけでも、変化していくものです。
私のやってきた言葉の磨き方をクライアントさんに、色々とシェアしました。「楽しく取り組めそう!」と嬉しそうでした。ドイツ語圏に住んでいらっしゃるので、ドイツ語の語彙も増やしていきたいそうです!
子供の頃の願いを叶えるのは、大人の自分しかいないのです。子供の頃に願っていたことに耳を傾けることも、自分を幸せにするための鍵ですね。

言葉を選んで使っていますか?
コメント