「人と一緒だと相手に合わせる方が楽で、そうすることが多い。相手に合わすのは、自分のことを主張したり伝えることを面倒と思って怠けていたり、うまく伝わらなくて諦めたりということがあったからとも思えます。また、相手に合わす方が効率的で時短という理由もあります。相手を尊重して受け入れつつも、自分のこともおざなりにしないようなコミュニケーションについて考えたい」というテーマのセッションでした。

 要するに、相手にあわせるか、1人でいいやとなるか。面倒くさいからそうします、的な感じのようです。面倒くさい場合をさらに掘り下げていくと、「目的がない場合。最近会ってないから会おうよ。他の人でもいいんじゃない」と思ってしまうときのようです。そんな日は、家に帰ってぐったりとしてしまうようでした。
 とくに面倒だと感じる時は、「いつも昔話」になってしまう場だそうです。おばあちゃんになってから、「昔わね〜」と振り返るのは、かわいいですが、若年寄みたいな状態です。(笑)でも、久々に会ったりすると、共通点がそこくらいの場合もあるでしょう。

 クライアントさんのお話しを聞きながら、私はそういった場があまりないなぁと思いました。段々と、行かない選択をしてきたのもあります。今、私が人と会う時は、向こうから必要がられて呼ばれるようなことが多いです。買い物に付き合ってほしい、と言うのはよくあります。話をまとめたり、色々な視点から物事を考えたり、背中を押してほしいようです。それにつきあうのは、自分が買い物をしなくても、私にとっては充実した時間を頂けたような気になります。

 ある日、大学時代の友達同士子供連れで会う機会がありました。私だけ子供がいないので、居にくさも感じたのですが、「皆の話を聞きに行こう」という目的にして、友人の家へ行きました。すると、そこの娘さん8歳が、私のことを待っていたというのです。「ひとみさん、オシャレだから、私の洋服ダンスのコーディネート見て欲しいの」とお願いされました。もちろん喜んで、彼女の部屋にお邪魔して、全ての服の組み合わせを考えてあげたのでした。「これでライバルに勝てる!」と思えたのか、嬉しそうでした。(笑)

 つまり、私の体験からすると、私は相手に合わせているとも言えると思います。自分の好きなことを生かすことが、相手を喜ばすことにつながっていて、私の喜びにもつながるのです。

00399235 自分が変われば、お誘いが変わるのです。クライアントさんも自分の「コレ」を見つけるときなのかもしれません。相互の間でいい時間を過ごすことができるでしょう。

 相手に合わせることが、どちらかというとネガティブな印象をお持ちのようでしたが、きっと「合わせること」はクライアントさんのなかでも、よしとしている価値観だからこそ、これでいいのかな? と迷いが生じているのかもしれません。
 「相手に合わせる」というと、受け身的ですが、「相手に寄り添っている」と言葉を変えれば、能動的な感じです。きっといい時間を過ごしたと感じられるのだと思います。それはクライアントさんが、本当はしたいことです。

 クライアントさんは、趣味で自分の体験や感想をシェアするブログを書いているそうです。あるとき陶芸のことをブログに書いたら、その陶芸家さんが喜んでくれたということがあったそうです。記事を書くことで、人を喜ばせることができるというのは、クライアントさんができる1つのことですね。

 段々と話しながら、「相手に喜んでもらえてよかった」と感じられることが、クライアントさんも喜べることへと繋がっていることが見えてきました。そんな時間が人生の中で多くなれば、生きがいへと繋がることでしょう。

 自分的にあまりいいエネルギーを感じられない場は、ひとまず距離を置くようにして、自分が「相手が喜んでくれてよかった」となるために、自分を磨いていくことで、引き寄せる出逢いも変化するのだと思います。

 セッション後、メールを頂きました。

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 今日の新月は、「過去を振り返ったところで、得られるものは何ひとつない」という意味があるそうです。ズレが生じている過去の人間関係に心置きなく距離を置くことにします(笑)めっちゃ面白いシンクロでした。

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 セッションの中で、捉え方が受け身から能動的に変化しました。能動的に生きていくことは、人生を豊かにするのだと思います。

 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

自分の周りにどんな人が集まっていますか?