自宅であるお教室をされているクライアントさんとのセッションでした。2年半前の最初のセッションでは、「どれもこれも中途半端な気がする、打ち込めるものがない」ということがテーマでした。
 その後のセッションでは、思い込みを手放していったり、内面を見ていくセッションでした。やがて、やりたいことも2つに絞られました。
 ところが、「深めていくスイッチが入らないのはなぜか?」を考えてみたこともありました。それを払しょくしたのは、昨年の夏ころからの「思いついたことは全部やろう!」という発想です。
 どんどん行動してみたことで、楽しい気持ちが湧いてきました。しかし、主にしていることと言えば、他人から依頼されて手伝いばかりの自分にハタと気付き、自分としてはやっぱり自分の人生を生きていきたい! というところに行動してみて、わかったのです。これは、クライアントさんを変える大きな気づきでした。
 それ以来、「行動状態」にスイッチが入り、セッションで扱うテーマも変化してきています。

 今回のセッションは、教室のあり方、イベント、ブログ…伝え方の悩みについて。

 教えている最中に口を挟んでくる生徒さんがいて、生徒さんの考え方も尊重したいし、悪いかなと思い、「それもそうですね」と自分が言おうとしていることを止めて、受け止めているようです。「受け止める」と決めていれば、自分の精神衛生上も悪くないのでしょうが、クライアントさんは、そのやりとりが、なんとも心地悪さを感じていらっしゃいました。なぜならば、「他人に翻弄されるところがある」と自覚をされているからです。

 私が、「『ちょちょちょ、ちょっと待ってください、まだやってます!』と言えばいいんじゃないですか?」と言うと、笑っていらっしゃいましたが、ご本人、そう言いたかったようです。(笑)
 これまでのセッションでも「言えない」ということが、何度かありましたが、やはり経験を積むしかないでしょう。試行錯誤しながら、行動を変えることで、恐れも段々と手放していけるという自然な流れです。

 「相手の気持ち、言葉を受け止めてから、こちらの意見を伝える」を守りながら、自分の意見も言っていけばいいのです。自分のことを伝えないことの方が多いから、相手にせっかちにされるような関係性を生んでしまうこともあるでしょう。

 もうひとつ同じようなケースがありました。あるところとコラボの企画を考えていらっしゃるようですが、相手が熱心に「いつですか、いつですか?」とやはりせかされているように感じるようです。
 「相手は、段取りがスムーズに行くように、言ってくださっているのでしょう」と私が伝えると、クライアントさんは、自分がせかされていると感じていて、相手のことがあまり見えていなかったようです。「こちらがあらかじめ、計画表を出すこと」。これで、問題は解決するでしょう。クライアントさんも、相手の方もスムーズに心地よく進められると思います。ビジネスの場では当たり前のようなことですが、個人事業でやっていると、ふとおろそかになりやすいところです。

vcm_s_kf_repr_633x822 次に、生徒さんに「展覧会に出ませんか?」ということを薦めたら、「はあ、まあ・・・」と生徒さんが答えたことで、「本当は出たくないのかな? こちらが無理矢理薦めたかしら?」と思ったようです。どうすれば、生徒さんに楽しくお薦めすることができるのか? と言うことで悩んでいらっしゃいました。

 確かに、誘い方というのは、楽しい雰囲気を相手が感じられるかどうか? の言葉に掛っているところもあります。「これに出ると、これこれメリットがあります」という言い方よりも、「いやいやいや、あれはヤバイね」と、心に届く感じが、通じてしまうこともあるのではないかと。(笑)

 クライアントさんは、そのことを体験することでの「達成感!」について、語っていらっしゃいました。きっとそのままを生徒さんに伝えればいいのではないかと思います。

 それともうひとつ、その展覧会に出展するのに、材料などは実費というところに、生徒さんが負担に感じないか? も懸念されていました。
 「自分を磨くには自己投資は必要な物。自己投資しない人は磨かれない」と私が言うと、「はい、その通りでございます(笑)」と返ってきました。クライアントさんこそ、生徒さんができるまで、自分の技を磨いてきた方です。そのことに自信を持っていいのではないでしょうか。自分を磨き続けることで、人生が楽しくなっているのですから。

 最後に、今年から毎日始めたブログについてです。年末にコンセプトがはっきりしていて、オシャレ感のあるタイトルを、クライアントさんが自分でつけられて、いいスタートが切れました。1ヵ月近く続けてみて、「誰に読んでほしいのか?」がよくわからなくなったということでした。

 「お稽古をやってみたいと思う生徒さん、作品を飾ってみたいと思うオーナーさんに向けて、『私はこのような作品を作っています』を見せていくということじゃないですか?」とフィードバックすると、腑に落ちたようでした。

 クライアントさんは、「それに興味がある人」というところを見ていたようなので、どこまで書いていいか?がわからなくなっていたようです。調べあげすぎて、焦点がぼやけてしまうと、本当に読みたい方に届かなくなってしまうでしょう。確かに、最初によくありがちな迷いです。

 セッションが終わってからご感想を頂きました。

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今日もセッションありがとうございました!
スコンスコンと音を立てて倒れているものは起き上がり
不要なものは捨てさられ、必要なものがくっきりした感じです。
あれから予定表を書き、ブログを書きました。
どこに向けて書くかがはっきりとしたので、書きやすくなりました。

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私も、今年の発展がとても楽しみです!
その後、ブログのURL入りの名刺を趣味的に作り、プレゼントさせていただきました!
こちらがその名刺です。


今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

何が揃うと、やりやすくなりますか?