90日コーチングの全6回のセッションを月1回以上の間隔で受けていらっしゃる場合、こちらからなにも言わないので、ふとすると数カ月空いたりします。それで、久々にご依頼頂いたと思ったら、その間、骨折されていたようで?!
そもそも「自分が何をしたいかわからない」というテーマでご依頼いただいて、映画『イエスマン』のように、人からの提案もNOと言い続けて、行動をしていないからわからないんだ、ということが見えてきて、「脱NOマン」が最初の課題となりました。
それでクライアントさんは、友達の提案でマラソンを始めることになり、ウエアーを揃えたり、ジョギングをしたり、色々楽しくなってきた頃、ジムのトレッドミルでランニングもするようになったようです。ある日、トレッドミルで走りながら、私とのセッションでも聴こうと思い、イヤホンをセットしようと思ったら、スマホを落とし、拾おうとしてバランスを崩し、骨折してしまったそうです。
それから2か月。すっかり治られたクライアントさんは、気づいたことをシェアしてくださいました。
「動けなくなって初めて気づいたことがいっぱいありました。杖をついているのに、意外と周りを観ていない人も多く、席を譲ってもらえなかったり、自分もそういうことがあるから注意しようと思ったし、それに、せかせかしなくても、間に合うことも多いと気づいたし、実家に帰ったら母も嬉しそうでしたし!」と。クライアントさんの声が、とても明るい印象でした。
最初のテーマは、「物静かで、何を考えているかわかりにくいタイプが苦手。どうすればうまく行くか?」でした。 以前、打ちとけたこともあったようなのですが、気づけばまた元に戻ってしまったようです。話していくうちに、クライアントさんが自分で勝手に「相手はシャッターを閉めたぞ」と決めつけ、遠慮しながら話しているということが見えてきました。それが自分も疲れさせていたようです。
「逆の立場だったら、閉まっていると勝手に想像されては嫌ではないか?」と視点を変えて考えてみたら、「誤解されているな〜。やだなと思います」と、クライアントさんが自分の態度を客観視して気づきました。つまり、自分の態度が鏡となって跳ね返っていたということです。クライアントさんの苦手な2人が教えてくれたのです。「相手はどうあれ、自分がオープンでいること。普通に喋ろう」と、自分の行動を変えるところが見えてきました。
次は、会社での面談のことでした。クライアントさんは、特にやりたいことが見つからなくて、目標面談は苦手にしていたのですが、「やることをしっかり出来ているから、今のままでいい」とトップの2人に言われたようなのです。直属の上司には「目標を決めないと」と言われてきたので、驚いたようでした。だけれども、クライアントさんのなかでモヤモヤが残ったそうなのです。
「今は日々のことに集中する時期とするのか、やはり未来へ向けたアクションをひねり出すのか?」と。
トップの2人には、企画やサービスの仕事、新入社員の頃のように、いろいろとリサーチに出かけてみたら? など提案されたようでした。
しかし、「サービス部門はしんどいな」と思い、「何であの時の情熱がないのだろう?」と考え込んでしまったようでした。それを聴いて、私はすかさずフィードバックしました。
「またNOマンになってません?!」
クライアントさん、「とほほ」となっていました。「何であの時の情熱がないのだろう?」について考え始めてしまい、そうなるとループです。骨折で1回休みになって、次のサイコロの目で、「振り出しに戻る」になってしまったかのようです。
なぜ出来ないのか?の理由も考えつつ、行動もしてみれば、現実は変化していきますが、行動なしで、理由だけ探していても、現実は変わらないのではないでしょうか。
「またNOマンとは、素直じゃないところがありますね」
「そうなんです…。足を怪我したとき、ジムの人は休日診療も勧めてくれたんですけど、『ねんざだと思うので、歩いて帰れます』と言ったんですよね〜。決めつけてしまって、相手の提案を聞き入れていないですね…」と。
これでは、クライアントさんの毎日の習慣が「受けとり拒否」状態です。せっかく、YESマンになりつつあったのに、また戻ってしまいました。これからの課題として、習慣になるまで「受け取り日記」をつけることを決めました。
最初の人間関係の悩みにもつながりました。相手がシャッターを閉めていると勝手に想像していたのが、自分もそうだったと言うことです。苦手と感じるところは、自分の何かとつながっているものです。
「受け取り日記」をつけて、受け取っているものを意識する習慣をつけていくこと。習慣づけるには、行動を繰り返すことしかありません。 「受け取ります!」という習慣で、運がいいなと思うことが増えていくと思います。
追伸:習慣づけで検索していたら、今見つけました。
★21-day Routine というアプリもあるようです。
そもそも「自分が何をしたいかわからない」というテーマでご依頼いただいて、映画『イエスマン』のように、人からの提案もNOと言い続けて、行動をしていないからわからないんだ、ということが見えてきて、「脱NOマン」が最初の課題となりました。
それでクライアントさんは、友達の提案でマラソンを始めることになり、ウエアーを揃えたり、ジョギングをしたり、色々楽しくなってきた頃、ジムのトレッドミルでランニングもするようになったようです。ある日、トレッドミルで走りながら、私とのセッションでも聴こうと思い、イヤホンをセットしようと思ったら、スマホを落とし、拾おうとしてバランスを崩し、骨折してしまったそうです。
それから2か月。すっかり治られたクライアントさんは、気づいたことをシェアしてくださいました。
「動けなくなって初めて気づいたことがいっぱいありました。杖をついているのに、意外と周りを観ていない人も多く、席を譲ってもらえなかったり、自分もそういうことがあるから注意しようと思ったし、それに、せかせかしなくても、間に合うことも多いと気づいたし、実家に帰ったら母も嬉しそうでしたし!」と。クライアントさんの声が、とても明るい印象でした。
最初のテーマは、「物静かで、何を考えているかわかりにくいタイプが苦手。どうすればうまく行くか?」でした。 以前、打ちとけたこともあったようなのですが、気づけばまた元に戻ってしまったようです。話していくうちに、クライアントさんが自分で勝手に「相手はシャッターを閉めたぞ」と決めつけ、遠慮しながら話しているということが見えてきました。それが自分も疲れさせていたようです。
「逆の立場だったら、閉まっていると勝手に想像されては嫌ではないか?」と視点を変えて考えてみたら、「誤解されているな〜。やだなと思います」と、クライアントさんが自分の態度を客観視して気づきました。つまり、自分の態度が鏡となって跳ね返っていたということです。クライアントさんの苦手な2人が教えてくれたのです。「相手はどうあれ、自分がオープンでいること。普通に喋ろう」と、自分の行動を変えるところが見えてきました。
次は、会社での面談のことでした。クライアントさんは、特にやりたいことが見つからなくて、目標面談は苦手にしていたのですが、「やることをしっかり出来ているから、今のままでいい」とトップの2人に言われたようなのです。直属の上司には「目標を決めないと」と言われてきたので、驚いたようでした。だけれども、クライアントさんのなかでモヤモヤが残ったそうなのです。
「今は日々のことに集中する時期とするのか、やはり未来へ向けたアクションをひねり出すのか?」と。
トップの2人には、企画やサービスの仕事、新入社員の頃のように、いろいろとリサーチに出かけてみたら? など提案されたようでした。
しかし、「サービス部門はしんどいな」と思い、「何であの時の情熱がないのだろう?」と考え込んでしまったようでした。それを聴いて、私はすかさずフィードバックしました。
「またNOマンになってません?!」
クライアントさん、「とほほ」となっていました。「何であの時の情熱がないのだろう?」について考え始めてしまい、そうなるとループです。骨折で1回休みになって、次のサイコロの目で、「振り出しに戻る」になってしまったかのようです。
なぜ出来ないのか?の理由も考えつつ、行動もしてみれば、現実は変化していきますが、行動なしで、理由だけ探していても、現実は変わらないのではないでしょうか。
「またNOマンとは、素直じゃないところがありますね」
「そうなんです…。足を怪我したとき、ジムの人は休日診療も勧めてくれたんですけど、『ねんざだと思うので、歩いて帰れます』と言ったんですよね〜。決めつけてしまって、相手の提案を聞き入れていないですね…」と。
これでは、クライアントさんの毎日の習慣が「受けとり拒否」状態です。せっかく、YESマンになりつつあったのに、また戻ってしまいました。これからの課題として、習慣になるまで「受け取り日記」をつけることを決めました。
最初の人間関係の悩みにもつながりました。相手がシャッターを閉めていると勝手に想像していたのが、自分もそうだったと言うことです。苦手と感じるところは、自分の何かとつながっているものです。
「受け取り日記」をつけて、受け取っているものを意識する習慣をつけていくこと。習慣づけるには、行動を繰り返すことしかありません。 「受け取ります!」という習慣で、運がいいなと思うことが増えていくと思います。
追伸:習慣づけで検索していたら、今見つけました。
★21-day Routine というアプリもあるようです。
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