「セールスアップのために何ができるのか?」というセッションでした。その人の思考によって、アイデアが小さくまとまったり、大きくなったりして、結果の違いが生まれると改めて感じたセッションでした。
クライアントさんの現状を共有しようと、店構えのことから、スタッフたちの接客について、まずお伺いしました。気になっている個所がクリアになったあと、ふとクライアントさんがおっしゃいました。「同じ会社なのですが、前の店と20万の差がついたりすると焦りますよね。比べないようにしようと思っても、目に入りますし…」と。
そこからさらに、ディスプレーの話へ進みました。
「マネキンは自分がやっているんです。ひとりでやっていると2,3週間そのままになってしまうこともあって、さすがにそれはまずいなと。スタッフたちに言うと、用意してくれれば、着せるようにするのでと言ってもらったんですが、店長業務もありますし、1日4体変えるのが精いっぱいなんです…」と。
どうやら、クライアントさんが一人で抱え込んでいるような感じが伝わってきました。スタッフたちにも手伝ってもらえそうですが、着せるところだけ。一番大事な案を考えるのは、自分だけという状況です。
私は、もっと協力してもらってもいいんじゃないかと思えてきたので、「前の店の売上がいいのならば、前の店の人にディスプレー手伝ってもらったら?」と言いました。
今まで敵対心を持っていたお店のスタッフの力を借りてみたらという提案は、クライアントさんの内面に深く光が当たりました。
「あ…。負けたくないという意識が、まだあることに気づきました」とクライアントさんはおっしゃいました。
今までは、自分が頑張ればいい立場でしたが、これからは部下の力を引き出すことが仕事です。人に仕事を振り、最大限に力を発揮するように関わり方を変えるのです。自分のアプローチを変えないと、次のステージに上がれないでしょう。
クライアントさんが、そこに気づかなくしていたのは、クライアントさんのなかの「勝ちたい自分がいる」というエゴのようなものでした。
私が店長の頃、人に仕事を振るところまではできても、相手の考えを引き出すことや、相手の才能を新たに見つけるというところまでは、至っていませんでした。そんなとき、身近にすごい店長がいて、その方のやり方を知ったとき、超ブレイクスルーが起きました。
その店長のお店は、VIPSALEのときになると、1日に1000万円の売上をたたくお店でした。私のところが、いくら頑張っても500万円のときにです。
その店長がすごいのは、「スカウト力」だったのです。他のお店で働いている人をスカウトして、自分のお店のスタッフにしていたのです!
私の中で、人の採用は会社を通して…という発想しかなかったので、自分で探しに行ってしまうことに、本当に驚きましたし、何だってありなんだな、と。自分の思考の狭さに気づかされました。
お陰でその考えは、色々なところで生かされました。例えば、同じテナントの店長さんとも仲良しになって、自店舗のVIPSALEにも来ていただいたりしました。意外と入りにくいと思っていた方もいらしたので、喜ばれたのです。こちらもセールスアップとなりますし、お互いに嬉しいことになりました。また、私の初期のクライアントになってくださったのは、同じ館の店長さんでした。
ディスプレーに関しても、自店舗のスタッフ以外にも、手伝ってもらったこともあります。他の人が入ったとしても、お店のゴールは共有されているので、争いにならず、いい刺激となり、さらに自店舗のスタッフの自由度も高まっていきました。
「自分よりもいいもの作られたら・・・」という敵対心は、「自分の力でやるしかない」となり、「他店の人の力を借りることは思いつかず」でストップしていたのです。
「負けたくないから、他の人にやらせない」と、垣根をどんどん作っていたら、きっと周りにもとっつきにくい感じになっていそうです。友好的ならば、それぞれが最大限の力を発揮していい世界です。また、人に仕事を頼むことで、ありがとうと言う機会も自然と増えます。頼まれた人も、助かってよかったと嬉しいものです。
人に頼むには、手順があって、相手の得意そうなことを頼むことです。そのためには、日頃から相手を観察するという準備も必要になってきます。
「準備と言えば、仕事の準備が出来ていないですね。毎朝起きると、なんか重いんです…」とクライアントさんがおっしゃいました。
自分ひとりで抱えているのですから、気も重くなるでしょう。あらかじめ相手と段取りを話し合って、誰かに仕事を振っていると、「自分にしか出来ないこと」を抱えているだけで、それほど重くはないでしょう。
集客したいと思っているのに、心に垣根を作っているということは、思っていることが叶いますので、「私ひとりでやる」が叶って、人は集まりにくいと思います。相手に頼める人のところに人が集まるのです。人の手も借りたいと思っているからです。
敵対心を手放して、友好的になる! ことがクライアントさんの課題になりました。
自分がスカウトマンになって、探そうとしているということは、自分が磁石となって、人が集まってくることでしょう。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
頼めることもありそうですか?
クライアントさんの現状を共有しようと、店構えのことから、スタッフたちの接客について、まずお伺いしました。気になっている個所がクリアになったあと、ふとクライアントさんがおっしゃいました。「同じ会社なのですが、前の店と20万の差がついたりすると焦りますよね。比べないようにしようと思っても、目に入りますし…」と。
そこからさらに、ディスプレーの話へ進みました。
「マネキンは自分がやっているんです。ひとりでやっていると2,3週間そのままになってしまうこともあって、さすがにそれはまずいなと。スタッフたちに言うと、用意してくれれば、着せるようにするのでと言ってもらったんですが、店長業務もありますし、1日4体変えるのが精いっぱいなんです…」と。
どうやら、クライアントさんが一人で抱え込んでいるような感じが伝わってきました。スタッフたちにも手伝ってもらえそうですが、着せるところだけ。一番大事な案を考えるのは、自分だけという状況です。
私は、もっと協力してもらってもいいんじゃないかと思えてきたので、「前の店の売上がいいのならば、前の店の人にディスプレー手伝ってもらったら?」と言いました。
今まで敵対心を持っていたお店のスタッフの力を借りてみたらという提案は、クライアントさんの内面に深く光が当たりました。
「あ…。負けたくないという意識が、まだあることに気づきました」とクライアントさんはおっしゃいました。
今までは、自分が頑張ればいい立場でしたが、これからは部下の力を引き出すことが仕事です。人に仕事を振り、最大限に力を発揮するように関わり方を変えるのです。自分のアプローチを変えないと、次のステージに上がれないでしょう。
クライアントさんが、そこに気づかなくしていたのは、クライアントさんのなかの「勝ちたい自分がいる」というエゴのようなものでした。
私が店長の頃、人に仕事を振るところまではできても、相手の考えを引き出すことや、相手の才能を新たに見つけるというところまでは、至っていませんでした。そんなとき、身近にすごい店長がいて、その方のやり方を知ったとき、超ブレイクスルーが起きました。
その店長のお店は、VIPSALEのときになると、1日に1000万円の売上をたたくお店でした。私のところが、いくら頑張っても500万円のときにです。
その店長がすごいのは、「スカウト力」だったのです。他のお店で働いている人をスカウトして、自分のお店のスタッフにしていたのです!
私の中で、人の採用は会社を通して…という発想しかなかったので、自分で探しに行ってしまうことに、本当に驚きましたし、何だってありなんだな、と。自分の思考の狭さに気づかされました。
お陰でその考えは、色々なところで生かされました。例えば、同じテナントの店長さんとも仲良しになって、自店舗のVIPSALEにも来ていただいたりしました。意外と入りにくいと思っていた方もいらしたので、喜ばれたのです。こちらもセールスアップとなりますし、お互いに嬉しいことになりました。また、私の初期のクライアントになってくださったのは、同じ館の店長さんでした。
ディスプレーに関しても、自店舗のスタッフ以外にも、手伝ってもらったこともあります。他の人が入ったとしても、お店のゴールは共有されているので、争いにならず、いい刺激となり、さらに自店舗のスタッフの自由度も高まっていきました。
「自分よりもいいもの作られたら・・・」という敵対心は、「自分の力でやるしかない」となり、「他店の人の力を借りることは思いつかず」でストップしていたのです。
「負けたくないから、他の人にやらせない」と、垣根をどんどん作っていたら、きっと周りにもとっつきにくい感じになっていそうです。友好的ならば、それぞれが最大限の力を発揮していい世界です。また、人に仕事を頼むことで、ありがとうと言う機会も自然と増えます。頼まれた人も、助かってよかったと嬉しいものです。
人に頼むには、手順があって、相手の得意そうなことを頼むことです。そのためには、日頃から相手を観察するという準備も必要になってきます。
「準備と言えば、仕事の準備が出来ていないですね。毎朝起きると、なんか重いんです…」とクライアントさんがおっしゃいました。
自分ひとりで抱えているのですから、気も重くなるでしょう。あらかじめ相手と段取りを話し合って、誰かに仕事を振っていると、「自分にしか出来ないこと」を抱えているだけで、それほど重くはないでしょう。
集客したいと思っているのに、心に垣根を作っているということは、思っていることが叶いますので、「私ひとりでやる」が叶って、人は集まりにくいと思います。相手に頼める人のところに人が集まるのです。人の手も借りたいと思っているからです。
敵対心を手放して、友好的になる! ことがクライアントさんの課題になりました。
自分がスカウトマンになって、探そうとしているということは、自分が磁石となって、人が集まってくることでしょう。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
頼めることもありそうですか?
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