Episode2は「ビジネスを続ける仕組みづくり」というタイトルですが、「仕組み」ってどのことを指していると思われますか?

 「お客様が商品を見つける〜購入〜リピートする仕組み」。
と思って私はタイトルにしたのですが、先日のブログを書きながら気づいたのは、「自分の本音に従うことは難しい」ということで、もしかしたら、私がシェアすべき「仕組みづくり」は、そちらの方なのだということです。

 「仕組みづくり」というと、「やっぱり、ブログ書かなくちゃいけないですよね〜」とおっしゃる方が100%と言っていいほどです。そうおっしゃるというのは、自分の伝えたいことが不明確なのかもしれません。

 私が、店長のときにブログを始めた経緯というのは、「お客様がお店に来なくても、お店のことを知ってもらいたい!」という伝えたいことがあったからです。それで、ツールとしてブログを使いました。そこがはっきりしていれば、この先どんなことがあろうとも、続けるのです。

 しかし、自分を貫くほどに出くわすのが、批判です。そこで、「それは相手の意見だから」と割り切ってスルーすると、また同じ批判に遭うことでしょう。そこを受け容れて、自分を改善していくようにしていくことが大切なのです。受け容れられないものを受け容れる力こそ、ビジネスが続く仕組みなのかもしれません。1/1500になった人たちは、そういうことなのかもしれません。

Fotolia_54753192_XS 店長のときに、2ちゃんに私のブログの評価が書かれていて驚きました。「店長のブログ面白いけれど、もっとファッションに特化して欲しい」と書かれていたのです。そのとき、私は自分がとても変化している最中だったので、こんな本を読んだとか、お店と関係ない個人的なことも書いていました。一瞬批判的な感じに受け取ったのですが、よくよく考えてみたら、「そりゃそうだ」と思えてきて、お店のブログは、ファッションに特化するようにしたのです。そうしたら、人気ブログラキングファッション1位になりました。

 独立してから、外部で講演を頼まれるようになりました。私が一番怖い瞬間というのは、アンケートを読むときでした。100人いたら、3人くらいは、批判的な意見が書かれているものです。「講師としての服装を考えて欲しい」とか、「喋りながら笑うのが耳についてしまって苦痛だった」とか、書かれていました。
 私はそこで、胸が締め付けられるような思いになりましたが、やはり参考にすることにしたのです。
 「喋り手が主役ではなく、お客様が主役」そう気づきました。すると自分がどんな服装、話し方でいたらいいのかが、段々と見えてきたのです。

 つまり、私はいつも自分の本音に従って、「自分がよかれと思うこと」で進めていました。しかし、思いがけず批判の目にあうわけです。そこをどう受け取って、乗り越えていくのか? それこそが、「仕組みづくり」なのだと思います。

 やがて、批判がなくなったとき、何が起こっていたのかと言うと、お客様よりも、自分が自分に一番厳しい目を持てるようになったのです。お客様よりも自分のほうが細かくなればいいのです。細かい工夫が、気づかれないくらいの方がいいです。それがプロへの道のりなのだと思います。

 私が好きな映画監督ウディ・アレンのドキュメンタリー映画、『映画と恋とウディ・アレン 』や、『ココ・シャネル』などの映画を見ると、自分の本音、欲求で従うことでいいのだと、内側から元気が湧いてくる映画です。私は、DVDを買っているので、ブレそうになると観るようにしています。





 ターゲットを絞らないといけない、肩書を作らなくてはいけない…と、ビジネスを始めた頃の方はそう思う感覚がありますが、私は両方ともしていません。ターゲットというのは、自分がしたい発信をしたら、結果的にどんなお客様が来たか? ということなのです。つまり、お客様が判断するところなのです。
 また、「キャンセル料」をどうするか?で悩んでいた方もいらっしゃいましたが、私は、当日キャンセルであっても全額返金です。そのほうが、お客様が次にも来やすいのではないでしょうか。

 色々と作為的にしすぎる傾向がある気がします。

 「自分の本音に従うこと」が一番大切であり、本音を守ることは難しいのです。失敗を恐れるあまり、自分のやりたいようにやることに関して、GOを出せない方も少なくありません。しかし、やはりそれしかないのです。

 Episode2では、「お客様が商品を見つける〜購入〜リピートする仕組み」の説明と、「自分の本音、欲求に従う仕組み」についてもまとめてみたいと思います。



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 10/8(水)堀口ひとみ独立8周年トークイベント
 ★Episode2:「ビジネスを継続させる仕組みづくり」

 自分のビジネスを持ったはいいけれど、3年続く人は1500分の1。
 お客様を集めることが難しいのです。

 私が、お客様とつながるためにしていること。
 自分の仕事を続けられるためにしていることを
 経験談をもとにまとめてみたいと思っております。

phonto (10)