ピアノの先生をされているクライアントさんが、小学校での朝の集会で、演奏を依頼されたそうです。しかし、以前、学校での演奏のとき、終わったあとの自分が納得いかない感じを持つことがあったので、この機会に「なぜ、納得いかない感じ」なのか、考えてみたいとのことでした。
クライアントさんは、これまでイベントや演奏会なども、依頼を受けていらっしゃるので、人前で弾くことについては、何度も経験済みですが…。
学校といえば、体育館での演奏ですから、ホールなどと違って、ピアノの調律に不安がある場合も、あるようなのです。
しかし、そこは仕方のないものとして受け容れたとして、どこが気になるのか? 訊いてみたところ、聴いている人のことが、気になってしまうというのがでてきました。
「先生の目?」「生徒の目?」あるとしたら、この2つです。イベントや演奏会でのお客様との目と、何が違うのでしょうか?
クラシックを聴く目的で来る人と、そうでない場合というのもあるでしょう。また、クラシックを知っている人が多い場合と、全然知らない人の方が多い場合もあるかもしれません。
ちょっと、ここは視点を変えてみる質問をしてみました。
生徒たちにとっては、授業とは違う「課外授業の時間」。いつもの国語、算数の時間とは違って、「何か特別な体験ができる」ことを楽しみにしているかもしれません。
となると、クラシックコンサートなどで呼ばれるイベントと、違う目的意識を作ってみたらどうでしょうか? 学校ですから「学ぶ・体験」の一環として、クライアントさんが、学校に呼ばれたというイメージです。
クライアントさんは、ショパンの「小犬のワルツ」を演奏するとおっしゃったので、そこでどんな説明をしたいか? 訊いてみました。
すると、「小犬が遊んでいる様子」とおっしゃいました。もうひと声欲しいところです。思考を広げるために、私が思いついた例を挙げてみました。
「ショパンっていつの時代の人? この曲でショパンの言いたいことは? どんな場所で、ショパンはピアノを弾いていたの? などありますよね・・・。例えば、『ここは、19世紀のヨーロッパの宮廷です。お菓子と紅茶が並べられています。そこにショパンがやってきました』みたいな始まり方をすると、子供もイメージしやすいですよね」と投げかけてみたら、クライアントさんは、「ワルツは、あまり馴染みのないリズムだから、ワルツの雰囲気を楽しんでもらいたい」とおっしゃいました。また、そのほかのうんちくも続き、私もショパンについて、お陰でいろいろと知ることができました。
そんな風に、背景を知るともっと感動できるのではないでしょうか?
クラシックをほとんど聴かない人たちも、感動体験をすることで、急に身近に感じる体験になるかもしれません。面白い課外授業になりそうです。
また、クライアントさんが、このようなお仕事を依頼されたということは、「クラシックのよさ」を伝えるミッションがあるのかもしれませんね。このセッションを通して、「自分が外側にアウトプットしたいことが色々あることに気づいたので、もっとアウトプットしていきたいです」とおっしゃっていました。
今回のセッションの前に、私はTEDで元指揮者のベンジャミン・ザンダー氏の素晴らしい講演を聞いたばかりでした。なので、今回のセッションで、クライアントさんに考える視点を提供することが出来たのです。
■ベンジャミン・ザンダー氏「音楽と情熱」
まさに、クラシックを身近に感じさせてくれる講演となっています。感動しまくりまして、3回リピートで見てしまいました!
クライアントさんからも、早速ご感想を頂きました。「とても良かったです!! まだ胸が熱くなっています。生徒や演奏を聴いている人の目が、輝かせられるようになっていきたいです」とのことでした。
コーチングを始めたばかりの頃、ベンジャミン・ザンダー氏の本を読んで感動したことも思い出しました。『チャンスを広げる思考トレーニング』という本です。
しかしショックなことに、先日ブックオフに出してしまったので、買い直そうとAmazonを開いたら、「この商品には新版があります」と表記があり、『人生が変わる発想力』を買うことができました。
「自分は何を伝える人なのか?」、「なぜ、伝えたいのか?」、「伝える相手は誰か?」を考えてみると、軸がしっかり決まって、相手にも届けやすくなります。
クライアントさんのお話と演奏で、子供たちが心動く体験になるといいですね。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
心が動くときはどんなときですか?
┏━┓
┃☆ ┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
■2013年7月27日(土)独立7周年講演開催!@東京
テーマ「相手が話したくなる傾聴力」
日常生活にすぐ使える!相手が話したくなる聴き方、伝え方についてレクチャーします。
特典:単発セッション・90日コーチングで使える、5000円割引券を差し上げます。
クライアントさんは、これまでイベントや演奏会なども、依頼を受けていらっしゃるので、人前で弾くことについては、何度も経験済みですが…。
学校といえば、体育館での演奏ですから、ホールなどと違って、ピアノの調律に不安がある場合も、あるようなのです。
しかし、そこは仕方のないものとして受け容れたとして、どこが気になるのか? 訊いてみたところ、聴いている人のことが、気になってしまうというのがでてきました。
「先生の目?」「生徒の目?」あるとしたら、この2つです。イベントや演奏会でのお客様との目と、何が違うのでしょうか?
クラシックを聴く目的で来る人と、そうでない場合というのもあるでしょう。また、クラシックを知っている人が多い場合と、全然知らない人の方が多い場合もあるかもしれません。
ちょっと、ここは視点を変えてみる質問をしてみました。
生徒たちにとっては、授業とは違う「課外授業の時間」。いつもの国語、算数の時間とは違って、「何か特別な体験ができる」ことを楽しみにしているかもしれません。
となると、クラシックコンサートなどで呼ばれるイベントと、違う目的意識を作ってみたらどうでしょうか? 学校ですから「学ぶ・体験」の一環として、クライアントさんが、学校に呼ばれたというイメージです。
クライアントさんは、ショパンの「小犬のワルツ」を演奏するとおっしゃったので、そこでどんな説明をしたいか? 訊いてみました。
すると、「小犬が遊んでいる様子」とおっしゃいました。もうひと声欲しいところです。思考を広げるために、私が思いついた例を挙げてみました。
「ショパンっていつの時代の人? この曲でショパンの言いたいことは? どんな場所で、ショパンはピアノを弾いていたの? などありますよね・・・。例えば、『ここは、19世紀のヨーロッパの宮廷です。お菓子と紅茶が並べられています。そこにショパンがやってきました』みたいな始まり方をすると、子供もイメージしやすいですよね」と投げかけてみたら、クライアントさんは、「ワルツは、あまり馴染みのないリズムだから、ワルツの雰囲気を楽しんでもらいたい」とおっしゃいました。また、そのほかのうんちくも続き、私もショパンについて、お陰でいろいろと知ることができました。
そんな風に、背景を知るともっと感動できるのではないでしょうか?
クラシックをほとんど聴かない人たちも、感動体験をすることで、急に身近に感じる体験になるかもしれません。面白い課外授業になりそうです。
また、クライアントさんが、このようなお仕事を依頼されたということは、「クラシックのよさ」を伝えるミッションがあるのかもしれませんね。このセッションを通して、「自分が外側にアウトプットしたいことが色々あることに気づいたので、もっとアウトプットしていきたいです」とおっしゃっていました。
今回のセッションの前に、私はTEDで元指揮者のベンジャミン・ザンダー氏の素晴らしい講演を聞いたばかりでした。なので、今回のセッションで、クライアントさんに考える視点を提供することが出来たのです。
■ベンジャミン・ザンダー氏「音楽と情熱」
まさに、クラシックを身近に感じさせてくれる講演となっています。感動しまくりまして、3回リピートで見てしまいました!
クライアントさんからも、早速ご感想を頂きました。「とても良かったです!! まだ胸が熱くなっています。生徒や演奏を聴いている人の目が、輝かせられるようになっていきたいです」とのことでした。
コーチングを始めたばかりの頃、ベンジャミン・ザンダー氏の本を読んで感動したことも思い出しました。『チャンスを広げる思考トレーニング』という本です。
しかしショックなことに、先日ブックオフに出してしまったので、買い直そうとAmazonを開いたら、「この商品には新版があります」と表記があり、『人生が変わる発想力』を買うことができました。
「自分は何を伝える人なのか?」、「なぜ、伝えたいのか?」、「伝える相手は誰か?」を考えてみると、軸がしっかり決まって、相手にも届けやすくなります。
クライアントさんのお話と演奏で、子供たちが心動く体験になるといいですね。

心が動くときはどんなときですか?
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