久しぶりの人たちとの再会の場に行ったとき、自分の幸せの価値観と相手の幸せの価値観があわな過ぎて、話がかみ合わず、家に帰ってきて、がっかりした…と、だいぶネガティブになってしまったとのことでした。
再会を楽しみたかったのに、そんなことになってしまっては辛いですよね。
その会の全体的な様子を見て、「私は、そんな風にするのは嫌いだな」と思ったのだそうです。ある人に、「あなたのところはどうですか?」と訊かれたので、「私はこうしているんです」と素直に事実を話したら、今度は相手が返す言葉が見つからず、お互いに撃沈のような雰囲気になったとか。
久々にその友人と話していたのですが、前にもそんなことを相談されたなと、思い出しました。「相手と幸せの形が違う」と感じるときに、ネガティブな気持ちが湧いてくることを繰り返しているのではないかと。
以前、相談にのったときは、友人は、辛いのにそこに留まらなくてはいけないと、思いすぎているのかなと思ったので、「自分と近い価値観の人たちと一緒にいられれば、楽になるよね。そこにいるのが辛いなら、離れればいいよ」と、その気持ちに合わせて背中を押すような意見を伝えたことがありました。しかし、生きて行く中で、いつも同じ人のところにいられるというわけでもないでしょうから、根本的な解決に結びついていなかったのか、と、今更ながら私も気づかされました。
友人も相手も、お互いの「反応」に驚いている様子が浮かびます。ということは、相手がどうであれ、「対応」できる自分になっていくにはどうしたらいいか? 考えることにしました。
例えば、お客様からのクレーム。「クレーム対応マニュアル」というものを、私も熟読しました。しかし、違和感を常に持っていたことも事実です。マニュアルが通用しないときが沢山あったからです。
相手の話を聴き、対応策を伝え、至らなかった点に関して、謝罪をするという流れは知っていても、相手が感情的な場合とか、意見が食い違う場合は、あたふたしてしまうことがありました。
ある日、「相手の感情に流されないこと」と、意識するようになったら、少しは冷静になれるようになりましたが、反応している自分について考えることが、もっと自分の心を磨くことなのではないかと、今は思うのです。自分の中の何かがトリガーになっているということです。
友人が、その会で感じた「同じような感情」について観ていったら、子供時代の話が出てきました。
親の職業を自慢している子をみたときに、自分の親もその職業だけれども、「それはあなたの親であって、自分じゃないじゃない!」と、とても怒っていたという経験があったそうです。
自分の親が、「どの子もみんな平等なのよ」と教えてくれて育ったと言っていたので、自分の信念と違うものを見て、嫌と感じたのかもしれません。
今、そのことを考えてみると、自慢というものではなく、ただお父さん凄いなと素直に憧れていたのかもしれません。そう思って言ったのかな、と想像してみたら、自分の怒りは消えていき、楽になるのではないでしょうか。
「相手じゃなくて、自分がそう反応しているというところを観ていけばいいんだよ。そこを観ていかないと、また繰り返すんだよ」と、友人に視点を教えたら、「そんな考え方をしたことはなかった」と驚いていました。
「ああ、そういうのは嫌だな」と思うことは自由です。ただ、反応にいちいち感情的になって、その感情のまま、こちらも意見を伝えたら相手もびっくりしてしまうわけです。
「あの人がそう考えるというのは、そこに幸せの価値を感じているからなのかな」と理解できる自分になれば、いつでも穏やかなのです。
もっと気楽になるには、「今のところ、私はこっちのほうが幸せに感じている、でも、また変わるかもしれないし、相手も変わるかもしれないし、どっちの考えもありだわ」と、囚われていないと、自分の未来も沢山の可能性を感じられるのではないでしょうか。
「自分はこっちのほうが、幸せなんだから」と友人も思っていたわけで、相手にされた反応は、自分の鏡のように、そのまま返されたのかもしれません。
「なるほど、そう考えているんだね」と相手に気持ち良く返せば、相手も「なるほどね」と返すことが多くなるのです。因果応報です。
相手に反応している自分を観察し、自分の思い込み、囚われをどんどん解放してくこと。
私は仕事上、「人生の中でそのうち気づくから」なんて、悠長なことは言っておられず、(笑)クライアントさんとのやり取りの中で、反応してしまう自分をたくさん解放してきたことが、自分を楽にし、相手への理解力を深めてこられたことは確かです。このことについて語り出したら、止まらないかもしれません。(笑)
友人に「いい人を演じられないところが、あなたのいいところだね」と言ったら、「お、ほほほほ」と笑っていました。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
最近、怒ったことはなんでしたか?
□■□■□■□■□
堀口+播磨、ふたりあわせた総セッション時間10000時間。
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■2013年6月22日(土)夏コミコレクション @東京国際フォーラム
テーマ「相手を思いやる・思いきる」 講師:堀口ひとみ/播磨弘晃
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