相手があまりこちらの話を聞いていないな、と感じた時の対処の仕方。話すことの取捨選択についてがテーマでした。
相手に説明をしようとこちらが話していたときに、相手が「こういうことですか?」と話をまとめて言ったけど、違ったのだそうです。なんだか、こちらの説明をちゃんとわかってもらえなかったような気がして、「これを言っても伝わらなさそう」と思ってしまい、ま、いいか…と、話を切り上げてしまったそうでした。
確かに、話をしていきながら、相手が的外れな言い返しをしてきた場合、がっかりすることはあるかもしれません。なんだか伝わっていないようだ…、これ以上話しても仕方ないかなと…。クライアントさんは、そんな反応をした自分のことが気になったみたいで、こんなケースのとき、何か対処方法はあるのだろうか? と思ってセッションのテーマにしたようでした。
そのほかにも、伝えようかどうしようか迷うケースはあるか? 訊いてみました。クライアントさんは、子供に教える仕事をしているので、子供の場合は、知識や成長の度合いから、「今言ってもわからないかな…そのうちわかるといいと願いながら伝えよう」ということはあるようでした。
今回の相手との話は、こちらからの説明を理解してもらう話合いだったのもあり、今すぐこれを分かってもらおうという様な、緊急性はないようでした。なので、あのときは、大枠はわかってくれたかなと言うことにして、あとから確認をしながら、段々わかってもらえるようにしよう、と考えることもありではないか、という、少し余裕をもった考えが出てきました。
次に、自分の説明の仕方は、果たして伝わるようにできていたのか? と、今度は自分に矢印を当てて考えてみました。
相手は、「・・・ですよね」と返してきても、的外れだったということは、もっと自分が何を伝えたいのかを、はっきりさせることが必要なのかもしれない、ということも出てきました。
そして、「ま、いいか…」という感じを相手に醸し出してしまったことについて、相手も「受け取ってもらえていない感」があったのではないか? と、相手の気持ちを想像してみました。
相手が、「・・・ということですよね」と返してきたときに、クライアントさんは、「(わかってくれていないな、ま、いいか)は、はい」のような返し方だったとしたら、相手は、「あれ? 違ったのかな? どうなのかな???」と、きっと心の中で思ったのかもしれません。
となるとお互いに「あれ? わかってもらえていない?」と実はなっていたのではないかという様子がふとよぎりました。
ここで、この時のクライアントさんの気持ちについても振り返ってみました。
きっと、言いたかったことは、「違いますよ」なのでしょう。しかし、そう言うと相手を否定することで気まずくなるから、無言になってしまったのでしょう。
では、否定しないで「違う」と伝えるには、どうしたらいいのでしょうか?
会話はキャッチボールとよく言いますが、相手に投げ返したとき、相手が受け取れなかったとしても、「ボール落としましたよ」と事実を言えば、また、キャッチボールは再開できる、ということから考えてみました。
このとき、「・・・と、とりましたか」と、相手の受け取った事実をそのまま返してみることもできたでしょう。相手も受け取ってもらえた感じになります。そして、「私は、こんなことを伝えたいのです」と、もう一度発言することもできます。事実を伝えるように、やり取りを続ければいいのです。
私も、相手から「お!そう返ってきたか・・・」と心の中で思うことがあったりしますが、全く気になりません。相手にとっては、自然と話したいところにつながったわけですから、私はむしろ歓迎なのです。
「そう、とりましたか」と確認することもあれば、「そう、とりましたか」のまま、話を膨らませることもある。つまり、相手の話に流れていくのか、テーマに戻すのか? いずれにしても、自分が主導権を握っている感じを持っておけば、会話においてネガティブな気持ちになることは少なくなると思います。
そもそも、クライアントさんは、「違いますよ」と相手を否定したくなかったから、このことについて悩んだわけですね。
次回の6/22の夏コミセミナーは、どうすれば、「相手を思いやる」言葉を見つけ、「思いきって伝える」事ができるか?ですので、今回のクライアントさんのような悩みをもったことがあるかたに、オススメしたいものになります。
会話はキャッチボール。「ボール落としましたよ」と事実を伝えれば、またキャッチボールは、続くのです。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
相手にどんな伝え方をしていますか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
堀口+播磨、ふたりあわせた総セッション時間10000時間。
そんな二人のコーチがコラボで主催するコミュニケーションに関する講座のご案内です。
■2013年6月22日(土)夏コミコレクション @東京国際フォーラム
テーマ「相手を思いやる・思いきる」 講師:堀口ひとみ/播磨弘晃
どうすれば、「相手を思いやる」言葉を見つけ、「思いきって伝える」ことができるか?
ワークを通しながら考えたり体感的に学んでいくセミナーです。
★詳細はコチラです★
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そのほかにも、伝えようかどうしようか迷うケースはあるか? 訊いてみました。クライアントさんは、子供に教える仕事をしているので、子供の場合は、知識や成長の度合いから、「今言ってもわからないかな…そのうちわかるといいと願いながら伝えよう」ということはあるようでした。
今回の相手との話は、こちらからの説明を理解してもらう話合いだったのもあり、今すぐこれを分かってもらおうという様な、緊急性はないようでした。なので、あのときは、大枠はわかってくれたかなと言うことにして、あとから確認をしながら、段々わかってもらえるようにしよう、と考えることもありではないか、という、少し余裕をもった考えが出てきました。
次に、自分の説明の仕方は、果たして伝わるようにできていたのか? と、今度は自分に矢印を当てて考えてみました。
相手は、「・・・ですよね」と返してきても、的外れだったということは、もっと自分が何を伝えたいのかを、はっきりさせることが必要なのかもしれない、ということも出てきました。
そして、「ま、いいか…」という感じを相手に醸し出してしまったことについて、相手も「受け取ってもらえていない感」があったのではないか? と、相手の気持ちを想像してみました。
相手が、「・・・ということですよね」と返してきたときに、クライアントさんは、「(わかってくれていないな、ま、いいか)は、はい」のような返し方だったとしたら、相手は、「あれ? 違ったのかな? どうなのかな???」と、きっと心の中で思ったのかもしれません。
となるとお互いに「あれ? わかってもらえていない?」と実はなっていたのではないかという様子がふとよぎりました。
ここで、この時のクライアントさんの気持ちについても振り返ってみました。
きっと、言いたかったことは、「違いますよ」なのでしょう。しかし、そう言うと相手を否定することで気まずくなるから、無言になってしまったのでしょう。
では、否定しないで「違う」と伝えるには、どうしたらいいのでしょうか?
会話はキャッチボールとよく言いますが、相手に投げ返したとき、相手が受け取れなかったとしても、「ボール落としましたよ」と事実を言えば、また、キャッチボールは再開できる、ということから考えてみました。
このとき、「・・・と、とりましたか」と、相手の受け取った事実をそのまま返してみることもできたでしょう。相手も受け取ってもらえた感じになります。そして、「私は、こんなことを伝えたいのです」と、もう一度発言することもできます。事実を伝えるように、やり取りを続ければいいのです。
私も、相手から「お!そう返ってきたか・・・」と心の中で思うことがあったりしますが、全く気になりません。相手にとっては、自然と話したいところにつながったわけですから、私はむしろ歓迎なのです。
「そう、とりましたか」と確認することもあれば、「そう、とりましたか」のまま、話を膨らませることもある。つまり、相手の話に流れていくのか、テーマに戻すのか? いずれにしても、自分が主導権を握っている感じを持っておけば、会話においてネガティブな気持ちになることは少なくなると思います。
そもそも、クライアントさんは、「違いますよ」と相手を否定したくなかったから、このことについて悩んだわけですね。
次回の6/22の夏コミセミナーは、どうすれば、「相手を思いやる」言葉を見つけ、「思いきって伝える」事ができるか?ですので、今回のクライアントさんのような悩みをもったことがあるかたに、オススメしたいものになります。
会話はキャッチボール。「ボール落としましたよ」と事実を伝えれば、またキャッチボールは、続くのです。

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