金融系の女性向けの講演依頼を頂きました。ビジネス誌の『商業界』の記事をお読みになった研修担当者の方が、興味を持って下さったのがきっかけです。
やはり、マクドナルドで働いていたというのは、キャッチ―な部分もあったようですが、ターゲットの人のことを考えて、日常生活での「聴く力」を上げるというテーマはどうかと提案してみたら、「それでお願いします」と言うことになりました。
モチベーションアップや売り上げアップ、接客に関してのセミナーは、何度も依頼されたことはありますが、意外と「聴く力」は初めてのことです。ようやく自分に「今でしょ(笑)」と言えるようになったばかりなので、嬉しいご依頼でした。
そして、今日は案内作成直前と言うことで、キャッチコピーや内容紹介について、もう少し詰めましょうという話になりました。
メールのやり取りでは、「傾聴力」という言葉を使ったのですが、その方が「女性ターゲットだし、コーチングも知らない人ばかりだから、もう少し考えましょうかね」とおっしゃいました。私もそう思いました。
そして「人生がより楽しくなるような、講演を聞いて得したと思えるお話を!」とその方がおっしゃいました。それを聞いて「ああ、そうか〜」と、私の中で何だか軽くなったのです。聴く力が磨かれたことで、得したことは本当にたくさんあるなぁと思えたからでしょう。同時に「得した」なんてあまり考えないようにしてきた自分も、なんとなくいそうだなと感じました。「傾聴力」と堅苦しい言葉を使った自分にも違和感でした。
昨日クライアントさんから頂いたメールに返信をしているとき、「自分のことを責めてしまってはいませんか? 私は、10年ぶりに許したことがあって、これこれこうで・・」と書きながら、なぜか大粒の涙が落ちてきました。そして追伸に「深い反省の気持ちがコーチのスキルを高めた気もしているのも事実です」と書いて締めていたのです。
書いた後、なんだかいつもより熱いメールになってしまったなと、自分のことを変に思いました。自分に書いているのか? という感じもしました。いつもなら、客観的事実をフィードバックしたり、質問を投げかけるメールが多いのにです。
そのあと、違和感を持ったまま、あるサイトを見ていたら、「反省より復習」という言葉を見つけました。数時間前に、「反省」という言葉を自分が引用していたのでハッとしました。
反省は「あの人に悪いことをした」と強く相手のことを思いすぎて、自分を罪悪感のなかに閉じ込めて、改善策を講じたとしても、どこか、ずっと自分のことを許さずに抱えて生きている感覚が残るかもしれません。それを読んで、少し心が楽になった感じがして、就寝することにしました。
そして、今朝、講演依頼をしてくださった担当の方とミーティングがあって、「反省」と「聴く力について話すこと」がつながったのです。
コーチになりたてのころは、コーチングを学んで、本当によかったなと思うことがいっぱいあったので、シェアしたくて、セミナーをよく行ってきました。しかし、クライアントさんが増えるにつれ、私の未熟さを思い知らされることが、それはたくさんありました。相手を傷つけてしまったこともあって、いつのまにか、「聴く仕事」=「反省こみの修行」になっていき、セミナーをするのも辛くなってしまったのでしょう。なかなか、「聴くスキル」の話をする場を持とうとしませんでした。去年2年ぶりにセミナーを再開しましたが、傾聴の話をすると、失敗談が多くなるのはどうしてなのだろう? と思う節もありました。今年は、違和感が払しょくされるまで、自分のことをひたすら待っている自分がいました。
そして、今日のミーティングで、「得したと思えるお話しを!」と言われたとき、得したと思えることの方が、それはいっぱいあったな〜とようやく陽のあたる場所に目を向けることができたのです。昨夜、「反省」を辞めたことで、12時間後に新しい息吹を吹き込むことになったのです。
そして、独立してからのたくさんの失敗をゆるすことにしました。10年前の自分については、ゆるしの儀式をしていましたが、独立してからの自分については、はじめてのことでした。
それにしても、自分のことをゆるしていないことに関しては、自分の体験談を人にアウトプットするとき、自然と涙が溢れてくるものですね。以前にもそうなったので、これは確信的です。
スッキリした後、陽のあたる場所に目を向けると、笑いが止まらなくなってしまいました。頂いた講演の機会をスタートにして、これからは、どんどんシェアしていけそうな気になりました。
ためらう態度は、過去に失敗したことや、傷ついたことから生じている。失敗したら悔いを改め、復習すればいいのでしょう。そして、自分をゆるすこと。
反省しすぎると、影ばかり見るようになって、行動を止めることもあるのだなぁと。これが、ブレーキですね。
今日は、言葉にできるほどわかりやすい例を体験してしまったので、自分の話をシェアさせていただきました。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
自分の話をアウトプットしていますか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
堀口+播磨、ふたりあわせた総セッション時間10000時間。
そんな二人のコーチがコラボで主催するコミュニケーションに関する講座のご案内です。
■2013年6月22日(土)夏コミコレクション @東京国際フォーラム
テーマ「相手を思いやる・思いきる」 講師:堀口ひとみ/播磨弘晃
どうすれば、「相手を思いやる」言葉を見つけ、「思いきって伝える」ことができるか?
ワークを通しながら考えたり体感的に学んでいくセミナーです。
★詳細はコチラです★
やはり、マクドナルドで働いていたというのは、キャッチ―な部分もあったようですが、ターゲットの人のことを考えて、日常生活での「聴く力」を上げるというテーマはどうかと提案してみたら、「それでお願いします」と言うことになりました。
モチベーションアップや売り上げアップ、接客に関してのセミナーは、何度も依頼されたことはありますが、意外と「聴く力」は初めてのことです。ようやく自分に「今でしょ(笑)」と言えるようになったばかりなので、嬉しいご依頼でした。
そして、今日は案内作成直前と言うことで、キャッチコピーや内容紹介について、もう少し詰めましょうという話になりました。
メールのやり取りでは、「傾聴力」という言葉を使ったのですが、その方が「女性ターゲットだし、コーチングも知らない人ばかりだから、もう少し考えましょうかね」とおっしゃいました。私もそう思いました。
そして「人生がより楽しくなるような、講演を聞いて得したと思えるお話を!」とその方がおっしゃいました。それを聞いて「ああ、そうか〜」と、私の中で何だか軽くなったのです。聴く力が磨かれたことで、得したことは本当にたくさんあるなぁと思えたからでしょう。同時に「得した」なんてあまり考えないようにしてきた自分も、なんとなくいそうだなと感じました。「傾聴力」と堅苦しい言葉を使った自分にも違和感でした。
昨日クライアントさんから頂いたメールに返信をしているとき、「自分のことを責めてしまってはいませんか? 私は、10年ぶりに許したことがあって、これこれこうで・・」と書きながら、なぜか大粒の涙が落ちてきました。そして追伸に「深い反省の気持ちがコーチのスキルを高めた気もしているのも事実です」と書いて締めていたのです。
書いた後、なんだかいつもより熱いメールになってしまったなと、自分のことを変に思いました。自分に書いているのか? という感じもしました。いつもなら、客観的事実をフィードバックしたり、質問を投げかけるメールが多いのにです。
そのあと、違和感を持ったまま、あるサイトを見ていたら、「反省より復習」という言葉を見つけました。数時間前に、「反省」という言葉を自分が引用していたのでハッとしました。
反省は「あの人に悪いことをした」と強く相手のことを思いすぎて、自分を罪悪感のなかに閉じ込めて、改善策を講じたとしても、どこか、ずっと自分のことを許さずに抱えて生きている感覚が残るかもしれません。それを読んで、少し心が楽になった感じがして、就寝することにしました。
そして、今朝、講演依頼をしてくださった担当の方とミーティングがあって、「反省」と「聴く力について話すこと」がつながったのです。
コーチになりたてのころは、コーチングを学んで、本当によかったなと思うことがいっぱいあったので、シェアしたくて、セミナーをよく行ってきました。しかし、クライアントさんが増えるにつれ、私の未熟さを思い知らされることが、それはたくさんありました。相手を傷つけてしまったこともあって、いつのまにか、「聴く仕事」=「反省こみの修行」になっていき、セミナーをするのも辛くなってしまったのでしょう。なかなか、「聴くスキル」の話をする場を持とうとしませんでした。去年2年ぶりにセミナーを再開しましたが、傾聴の話をすると、失敗談が多くなるのはどうしてなのだろう? と思う節もありました。今年は、違和感が払しょくされるまで、自分のことをひたすら待っている自分がいました。
そして、今日のミーティングで、「得したと思えるお話しを!」と言われたとき、得したと思えることの方が、それはいっぱいあったな〜とようやく陽のあたる場所に目を向けることができたのです。昨夜、「反省」を辞めたことで、12時間後に新しい息吹を吹き込むことになったのです。
そして、独立してからのたくさんの失敗をゆるすことにしました。10年前の自分については、ゆるしの儀式をしていましたが、独立してからの自分については、はじめてのことでした。
それにしても、自分のことをゆるしていないことに関しては、自分の体験談を人にアウトプットするとき、自然と涙が溢れてくるものですね。以前にもそうなったので、これは確信的です。
スッキリした後、陽のあたる場所に目を向けると、笑いが止まらなくなってしまいました。頂いた講演の機会をスタートにして、これからは、どんどんシェアしていけそうな気になりました。
ためらう態度は、過去に失敗したことや、傷ついたことから生じている。失敗したら悔いを改め、復習すればいいのでしょう。そして、自分をゆるすこと。
反省しすぎると、影ばかり見るようになって、行動を止めることもあるのだなぁと。これが、ブレーキですね。
今日は、言葉にできるほどわかりやすい例を体験してしまったので、自分の話をシェアさせていただきました。

自分の話をアウトプットしていますか?
┏━┓
┃☆┃Information
┗━╋...──────────────────────────────
堀口+播磨、ふたりあわせた総セッション時間10000時間。
そんな二人のコーチがコラボで主催するコミュニケーションに関する講座のご案内です。
■2013年6月22日(土)夏コミコレクション @東京国際フォーラム
テーマ「相手を思いやる・思いきる」 講師:堀口ひとみ/播磨弘晃
どうすれば、「相手を思いやる」言葉を見つけ、「思いきって伝える」ことができるか?
ワークを通しながら考えたり体感的に学んでいくセミナーです。
★詳細はコチラです★
コメント