店長をしているクライアントさんのお店が、今月は1億円売れそうだということで、
わたしもそのセールスボリュームに驚きました。しかも、東京でない他県です。
その店長のコーチングも今回で6回目。売れてはいるが、つい、指示型になってしまっていて、もっと自発的に部下が動いていく形にしていきたいそうなのです。どうやったら自発的になるのか? セッションでは常に考えて行きました。
自分の店舗での行動を客観的に見直す場としてセッションは機能しています。
セッションの1,2回目は、部下の動きでイライラすることが結構あって…というお話しをしていたのですが、今はイライラすることはすっかりなくなって、「指示型」もだんだんと弱めて行けている雰囲気にはなっているようでした。部下も思ったよりも、自分で動いていると。しかし、まだ本格的に自発的ではないようなところがあるように感じているそうで…。
現在、部下にはどう接しているのかと聞けば、仕事をお願いする形をとっているそうです。
もしや?
そうです、お願いという名の指示型でした。指示型を脱しているつもりが、そうでもなかったようです。(笑)
どうすれば、自発的に考えたり、行動したりするようなお願いの仕方になるでしょうか?
現状、部下は、店長にどのように接しているのかと聞けば、「なにをしたらいいでしょうか?」「店長はどうしたいのですか?」とよく尋ねてくるそうです。
それでは、考える人は店長、実行するのは自分たちという形であるし、逆に店長にアイデアを言うものではないという風潮になっているようにも思えました。
私が聞いて思ったのが、店長の指示が具体的すぎて、それ以上のアイデアを考える余白のない言い方になっているのではないかということです。
指示が完結しすぎて、スタッフたちの方が、考える余白がないというか。
「自己完結していませんか?」と店長に尋ねてみました。
すると、「その言葉がぴったりで…」とお返事が返ってきました。
私が、店長の頃、部下が自発的によく動いてくれました。
それは、私がアパレルに関して詳しくなかったことが良かったと今では思っています。
私が分からないので、部下にアイデアを聞くしかなかったのです。
なので、何かをするときにも、アイデアを練る段階から「どうしたらいいと思う?」と一緒に考えていました。最後までのシナリオが考えられないから、逆によかったのかなと思います。
きっと、その店長も自分の思考の始まりはあるはずでしょう。その時点から、部下にも一緒に相談に乗ってもらえれば、自分だけでなく、他の人のアイデアからも考えることができ、より良いものが完成するはずです。
「自己完結する」ことについて、他の方のセッションでも扱ったことがありました。できる人に限って、「自己完結」することは多く感じます。自己完結されてしまうと、相手には、考える余白を奪ってしまうことになったり、相手が考えようとしていたのに、先に決められちゃうと、それ以上考えることを辞めてしまったりします。
なので、何かを一緒にするときには、相手にも「余白」を作ることが大切なのではないかと思うのです。
相手の考えが思いつくまで「待つ」こともそうです。
少し先の計画について、部下に「問い」を投げておくこと。
「3日間くらい、考えてみて」とか、すぐに答えを欲しがらずに、相手にも考える時間を与えておくことも大事です。
今、目の前のことについて、アクションを考えていく調子で進むことも必要ですが、これから初めて考えたり行動したりする部下にとっては、考える時間も必要です。時間を作ってあげることで、部下の考えを引き出すことも上手くいくでしょう。
親子とのやり取りで、この前友達からこんな話を聞きました。
「片付けなさい」と言ったら、「今やろうと思っていたのに…」と、子供が悔しそうな顔をして泣いていたそうです。
私も、先に言われちゃって、なんか急にやる気をなくしてしまったこともあったなぁと思いだしました。こちらには答えがあったとしても、「待ってみる」ことで、相手の自発性を引き出せるのではないでしょうか?そのためには、少し早めに「問い」を投げておいたり、自分の答えも出ていない段階から、一緒に考えたりすればいいのです。
最初の方のセッションで、部下に対してイライラしない、ができるようなったので、自主活性型になっても、きっと待つことができる下地は十分でしょう。
「指示型」から、「お願い型」を経由して、今こそ「自主活性型」へ向かっているんだなぁと、その店長さんとの3ヶ月のセッションが、深いところで進行していたことを、最後に感じました。
1億円、突破するとかっこいいなぁ!
今日はこちらの質問はいかがでしょうか?
待つときは、どんな時ですか?
わたしもそのセールスボリュームに驚きました。しかも、東京でない他県です。
その店長のコーチングも今回で6回目。売れてはいるが、つい、指示型になってしまっていて、もっと自発的に部下が動いていく形にしていきたいそうなのです。どうやったら自発的になるのか? セッションでは常に考えて行きました。
自分の店舗での行動を客観的に見直す場としてセッションは機能しています。
セッションの1,2回目は、部下の動きでイライラすることが結構あって…というお話しをしていたのですが、今はイライラすることはすっかりなくなって、「指示型」もだんだんと弱めて行けている雰囲気にはなっているようでした。部下も思ったよりも、自分で動いていると。しかし、まだ本格的に自発的ではないようなところがあるように感じているそうで…。
現在、部下にはどう接しているのかと聞けば、仕事をお願いする形をとっているそうです。
もしや?
そうです、お願いという名の指示型でした。指示型を脱しているつもりが、そうでもなかったようです。(笑)
どうすれば、自発的に考えたり、行動したりするようなお願いの仕方になるでしょうか?
現状、部下は、店長にどのように接しているのかと聞けば、「なにをしたらいいでしょうか?」「店長はどうしたいのですか?」とよく尋ねてくるそうです。
それでは、考える人は店長、実行するのは自分たちという形であるし、逆に店長にアイデアを言うものではないという風潮になっているようにも思えました。
私が聞いて思ったのが、店長の指示が具体的すぎて、それ以上のアイデアを考える余白のない言い方になっているのではないかということです。
指示が完結しすぎて、スタッフたちの方が、考える余白がないというか。
「自己完結していませんか?」と店長に尋ねてみました。
すると、「その言葉がぴったりで…」とお返事が返ってきました。
私が、店長の頃、部下が自発的によく動いてくれました。
それは、私がアパレルに関して詳しくなかったことが良かったと今では思っています。
私が分からないので、部下にアイデアを聞くしかなかったのです。
なので、何かをするときにも、アイデアを練る段階から「どうしたらいいと思う?」と一緒に考えていました。最後までのシナリオが考えられないから、逆によかったのかなと思います。
きっと、その店長も自分の思考の始まりはあるはずでしょう。その時点から、部下にも一緒に相談に乗ってもらえれば、自分だけでなく、他の人のアイデアからも考えることができ、より良いものが完成するはずです。
「自己完結する」ことについて、他の方のセッションでも扱ったことがありました。できる人に限って、「自己完結」することは多く感じます。自己完結されてしまうと、相手には、考える余白を奪ってしまうことになったり、相手が考えようとしていたのに、先に決められちゃうと、それ以上考えることを辞めてしまったりします。
なので、何かを一緒にするときには、相手にも「余白」を作ることが大切なのではないかと思うのです。
相手の考えが思いつくまで「待つ」こともそうです。
少し先の計画について、部下に「問い」を投げておくこと。
「3日間くらい、考えてみて」とか、すぐに答えを欲しがらずに、相手にも考える時間を与えておくことも大事です。
今、目の前のことについて、アクションを考えていく調子で進むことも必要ですが、これから初めて考えたり行動したりする部下にとっては、考える時間も必要です。時間を作ってあげることで、部下の考えを引き出すことも上手くいくでしょう。
親子とのやり取りで、この前友達からこんな話を聞きました。
「片付けなさい」と言ったら、「今やろうと思っていたのに…」と、子供が悔しそうな顔をして泣いていたそうです。
私も、先に言われちゃって、なんか急にやる気をなくしてしまったこともあったなぁと思いだしました。こちらには答えがあったとしても、「待ってみる」ことで、相手の自発性を引き出せるのではないでしょうか?そのためには、少し早めに「問い」を投げておいたり、自分の答えも出ていない段階から、一緒に考えたりすればいいのです。
最初の方のセッションで、部下に対してイライラしない、ができるようなったので、自主活性型になっても、きっと待つことができる下地は十分でしょう。
「指示型」から、「お願い型」を経由して、今こそ「自主活性型」へ向かっているんだなぁと、その店長さんとの3ヶ月のセッションが、深いところで進行していたことを、最後に感じました。
1億円、突破するとかっこいいなぁ!

待つときは、どんな時ですか?
コメント