1D1U の20分セッションがありました。クライアントさんはこの1週間にいろいろなことがありすぎたようです。

 旦那さんが単身赴任の辞令が出たと思ったら、数日後になしになったこと。娘さんのピアノの発表会があるころに、親戚が家に急に泊りに来ること。自分の開催する会もこれからあるというときに、ある面談の予定もできたこと。1週間のうちに、一気にいろいろな予定が重なることで気が重くなり、単身赴任の話では、感情が揺さぶられまくっていたそうです。
 
 お話を聞きながら、「考えただけで、もういっぱいいっぱい!」という感じになっているように見えました。というのも、それぞれの予定は、1日に詰まっているのではなく、別の日程だったり、プランが重なったものに関しては、負担を軽くする別の案を考えればいいだけだったり、1つ1つ対処すれば、どうにかなりそうなこと。しかし、先々のことを考えすぎて、気が重くなっていたのです。

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 そこで、1D1U手帳です。未来のプレッシャーを感じながら1日を過ごすと、100%集中できないのではないでしょうか。そういう365日が続くのと、1日1日を集中した365日を過ごすのとでは、まったく違う人生になってしまうのです 。やはり「Just do」で、1日1日を大切に過ごしていくことです。
 クライアントさんは、「人が泊りに来るのに、きちんとおもてなししなくちゃ!」と焦っていたようですが、そのことに関しては「外食をすればいい」と考えられたり、自分の開催する会のことは、ほかの人に相談してみたら、その人が人を集めてきてくれたことなど、大変と言いつつも、こなせていることもあることに気づかれました。

「自己基盤が整っていれば、慌てなくてもいろいろなことが、ちょうどいい感じでできていくんですよ。その境地になったかどうか? 試されるような1週間だったわけですね。エイリアンチャレンジもクリアされましたし、目の前のことを1つ1つやっていけば、大丈夫な境地になったってことですよ!」

クライアントさんは、安心されたようでした。そして質問されました。

「あのエイリアンチャレンジは、何か意図があって作られたんですか?」

「なんも意図ないですよ。(笑)私が、チャレンジは何にしようかな? と英会話の先生に相談したら、ジョークであのチャレンジの案が出てきたんですよ。たまたま意志の力が磨けるものとなりましたが!」

「え!意図していなかったんですか?」

 クライアントさん驚かれていました。私はいつからか、必死で準備をしなくても、なぜか当日までにきれいに整っていくようになりました。先週の大阪EVENTも、冗談から企画ができて、資料は前日に出来上がりました。タイトルのないEVENTは、準備のないEVENTでもあったのです。きっと、これまでの試行錯誤の積み重ねが、いつでも準備OKになっていったのだと思います。

 クライアントさんも急な来客だって、12月の1D1U Mega-Cleaning EVENTで、ずいぶん家の中を片付け、掃除をされたからこそ、考えることは「食事をどうするか?」だけだったと言えると思います。覚悟はしていたけれど、今単身赴任では時期的に困るという状況を回避できたことも、自己基盤を整えていたことから、ミラクルが起きたのかもしれませんね。

 そんな旦那さんは、先日の私のワークショップ『アプリの匠』に参加されたので、毎日の「今から帰るよ」メールが、子供の写真がレイアウトされた上に、文字が入っているものが送られてくるようになったそうです。(笑)ほほえましいです! 

 クライアントさんは、色々なことがバージョンアップされていました。慌てなくても大丈夫な境地。「今を生きる」の積み重ねが、いつでも準備OKの状態にもなるのです。そうして、「淡々と」になっていくのだと思います。