本日、「いけばな」のお稽古に正式に入門することを決めました。顕在意識では、いけばなをやりたいと言うよりも、自分の仕事を一生かけてやられている巨匠から、直接お話を伺いたいと思ったことがきっかけだったので、この決定に覚悟がいりました。土曜日はセミナーをやることが多いので、どうしようというのもありました。それでもこの機会が必要だと、自分の内側はわかっているようです。

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 74歳の巨匠から教わるので、なんていうのでしょうか、映画界でしたら「クリーンスト・イーストウッド」に気軽に話せない空気感でしょうか。(笑) ヨガをご一緒する時は気軽に話せるのですが!私は教わるとき黙って聞いているだけです。緊張はしていないのですが、何も言えない感じです。しかも、「厳しいことも言います」と、事前におっしゃられています。師匠と弟子という関係は、子供時代の書道以来です。40代になって、教えてくださる方に自然と出逢えて幸せなことだとも思い始めました。

 家に帰り、いけばなに試行錯誤しながら、「これまでの自分とは違うことをしている」ことにはたと気づき、一度死んだ気分になりました。(笑) 1月は「無の境地」になりましたが、それ以上進みました。そして人生で、そんな心境になったことが何度かあったことを思い出しました。そういう決断のときのほうが、未来が大きく変わるときです。

 ちょうど目の前に、本日咲いたハイビスカスが目に入り、生まれ変わりを告げているように見えました。