去年お会いしたときには、「社会に貢献するなんて…私が?!とんでもない!」というような感じでしたが、UPDATEから続けてEVENTにも参加されて、どんどん変化したいように変化されていきました。念願の資格も取得し、それでいよいよ継続のコーチングで伴奏してもらいながら、自分で仕事にできるところまでやっていこうというところまで来ました。

 セッションを始めて半年が経過。とうとうお勤めを辞めることを告げてしまったので、もうやるしかない!という状況に。だんだんと自分が何ができるのか? 何をしたいのか?が見えてきた頃です。改めて振り返ってみると、1年間でずいぶんと変わられたんだなと! 行動していくのはクライアントさんですが、コーチがいることで、チャンネルがぶれずに進みやすくなるのだと思います。

 とうとう辞めることが決まってしまったので、やるしかないという状況。周りの人にも仕事を直接頼まれることも増えてきて、「やっぱりこの仕事をやりたい」と思えるようにもなっていました。

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 となると、今度はお客様が申込みができるような導線を作っていくこともそろそろ考えなくてはいけません。大体、ネットを使った集客で行く場合、ブログ、HP、SNSなどを使っていくでしょうか。しかし、クライアントさんはやる前から「できそうもない」というふうになっていました。たいていそうなる人のほうが多いので、まあそうですね、という感じですが、やる前から「できそうもない」と事実でないことを言わないことですね。(笑)

 私は、アパレル店長で誰もブログをやっていない時代からブログを始めました。なにしろ「会社のセールスに貢献したい」ということがゴールでしたので、「自分のことはさておき、店の宣伝のため」でした。だから逆にできたのだと思います。「自分についてブログで書いていく」という目的だったら、きっとはじめることができなかったでしょう。全く無名ですし何を書いていいかわかりません。

 クライアントさんから、できなさそうな後ろ向きな理由がいくつかでてきましたが、途中でクライアトさんが、「なぜ、この仕事を自分でやろうと思ったのか?」を語り始めたのです。「そういう相談に乗れる人って身近にいないから、私がなろうと思いました」と。

 続けて私が言いました。「それですよ。自分のプロフィールに書くことは、『だから私が立ち上げました』って言うことですよね。そして法人格を持つことを考えるのです。自分のことはさておき、になれるはずです」

「なるほど。自分がブログを書けるかどうか、って自分のことになっていたんですね」
クライアントさんがようやく「だから書くんですね」という気持ちになってきました。

「個人で仕事をやるには、信頼されているかどうかが大事になってくるんです。ブログ、HP、案内などいい加減に作ってはいけないんです。個人事業主になるとき、オプションで屋号もつけられますよ」

「え?!屋号って初めて聞きますね」

「いわゆる会社の名前のようなものですよ。屋号を付ければ、名刺に・・・代表とも書けますね」

 私も12年前以上のことなのですっかり忘れていましたが、意外と私が最初からこだわったのは「会社の名前」でした。2009年から法人化しましたが、独立前に会社の名前はもう「パールプリュス」と決まっていたのです。お客様にお振込していただくときに、個人名じゃダサいなと。それに、早く代表取締役社長になりたいなと思っていました。こういう人珍しいんですかね?(笑)

「それに、マザーテレサならどするか? とか考えてみればいいのです。自分というところを切り離して、社会に貢献することにフォーカスし、会社、個人として何ができるか考えてくようにするんですよ」

 クライアントさん「はぁ」となっていたような雰囲気でしたが。視点が変わると本当にいろいろなことが見えてきて、これまで疑問にも思わなかったことが、問いにもなり、人生がどんどん深まっていくと思います。