「片付けの仕事で、経済的にも時間的にも余裕のある方たちのところへ行っているのですが、そういう方々が、片付けができていないんですよ」と、クライアントさんとしては、「片付けをしてよくなる世界」の想像とギャップを感じられたそうでした。経済的なことに関しては、色々なバックグラウンドがあると思うので、決めつけることはできませんが、「片づけたスペースに何かが入ってくる」というのは一体何が手に入るのでしょうか?

 クライアントさんは、「倉庫、売り場を片づけることによって、セールスアップをした」という経験をお持ちです。売っているものや店の規模も違うのに、同じメソッドで結果を出されたというところが、興味深いところです。

 私もマクドナルド社員のころは、「倉庫の片付け」や「掃除の徹底」によってお店のクオリティの点数は高得点をキープしていました。物が出しやすかったり、片づけることによってアルバイトのモラルもよくなるので、お店全体の生産性がアップしていたのだと思います。「倉庫を見ればそのお店の状態がわかる」とよく言っていたものです。

 搬入の時間に「倉庫整理」までをゴールにして、アルバイトたちにも徹底させていました。資材が搬入されたら、段ボールの耳を切って、棚に置く時には、段ボールの面も揃えて、倉庫を開けたときに、パッと見美しくしておくのです。急いでいるときに段ボールが開封されていないと、イライラしてしまいます。欲しいときにさっと取れること大事です。また、無駄な発注を防げるので、利益にもつながります。

 自ら倉庫整理をしている店長もいました。店長にそんなことをされたら、私たちもプレッシャーです。しかし店長の思うツボ。すごくいい店を作ることができました。いわば、お店の自己基盤を整える作業だったのだと思います。

 片づけると何がいいのかというと、「生産性がアップ」するということです。視界に余計なものが入ってきませんし、急いでいるときも、片してあるのですぐに出せたりもできます。探す時間が短縮されるわけです。モノが一瞬にして見えるので、同じものを何度も買うことも未然に防げるでしょう。片付けが苦手なひとも、片付いた後の世界はそうなんだろうなと想像できるでしょう。

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 しかし、片付けができていない人が、片付いている人たちが体験していることで、想像できない世界があるとしたらなんでしょうか? 
 
・部屋で歌うと気持ちがいい。物が少ないから声がよく通る。
・人が良く遊びに来る。
・ディズプレーを楽しめる。
・お花を飾るのも楽しい。
・部屋でヨガができる。
・掃除がしやすい。
・ストレスがない。
・服によってカバンを毎日変える。
・お財布もカバンによって変える。
・コーヒーカップなども気分で変える。
・髪の毛1本でも拾っている。
・植物がよく育つ。

 などなど、クリエイティブライフになっていくと思います。0から生み出すことがしやすい環境になるのです。脳にとって、とてもいい状態です。ということは、自分という資源を存分に活かして生きることができるので、人生がとても楽しくなるということです。

 クライアントさんのセミナーを手伝うので、是非ディスカッションのテーマにしてほしいですね。

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★次回、Episode 3 "Go with the flow!" 開催日決定!

◎1/6 東京 残席1となりました。

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