今、Julianの奥様からのニュースレターが届き、昨日のJulianの「運命の転職」の続きが書いてありました。よさそうな転職先が決まりましたが、Julianはどうなったでしょうか?

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 転職が決まり、待ちに待った4月。長くお世話になったALTの派遣会社に惜しまれながらも別れを告げた夫。夫を可愛がってくれていた社長は「またいつでも戻ってきてね」と言ってくれたという。夫は新しいスーツに身を包み銀座にオフィスを構えたその会社へと転職した。銀座という土地。初めて会うメンバー。会社の立ち上げに関わるなんて滅多に無い機会だ。

 オーナーは今後の夫の肩書にも期待を寄せていた。フレックスタイムを取り入れることもあり「博士を取るための環境も整えられる」と言っていた。待遇面も大幅に良くなりようやく生活の不安から解放されるはずだった。

 勤務開始早々。フレックスで9時〜17時を希望していた夫の勤務時間が14〜22時の固定となった。だが会社を立ち上げたばかりの時期とはこんなものかもしれないと飲み込んだ。
 しかし翌月。給料も当初想定されていた金額とは違う。だがそれも今後の会社の業績次第だからと言う。夫の期待は疑念に変わり始めた。その他にも次から次へと問題が起こり始める。

 会社がまだ全く知名度のない段階であるにも関わらず、広告に大きなお金を投じたのだ。無名の会社が大きな広告を打ったところで集客に繋がらないことは目に見えている。夫が意見を口にすることもあったが当時夫は28歳。親ほども年の離れた経営陣が夫の意見に耳を傾けることは無かった。結果会社は大きな損失を出す。

 そして半年後、このままではスタッフの給料が出せなくなるという話にまでなった。夫は完全に失望していた。だがクヨクヨ悩んでいる暇は無い。夫はその会社に協力するのはあと半年と決めた。帰宅が深夜となるため個人レッスンは一切できない。

 しかし職場でカリキュラムを作成していたことをきっかけに、自らのプロダクツをウェブで販売する考えが浮かぶ。YouTubeのチャンネル登録者数も徐々に増えてきていた。夫のチャンネルに登録するのは英語に興味のある人たちだ。しかも彼らはイギリス人である自分の英語に価値を見出している。
そこでプロダクツの宣伝をしてみるのはどうだろう。

 そんな理由から最初に思いついたのは「British Stories」というアイデアだ。イギリスやイギリス文化に関するオリジナルの記事を書き、その記事を元にプロダクツを作るのだ。思い立ったら行動は早い方が良い。私たちはすぐに物語が書けるイギリス人のライターを探し始めた。


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 「やっぱりそうだったのか!」と思いながら読まさせていただきました。やはり、流れを作るのは、ネガティブな出来事が多いように思います。運命の扉が開いてきましたね。
 逆境を味方にするには、「ニュートラル」と「行動の速さ」が鍵なのだと思います。


★10.21 Blogger Meets YouTuber !

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