私がBrooklynにいるときに、もう一人のクライアントさんとのセッションもありました。こちらは朝7時。日本は日曜日夜8時です。話し相手がずっといなかったので、私もいい時間を過ごさせていただきました。

 ちょうど、セッションを始めて1年が経過した方です。セッションの前にこれまでの振り返り感想をいただきました。

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 今日は、ひとみさんとのオリエンから、ちょうど1年になります。良い機会だと、過去のセッションシート・FBをすべて見返してみました。最初の願いが、面白いようにセッションで現れ→葛藤し→取組み→習慣化、していますね!
 常に熱度あるサポートを頂いていること、実感しました。ひとみさんも日々進化しパワー増し増し、最初はそこまでわからなかったですが、振り返ると凄さがヤバいです!
改めていつもありがとうございます。私もまだ進化したいです。よろしくお願いします!

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 お役に立てていてよかったです。しかしながら、クライアントさんの結果に対してのコミット力がすごいです。私がやっていることはクライアントさんの「やる気がでる活路が見出すこと」。そこが見つかれば、「130%の力でやります!」となり、勝手に結果を出してくださっています。(笑)
 6月はさらに結果がでて、周りの人たちがドン引き?! のようです。結果がではじめたら、次にどういうことが起きるのか? 未来をイメージするセッションとなりました。

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 私もそんな経験がありました。次に起こりうることは、「どうしたらそんな結果が出せるんですか?」と周りの人たちに教えてほしいと言われ始めるのです。つまり自然と影響力が出てくる自分になっていきます。となると、自分がなにをどのようにしているのか? ということを言語化する必要性もでてくるのです。そうして、だんだんと周りの人たちにも役に立つ自分になっていくのです。

 つまり「人に教えること」も視野に入れていくといいのかもしれません。私がそう言うと、「教えるということをあまりやりたくないんですよね」と返ってきました。私は「そうですか」で終わらせることなく、「どこだったら教えたいになるのか?」について掘り下げていくことにしました。

 普段の仕事の中で、クライアントさんは教えようと思っていなくても、自分が発言したことが相手にいい感じで届いているときがありました。そういう瞬間は相手をインスパイアさせていたのです。それは、クライアントさんが本当に相手の立場に立って可能性を伝えたり、フィードバックをしている瞬間でした。それはむしろ教えているというよりも、「感じたことを伝えている」に近い状態です。

 一方、教えたくないという気持ちになるときは、相手から質問をされたときです。「どうやるんですか?」というような。

 この違いについて私は感じたことをフィードバックしました。
 自分も役に立ってよかったなと思えると同時に、相手は教えてもらってありがたいと感じているときは、「相手にとって予期しない回答」だったときであり、相手に見えていないことをフィードバックしたとき。
 一方、相手から質問されたときというのは、「相手が知りたいと思ったこと」です。そういうときは、相手が見えていないことをフィードバックしたとしても、相手はどこかで正解を待っているので、「・・・さんだから、そう考えるんでしょ」というだけで、意外とその答えは生かされないことが多いような気がします。


 クライアントさんの「教えたくない」ところが言語化されて、クライアントさんがそこにどうして辿りつけたのか? と不思議に思われていました。理由は私もそういう経験があるからです。
 
 質問になる箇所は、たいてい相手から見えている部分から質問になるからです。しかし、相手が質問しないことについて答えているときというのは、相手から全く見えていないところについて、こちらが語っているから驚きがあるし、インスパイアーされるのです。

 
 対話をしながら、クライアントさんが実際にやっていて、クライアントさんの心が深く動く瞬間を意識上に引っ張り出すことができました。「それなら教えるのが楽しそうです!」と気持が変化しているご様子でした。

 「やりたくない」で止まっているとき、「どこだったらやりたいになるのか?」を探せばいいのです。対話で導いてもらいながら見つけることができます。頭でわかるというよりも、話しながら心でわかるのです。深く話しこむということがないから、見つけられていない人は少なくないのではないかと思います。対話の時間を人生の中で持たずして、一生が終わってしまうのはもったいないので、コーチングは多くの人に体験してほしいと思います。