「やっぱり成功しようと思ってやっているんですか? 信念が違うんでしょうか?」

 席に着くと、いきなりそう質問をされました。ご遠方からだったので、60分セッションキャンペーンの2コマをご予約いただきました。2時間のマンツーマンセミナーのようになりました。途中で質問もできるし、こちらもクライアントさんの反応を見て話を織りなしていくので、面白い120分となりました。

 「成功しようと思ってやっていませんね〜。信念かな? 基本的に人から色々指図されたくなんです」

「自分の信じた道を進むのみってわけですね」

「そうですね。成功する人はどこへ行っても成功するって言いますが、私の場合、マクドナルドでもアパレルでも、独立しても結果が出ているので、なんか押えどころがわかっているんだと思います」

 たまたま席がいっぱいだったので、一番広いソファー席に座るしかなく、珍しく真正面の位置でのセッションとなりました。セミナーは正面ですから、今回のセッションの場合、私がほとんどしゃべる必要があったので丁度良かったようです。

 また、真正面なのでよく顔が見え、クライアントさんに「血の巡りがよさそう! 接客DVDのときから10年経っているのに、全く変わってないようですね!」と激励を受けました。最近、さらに肌の手入れを念入りにしているので、成果が出ているようでよかったです。あと、脳みそのストレスが肌に関係してくるように思います。


 クライアントさんは、身近な人に「変わってほしい」と言われたけれど、どう変わればいいのか? 全く分からないとのことでした。仕事は旦那さんの会社のサポートをしていますし、子育てもしていますし、やることがある毎日です。だけれども、そう言ってきた人からすると、自分で考えて行動していない感じが、変わってほしい、という言葉になってでてきたような感じでした。


 気づけば私は「ボイトレ、英語、ヨガ、美術館、映画…」など、趣味でやっていることの話をしたのです。これらの趣味が、人生を豊かにするためのアイデアソースになっているのです。


 ボイトレで、日本語の発声の深さに感動し、英語で、日本語から英語にするプロセスを通じて、表現力を磨いていますし、オンライン英会話のカランレッスンで、集中力について体得したり、ヨガで雑念を捨てるとアイデアが湧きやすくなる、ということもわかりましたし、美術館で音声ガイドを毎回借りて鑑賞すると、物事の捉え方に深みが増したり、映画を見ることで、人生にはいろいろな可能性があるということを、感動しながら知ることができたり…、すべてが繋がっているように感じているのです。

 感性が磨かれていれば、1つの物事から、多くのことを学んだり、拾うことができるのです。一方、感性が磨かれていないと、勉強をしてもプロになりきれないこともあるでしょう。


 「より多くの可能性を発見できるか?」そのために、日ごろから「発見」するためのフックをたくさん作る必要があるのです。そのうちの一つはプロから直接学ぶことです。プロの視点を知ること、こちらが気づいたこともない発見をしていることに驚かされることがあります。その視点を自分にも応用すると、今まで見えていなかったことが見えてきて、人生がさらに深く楽しくなるのです。だから、私は自分に多くの先生をつけたいのです。

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 しかしながら、受け取る人(生徒)の土壌の豊かさが鍵を握ります。アスファルトに種を植えるのではなく、土壌を耕してから種を植えるように、まずは「自己基盤」を整えていくという話になりました。

 感性を磨いたり、集中力を高める環境を作ったり、運動の習慣を持つこと。また1日1日の過ごし方もとても大事です。次の日に悩み事を持ち越さないで、1日1日決着をつけて過ごすのです。それが、どこへ行ってもうまくいく土壌なのではないかと思います。そのうえ集中力さえあれば、結果が出る確率は高まるのは当然でしょう。だから運動をしたり、掃除をしたりするのです。


 セッション後カフェをでると、入口に生けられていたお花がとてもきれいなことに、ふと気づいたのだそうです。セッションの前は、気づいていなかったそうですから、いきなり自分の捉えるものが変化したことに驚いていらっしゃいました。

 帰りの新幹線までに、美術展と写真展をオススメしておきましたので、今頃鑑賞中でしょうか。1日で一気に色彩のシャワーを浴びたら、「ただいま」の瞬間から、自分の家が全然違うように見えるのかもしれませんね。