「気分がアップダウンすることについて。気分の浮き沈みを起こさないように、いい流れをどう維持していくか?」について考えたいとのことでした。

 まずは、どんな時に落ち込むのか傾向を考えてみました。
 結果に至っていないとき。過去と比べるとき。前にできていたことができていないとき。結果に至っていないなと思うとき、過去の成功体験をもう一度やってみたり、周りのできている人を参考にしたりするそうですが、それでもまだできない…となると、さらに気分がダウンするというループにはまるようです。

 つまり、「人と比べる、過去の自分と比べると落ち込む」ということです。そんなとき、前と同じことをしないほうが落ち込まないのではいでしょうか? 雑念がなく、前に進むだけになるでしょう。

 クライアントさんも思い返してみれば、「新しく工夫することに取り組んでいるときのほうが元気。今までしなかったことをしているときのほうが調子がいい」ということが見えてきました。
 ここまでで、流れがいいときと、悪い時との区別がつき、「毎日の暮らしのなかで、新しい取り組みを意識していくこと」にフォーカスすればいいのだとわかりました。

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 ともすれば、人は「新しいことを意図的に取り組んでいく」ということを怠りがちです。それよりも過去に戻ったり、検索してどこかにやり方は存在しないだろうか? と、探すことが当たり前になっていくのです。しかし、それではそこそこの満足感で終わります。私にとっては、不服でしかないでしょう。(笑)

 新しい毎日を過ごすことは、とてもエキサイティングな感じです。しかし、意識をしないと新しい行動にならないものです。
 例えば、「新しいカフェに毎日入る」ことで、自然と脳には「新しいこと」という刺激になっていくでしょう。「新しい献立を毎日1つ作る」ことも「新しいこと」の刺激を脳にプレゼントです。

 クライアントさんは、一日の時間を主に占める仕事において、「仕事で毎日新しいこと10%入れていく。新しいこと10%キャンペーン」を思いついていました。なかなかよさそうな取り組みですね。

 他に、何をしたら脳が喜ぶか? も考えていきました。
 新しいことをする、と考えると非日常的なことを思いつきそうですが、普段やっていることと紐づけることが、継続して新しいことに取り組んでいくいい流れを作ります。

 クライアントさんは、将来はトラベルライターになりたいそうなので、毎日「書いている」ことに紐づけることを考えました。
 なにか、トレーニング的なことでできないかと…。文章を磨いている最中ということで、「色々な作家の文体を模倣しつつ、最終的には自分の個性を出していく」というアイデアがクライアントさんから出てきました。文章の可能性が広がっていくでしょう。その先、自分らしい旅行記が書けるようになれば、自分でkindleで販売してみるところまでイメージが描けます。まずは、そこまでを2017年年末までにやってみる、と決めました。

 ここまでのセッションで、私がクライアントさんの旅行記を見ながら、書き方ポイントを教えたことがあったのです。すぐに文章が見違えるようになっていました。その2か月後、クライアントさんにとっては想定外であったWEB上でのライターデビューを果たしました。審査もあるところだったようなので、あのときの指導がここにつながったのか! と感慨深いです。どこにフォーカスを合わせるか? どんなトレーニングを課すのか? は大事なこと。他力も働きながら確実に前進するんだなと、思いました。

 クライアントさんが3か月前に挙げていた悩みが、「今思うととても小さかったね」と、一緒に振り返って笑いました。これからの変化もとても楽しみです。