「最近、体調がすぐれないんですよね。鼻づまり、のどの痛みがあって…」

「それって花粉症ですか?」

「いや、違いますね〜」

「んー。それはエネルギーの循環が悪いんでしょうね。顕在意識と潜在意識の不調和かもしれないですね」

 そんな会話からセッションが始まりました。体調不良が仕事にも影響を及ぼし、お客様から求められている範囲で、提案を済ましてしまうこともあるそうでした。仕事に身が入らないし、流していやっている感じが、また自分を責める原因にもなっているかのようでした。

「提案を作ることに、面倒な気持ちが出てきちゃっているんですよね」

「珍しいですね、提案することは好きな方ですよね。なんででしょうね?」

「作業の時間も増えるし、利益が出るかもわからないし、とか思っちゃうんですよね」

「雑念ですかね?」

「あーそれ、雑念ですね。せっかくやったのに、提案がダメになったことがあったんです」

「それは過去のことですよね。いつだって、良い提案をしていくだけですよ。こんなにやったんだから、いい結果にむずびつかないとおかしい! って思えるくらい。そうすると、いい結果も出ますよ。さっき、別のクライアントさんかLINEがきていて、『こんなにやったんだから、表彰されないとおかしい! と自分に言い聞かせていたら、会社に表彰制度がなかったのに、表彰されました』と報告が来ましたよ」

 クライアントさんに、潜在意識の使い方も教えつつ、「試行錯誤していくことは未来へもつながる」と会社の仕事を自分事にするように、目的意識を未来へ設定しました。

32b4984e


 また、過去の失敗体験に囚われているというのは、理由になる一つであって、別の角度から考えると、「集中力がない」ともいえるでしょう。集中力が発揮できるように、1日のルーティンについて今一度見直してみることにしたのです。

「一日の過ごし方はどうですか?」

「5時起床、本を読んで、5キロ走って、早めに会社へ行っています」

「へぇ! 朝からそんなに! 頑張ってますね〜。それって途中眠くなりません?」

「なりますね。昼過ぎると眠くなります」

「眠くなるほどやっているとは、負荷をかけ過ぎでは? 毎日をいい調子で過ごすために、自分らしいマイルールを作り直したほうがいいですよ」

「ストイックな人に、合わせようとしていたのかも」

「その人は男性ですからね、女子のスケジュールで、朝6時起床、本を読む、会社。夜走る…くらいでいいのでは?」

「そうですね〜。朝5キロ走ったことに満足し、『これでいいや』になってました。そこで達成感を感じきっていたのかも」

 朝に達成感を感じて、脳が怠けようとしてしまったかのようでした。

 日々を細かく見ていくと、脳がストレスになるポイントが色々と見つかりました。ストレスを調整しようと、有休をとったりもしていたそうですが、ON、OFFと極端にするよりも、毎日の中にリラックスを入れていくことです。寝溜めもできませんし、リラックス溜めもできません。そうなると、1日の過ごし方を見直していく、という最小単位が大事なことになってきます。最近、クライアントさんたちに教えている、私のセオリーの「ONE DAY ONE UNIT」の話もしました。

 明日もいい過ごし方ができるように、無理もしすぎないこと。そうすると、毎日集中して過ごせ、仕事のクオリティも上がり、いい結果へと結びつくのでしょう。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

★セッション後、メールを頂きました。

 今日もありがとうございました。あの後送ってもらったYouTubeで、脳はストレスを病気で紛らわして、怠けようとするというのを聴きました。堀口さんに言われたように負荷をかけすぎたってことだな、、と再確認しました。

 そして、家でゆっくりした後で、「ちゃんとゆっくりしてるのに私の体調が悪いのはおかしい!」と切り替えて出かけたら、体調良くなりました!(笑)今、鼻通ってます!! 私、単純すぎる! 知らずに無理して、潜在意識がネガテイブになって、体調に出ていたんですね。

 今日やりたいこともできて、今日は1日完結、”ONE DAY ONE UNIT”できました。明日からも意識します。ありがとうございます。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

→病は気から。セッションの出だしは、医者のようでしたね。(笑)