ここ数か月、色々なことがバタバタとあって、遂に「参りましたの境地」になり、「私が打ち込むべきことはこれだ」と覚悟が決まったご様子のクライアントさんでした。「参りましたの境地」というのは、「もう、そんなこと考えていても時間が無駄だ」と気づいてしまうことです。

 そこで、1年前くらいから出ていた課題に、再び取り組もうかなという気にもなって、このセッション中に構想を一緒に考えてほしいということでした。

 もう1年前のこと、きっと状況も世界も変わっているし、再び「本当にそれやりたいんですか?」というところから、質問を重ねていきました。
 もし、本当にやりたいことだったら、既に取り組んでいるはずだからです。しかし、セッションでわざわざテーマにしたということは、それは違うのかもしれないということも仮定しつつ、質問をしていきました。

「どの人に向けてサービスを展開したいのですか?」
「自分の得意なところはどこですか?」
「いま、一番役に立てているのは誰ですか?」
「これから、どこを一番やっていきたのですか?」

と質問を重ねたのですが、「そう、それが分からないんですよね」と返ってきました。分からないというよりも、そこまで、掘り下げていないということ。今まで考えていない角度からも考えれば、出てくるはずです。
 そこで、ちょっと個人的な「こういうのがあったらいいな」という意見も挟みつつ、他にも思いついたことをクライアントさんに投げかけてみました。

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 するとビンゴ。「その人たちに向けて発信したいことは、今の自分ももっと掘り下げたいと思っていることでもあります。だから、自分のためにもやりたいことですね」
 でも実は、クライアントさんが自分のノートに、ずっと自分のために書き溜めていたことでもありました。対話していくなかで、クライアントさんが既に自分のための没頭していたことが出てきたのです。1年前のアイデアが正しいと思い込んで、思考が止まっていたのでしょう。

 これからは、それを発信バージョンとしてラッピングして、シェアしていけばいいですね。そのほかにも、お客様になるまでのストーリーから、サービスの全体像までイメージしていくことを手伝いました。考えていけば出てくるものです。

 「何に? が、分かっていなかったんですよ。取り組むことが見つかってよかったです!」と、最後にクライアントさんがおっしゃったので、4月の『読むサプリ』の質問は、「何に取り組むか」が、整理されるような質問を作ったらよさそうですね。