初の海外ひとり旅へ向かったクライアントさんより、初日を終えての感想メールが来ました! 「ひとり旅」というのが初めてで、前日は緊張で震えが止まらなかったとのこと。

 しかし、送られてきたメールには添付写真があり、飛行機の中から見えた「虹」の写真でした! 
 到着して、早速お目当ての美術館へ行かれたそうで、その時の様子を「絵画を見ていて、近年滅多に感じなかった達成感がどっと湧きました。子供みたいですが、ほんとやればできる(笑)」と記されていました。

 90日コーチングは、はじめから怒涛の変化でした。ただ、クライアントさんは、自分の変化を感じ取ることが苦手でしたので、そのあたりもセッションで考えることにもなりました。

 最初は、これから未来の自分にとって不要と思うものを片づけるところから始まり、片したあとは、これからの自分にとって必要なことを取り入れていくという時期になりました。今まで、なんとなく始められなかったことも、発想の転換で必要なことであるという認識になり、習慣化もされてもきました。仕事の話は、セッションで扱っていなかったのに、お仕事のほうも、目標数字の達成の目途がたち、余裕も生まれていました。

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 やがて、「海外ひとり旅」の課題がでてきました。
 なぜ、そこに取り組んだのかというと、「自分のコントロール感を手放すことの恐怖心」や、「自分の発想にない行動を取り入れてみること」、「良質なインプットをすること」について、一番よさそうな行動だったからです。

 副業でモノづくりもされている方なので、いいものを創るために「良質なインプットを」という点でも、美術館に無料で入れる都市へ行ってみたらどうか? ということになりました。語学は自信ないようですが、行き先決めていれば、そんなに困らないでしょうし! 還元されること間違いない、いい投資にもなると思います。

 完全に、クライアントさんの枠外の発想。自分だったらそんなチョイスはしないだろうということを決行してみることになったのです。自分の枠から出るというのは、枠から出てしまっている人からしたら、楽勝な行動でも、未体験の人には勇気がいりますよね。

 自分の発想では「それはない」をしていくと、人生を豊かにすると思います。机上の空論のようなアドバイスよりも、経験談が豊富な人は、説得力も出てくるでしょう。何しろ、経験が自信にもつながるでしょう。

 長年セッションをしてきて、クライアントさんに「何をしたいですか?」と質問しても、その人の枠の中でしか、人は考えられないんだと、気づいたことがありました。
 私自身も、独立して4年目あたりから、どう考えても自分の枠から出られないなと思ったことがあったのです。そんなとき、知人のスピリチュアルカウンセラーから「ゆっくりしなさい」と言われ、「何をしたらいいかわからないというのに、ゆっくりしなさいって、どういうこと?!」となったことがあります。そんな自分の体験からも、180度変えてみるということが、壁の向こうにある扉の見つけ方なんだなと、悟りました。

 自分の枠から出るには、180度逆に考えるというのも一つですし、自分と違う考えを持っている人に興味を持ってみることです。理系の人だったら、アート系の人。大人だったら、子供と話すとか、ちょっと苦手だなと思うほど、自分にとって新しい発想を取り入れることができます。ずっと自分と似たような人が友達というのが、一番枠から出にくいでしょう。

 また、私がやっていることは、「いつもと違う選択」を日常でよく取り入れてます。その習慣が脳の習慣となり、「去年まではこうだったから、今年はやらない」とか、そんなことが普通になっていくのです。
 今回、クライアントさんが全く新しい選択をされたことで、「いつもと違う選択をする」ことの感覚や、免疫力みたいなものがつくのではないかと思います。
 
 今回の旅は、トライアル版ということで、出張のような短さのようですから、きっとまた次どこ行こうかな?と、なるのではないかと思います。旅行中に感じたことから、また新たに自分に必要なこともわかるでしょう。  
 1回の体験だけで終わらせず、良質なインプットをすることも、人生のルーティンに取り入れて、インプット、アウトプットサイクルが完成できるといいですね。
 
 虹の写真には、感動させていただきました。お土産話が楽しみです!