セッションの最後に質問をされました。私のボイトレの音声レポートを聴いて、ビフォーアフターでは、歌声が変化していたことに驚いたそうです。また、先生から教わるときのやりとりから、先生からも何か引き出しているような、そんな風に感じたとのことでした。何か工夫していることはありますか? と。

 丁度、12Years a Blogger EVENT Episode2で、「Development-探求-」というテーマの中で、自分を自分で育てることについて、考察してみたいと思っています。

 教える側の最大限を引き出すことを常に考えています。どういう生徒のときに、先生がやる気を出すか? とか、特別なことを教えてもらえるか? コーチングセッションで、クライアントさんの最大限を引きだすスタンスと一緒です。

 そのボイトレの音声レポートに関しては、前半の部分は、ほとんど先生の話を聴いています。レッスンなので、早く歌わせてほしいし、試したい! とも思うのですが、とにかく、教える人の話を遮らないということです。また、素直に聞きます。基本的に反論はありません。「でも」と言い返されると、教える側も話しにくくなるのだと思います。常に相手の立場になって想像すればわかることです。

 これは、私が二十歳くらいのころ、アルバイト先でミスをし、その理由を弁解し始めたとき、「意地っ張りだね」と社員の人に言い返され、ハッとしました。それはいらないなと。自分が損をするとも思いました。下手に口にするよりも、能動的に黙っているほうが賢いということがある気がします。

 それから、自分が間違っているかもしれないと仮定して、謙虚に聞くようになりました。「自分が合っている」と思うと、入ってこないので、間違っているかも…くらいにしておいた方が、入ってくるのではないかと私は思っています。そして、相手のアドバイスはそのまま実行することは少なく、アレンジして自分のアイデアとして上書きして実行に移すのです。

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 なので、相手とのやりとりは、ただのインプットに過ぎません。そこに正解不正解をつけずに、とりあえず聞いてみる。それを自分の中に取り込んでみて、いい調合がなされて、自分の最良のアウトプットとして仕上がってくるのだと思います。

 自分の中で化学変化を起こすためにも、相手の言うことをとにかく聞いてみることです。鵜呑みにすると、ただの考えない人ですから、やはりそこは考えて、自分でアレンジして違うものに誕生させていく。

 そのあと、教えてくれた人に恩返しができればと思っています。そのやりとりが、相手との関係性や絆を作っていけることにつながるのだと思うのです。あまり先生のことを先生と思っておらず、作業の相手だと思っています。コーチの仕事をしているのも、やはり作業の相手という感覚です。それで、相手が閃いたことを実行してほしいと思います。


 また、どうしたら相手もこの作業を楽しんでくれるだろうか? ということも考えます。英会話の先生に、メルマガ英語版を手伝ってもらったり、作品を手伝ってもらったり、絵を描いてもらったり…と、かなりお願いを聞いていただいていますが、「これは特別サービスだからね」と言うことになっています。もちろん、先生の人柄が半分以上とは思いますが。依頼の仕方もいろいろ工夫をしているので、それはまたEVENTの中で話す予定です。


 生徒であっても、先生の最大限を引き出すこと。メンターとのメールのやりとりに関しても、メンターのモチベーションをどう上げるか? も常に考えていました。毎日メールを送信させる気にするにはどうしたらいいか? と。

 さらに、相手にもいい結果を提供することも忘れないことです。メンターに累計200人くらいお客様を紹介しているみたいなので! 結局どんなことにも共通することは、「自分のことよりも、相手のことを考える」ということなのだと思います。

 それにしても、「先生をやる気にさせよう!」と思う人は少ないのかもしれませんね。