いつものクライアントさんの30分特典セッションでした。早速テーマに移りました。
 アート関係のイベントで、クライアントさんも参加してみないか? と声をかけられたそうです。しかし、全く乗り気にならず、どうしようか? と考えているとのことでした。

 乗り気にならない理由は、材料費もかかるけれど、ボランティアな形なのだそうです。
 「先に与える」とは言うのでやってみたらいいんだと思うけれど、これまでも「先に与える」をした割に、自分に返ってこない感じがしているそうでした。なので、尻込みしているようです。

 私は言いました。「だったら、乗っ取ってしまうくらいやったらいいですよね。いい機会ですよ」と。でも、気合いで背中を押すだけと言うのも、何か物足りないでしょう。

 別の考え方もあります。グーグル広告に月1万円かけたところで、あまり検索しても出てこないもの。7年前の話ですが、私は月20万くらいグーグルに広告費を支払っていました。それならばお客様がリーチしてくる金額でした。そう考えると、クライアントさんの材料費は、かなり安い広告費なのではないでしょうか。

c そして、一番の問題は「受け皿が少なすぎる!」と。
クライアントさんが提供しているメニューは2つくらいしかないし、主に稼働しているのは1つだけです。そのなかから、お客様に選んでもらうというのは、選択肢が少なすぎです。お客様もお金を払いたくても、払えるものがないだけなのです。

 先日、知人が「料理代はいいです」と言っていましたが、その料理を食べた人たちは、「料理教室行きたいです!」と言い出し、知人はたくさん自分のコンテンツについて楽しそうに話していました。帰りがけに、料理教室のレシピと、手作りの調味料もプレゼントしてくれました。意識的に「先に与える」をしているというよりも、これが普通にお客様となる流れなのだと思います。

 つまり、そのイベントでお客様のほうから「教えてほしい!」と言ってもらうくらい、感動のパフォーマンスを披露することです。その際、お客様が選択しやすいメニューが書いてあるプリントを渡すだけ。そこで即決にならないと思うので、自分のYouTubeチャンネルを教えたり(これはクライアントさんの今回の課題になりました)、ブログを教えたり、お客様と十分コミュニケーションを取ればいいのだと思います。そのなかで一人でもお客様になったらとてもうれしいです。

 それから、「最高のパフォーマンスにするにはどうしたらいいか?」「お客様にどうお知らせするか?」「新メニューはどうするか?」など考えていきました。30分後、クライアントさんは別人に生まれ変わっていました。

 「先に与える」。因果応報でいろいろといいことは返って来ます。しかし、それはプライスレスなものでもあり、お金でない場合もいっぱいあるでしょう。

 ビジネスをやっているならば、そこに「与えたものが返ってくる循環システム」を作るというだけのことです。お金になって返ってくるという形になります。

★ご感想頂きました。(抜粋)

堀口さんへ

こんにちは。
昨日はセッションありがとうございました!
どうやって、断ろうか!と思っていたイベント。苦笑。 いやぁ、断らなくて良かった!
乗っとりますわ。 そんな発想全くなかった。

→ 以下、実行されたことなど、沢山書いてありました! お役に立てて良かったです。

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★7月、8月のEVENTご案内ページ

◎7/20東京「Future」◎8/5大阪対面セッション◎8/6大阪「Possibilities」

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