自店舗の取り組みについて10分のプレゼンテーションをすることになったので、その内容を考えたいというセッションでした。年に数回セッションをする感じで、3年目のリピーターさんです。ご遠方からこのセッションのためだけに東京にいらっしゃいました。

 今回、代表として推薦されたそうです。取り組みの内容が具体的で、発表に値すると思われたのでしょう。セッションが成果へと繋がったようでよかったなと思いました。私も責任を持って、クライアントさんが素晴らしいプレゼンになるように、構成を考えていきました。

 クライアントさんとしては、取り組んだことと、その結果を話すことくらいしか、プレゼンテーションのイメージが湧いていなく、それだけでは、提出した資料を読むだけだし、面白くないな・・・・とお困りでした。

 まずは、ヒアリングからです。クライアントさんがその取り組みをしようと思った「動機」と、「実際」にお客様からはどんな反応があったのか? 「結果」はどうなったのか? お聴きしていきました。

15686-NQCIG8 なぜ、私がそう訊いたのか? というと、たいてい「悩み、気づき、変化」の3部構成だからです。コーチングセッション自体もそうです。

 最初に悩みがあって、フィードバックで気づきがあって、それから変化が現れるもの。そういう変化の時系列で語れば、聴く方もストーリーとして入っていきやすいのです。

 それから、幾つか取り組みがありましたが、それをさらに3つの柱にまとめることにしました。
 「\楜勠⊃卦顧客獲得おもてなし」としました。こうまとめることで、聴講者も頭が整理されながら聴くことができるでしょう。

 そして、最後にもっと伝わりやすいように「脚色」です。
 クライアントさんは、ビラ配り1000枚というのは、昨年の倍なので、ここは頑張ったところだから、伝えたいとおっしゃっていました。「ビラを去年の2倍、商圏を広げて配りました」だけでも、よくやったなぁ感は伝わりますが、そこを脚色するとこうです。

 「ビラを去年の2倍、商圏を広げて配りました。これだけやったんだから、お客様が来なきゃおかしいだろう! と思えたことが、潜在意識まで変えたと思います。そういう見えない自信が、よりよい接客へもつながったのだと思います」クライアントさんにそう伝えると、言われてみたら、そうだ! ということに気づかれていました。「こんだけやったんだから、来ない方がおかしい!」と実際に思っていたそうです。訊いている方は、「こんだけやったんだからをやろう!」と何かを考え始めるでしょう。

 そのほか、接客の部分では、販売実績1位のスタッフがいるとのことでしたので、その人の接客ノウハウをシェアするのはどうか? と提案しました。10分間ですが、取り組みと結果報告だけのプレゼンよりも、聴講者にお得になっていただけるでしょう。どうせい発表するなら、そこまで聴く人の得を考えましょう。

 そして、最後にクライアントさんが、実はとても気にしていたことがあったのです。
 「目標数値に到達していないのに、選ばれちゃったんですよね・・」と。実際のところ、まだ決算のところまで行っていないので、これからミラクルが起きて、目標達成もあるかもしいれないですが…。上司には、数字のところは、さらっと流せと指示が入っていたようですが、私はこう言いました。

 「現在、・・・・で推移しております、で終われば、嘘はないですよ」と。物は言いようだと思います。クライアントさんの中で、ちょっとの遠慮がありましたが、これで堂々と発表ができそうな気分になっていきました。

 「どうしましょう、全国大会まで行ったら…」
 最初、参加賞くらいはとりたいかな・・・とおっしゃっていたクライアントさんでしたが、自然に想像が全国大会進出の方まで広がり、私もまた新しいアイデアが色々とひろがっていきました。2人で爆笑です。

 イメージできたことが実現しますから、次回の会で実現するかもしれないし、またその次の会で実現するかもしれないし、でも近い将来、クライアントさんは、全国大会出場すると思います。(笑)