知識を得ることで、安心してしまって行動に移せていなかった。また、安心して行動に移せなかったから、行動に移すための知識を得ようと本やネットで知りたいことを探す・・・・。結局その繰り返して、本だけは増えて、部屋の片づけはたまる一方になっていた。

 「知りたいことの欲求を満たして満足したつもりでいて、実際に行動に移すことなく、悩みは解決していなかった」ということが、4回目のセッションでとうとう浮き彫りになりました。
 コーチングセッションは、「実際に行動に移すために何をするか?」を考える場なので、これまでのセッションでも、見違えた変化がありました。旦那さんにも「コーチをつけてよかったね!」と言われるほど、行動が変化していました。

 しかし、4回目のセッションで、「進んでいるけれど何かがすっきりしない、なんだろう?」ということをセッションのテーマとして挙げていました。行動してみることで感じられた、頭と心の違和感のようです。モヤモヤはしているけれど、進んだことで現れた現象です。

 「ゴールイメージはあるけれど、気になっている時間が長い気がする。やれてるの、これだけじゃんという気持ち。やった分、やれてない自分も感じる。100できたいのに、出来ていない自分の重さ」
 過去と未来と綱引きをしているようです。どうすれば、シンプルな形で、未来への行動になっていくのでしょうか。

 例えば、過去の残念なところをわざわざ探さなくとも、「出来たところを数えれば進む」というときがあります。クライアントさんは、「ラジオ体操はそれができている!」という事実が見つかりました。
 しかし、「掃除、片付けは苦手のためか? 出来ないからと保留癖があるからか?」できない理由がでてきました。

「ではなぜ保留するのか?」 

「やろうと思って道具を買い、満足しているのかも・・・・」

 道具と本はたくさん持っていて、全然使いこなしていなかったのです。先日、整理整頓をしていたら、「3年前に買ったシュレッターが見つかった」とおっしゃっていました。まだまだ、お宝が見つかりそうな気配です…。

s つぎに、「物が増えるメカニズムについて」を深掘りしていきました。わかっているけどできないとき、こうして考えていくしかありません。心のブレーキを外すことです。

◎片づけ、掃除をしよう!→掃除のやり方本を買う→道具を揃える→安心→やらない。
◎手帳をちゃんとつけたい!→使い方が分からないから本を買う→他の手帳も買う→本も買う→6冊くらいになっている。

 物が増えるスパイラルへの階段が、霧が晴れるかのように見えてきました。さらに深掘りしていきます。

◎自分が出来ていない→方法論の書いてある本を買う、ツールを買う→安心して使わない。
自分が足りない、その不満を埋めようと物を買っている。自分ができていないところを隠そうとするために買う。人にもオープンにできない。人にも近づけない。

 もっとシンプルにすると、「足りない→買うの繰り返しで物が増える。自分が不足していることについて、もので解決しようとする傾向」まで見えてきました。


 一方、こんな思考の人もいるのではないでしょうか?

◎自分にあう本を熟慮して買う。その1冊を丁寧に実践する。結果を出す。きっとそのほうが、満たされた人の考え方です。

「自分を物で満たすところがあるんですね。買って満足。買うことでクッションをつくり、安心材料。しかし、面倒、時間がない、で止めるというサイクル」クライアントさんがご自身でまとめられていました。
「物の量=不安の量になっていますね」と、私はシンプルにフィードバックしました。

 私のメンターがこんなことを言っていました。
「成功しない自分を認めることになるので、成功哲学の本は全部捨てました」と。
つまり、「自分が不安で買ったものばかりを所有していることで、潜在意識も自分の足りないことを認め続けるだろう」ということです。

 自分に必要なものだけになったとき、自分にも自信が生まれてくるのではないでしょうか。
「不安で買ったものを手放していく、買わないことを意識的に取り組んでみる。掃除を続けることの2本立て」のアクションが決まりました。クライアントさんの潜在意識もだんだんと騙されながら、「満たされている!」を感じられる日も近いと思います。


 一方、このセッションのあと「捨て過ぎて、整理しすぎて、自分には何があるのか?」と悩みスパイラルにはいってしまったクライアントさんの話がありました。
 結局は、クライアントさんのポテンシャルを私がグワット引き出す形で、クライアントさんにとっては、言葉にできないほどの喜びに満たされるセッションとなったのです。後日の記事にて、まとめたいと思います。