「話し上手は、聴き上手」とは、どんな要素で構成されているのだろうか? 
 自分を客観的に分析するのは難しそうだと思ったので、私が聴き上手だと思っている6人を思い浮かべながら、考えてみました。

 「共感的理解力」「支持力」「質問力」など、10要素がでてきました。それを「聴く」、「話す」と分けてみると、聴き上手4項目、話し上手6項目となりました。聴き上手だなと思っていた人たちの中に、やはり話し上手である要素も入っていたのです。

image それからさらに、私の中での聴き上手6名の特徴を浮き彫りにさせるために、◎、○、△をつけてみました。
 評価をつけていくなかで見えてきたのは、女性陣は支持や共感などが強みであり、男性陣は発想力、感想力が強みの傾向があるということです。

 私は意識的にどの人に話すか? を決めるところがあるのですが、なぜそうするのか、も言語化されていきました。

 例えば、私の中で何かやりたいことを思いついたら、まずは女性に話します。温かく共感してもらって、自分の気持ちを盛り上げるためです。(笑)
 次に、男性に話すのです。質問をしてもらったり、おぼろげなところを上手に拾ってもらったり、新しい発想から物事を考えることをサポートしてもらいたいからです。すると、さらに具体的になったり、新しい方法を見つけることができて、作っているものがよりよくなったり、行動のモチベーションがアップするのです。

 表を作ったことで、相談相手を男女使い分けていたという事実が発見されてしまいました。しかしながら、私が相談する皆さんのレベルは高く、「話し上手は、聴き上手」であることは間違いないです。

 今日は、話し上手は、聴き上手ベスト6名に選ばせてもらった英会話のインストラクターのレッスンの日でした。私の聴き上手分析について、シェアしてみたいと思い、レッスン前に10項目を英訳してレッスンに臨みました。「そんな分類で考える人はほとんどいないだろうね」と感心して下さった様子でした。

 「話し上手は、聴き上手10のポイント」は、とてもシンプルにまとめることができました。この10項目のスキルを高めることを意識していくと、自分の中のバランスも整っていくでしょう。男性性と女性性のバランスのようにも思えます。「話し上手は、聴き上手」ということわざは、的を射ていますね〜。

 聴くことはできるけど、うまく返せない人。また逆に、いろいろと視点は投げかけるけど、相手と温度差ができてしまう人も、どんなスキルが不足しているのか? が一目瞭然でわかるでしょう。

 トークイベントまで、あと24日あるので、さらにここから深めていけることが楽しみです。




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