自分の在り方において転換期を感じているが、これからどういうスタンスでいけばいいのか? というセッションでした。


 これまでずっとアシスタントとしてやってきたけれど、いまやろうとしていることは、0から創り上げる仕事なのだそうです。3人でチームを組んでいるそうなのですが、クライアントさんはWEBマーケ担当のため、コンセプトを作りだしている今は、あまり出番がないように感じているようでした。

 意見を言っても、あまり役に立っていない感じがするし、それは、自分の意見があまりよくないのかな? とか、自分の語学力の問題なのかな? とか、私がここにいなくてもいいのかな? と思ってしまったり…。無意識に自分を責めてしまう方向へいくことが、ストレスを生んでいるようでした。

 セッションの前に一度その様なメールを頂いたので、「ゴールはどこか? にフォーカスすることで、気にならなくなりますよ」とお返事をしました。それでまずは、自分を責めるほうへのフォーカスはだいぶなくなっていたようでした。

 セッションでは、さらに自分の在り方について考えていくこととなりました。

 そもそも、クライアントさんのなかで、ずっとアシスタントとして仕事をしてきたことに、「ずっとアシスタント?」とふと思ったことが、ビジネススクールへ行くきっかけになったとのこと。ということは、本音では「0から生み出すこと」をやってみたいというのがどこかにあるのでしょう。アシスタントとは、全く進め方が違うのかな? とも感じ始めているようでした。

 現在、3人のチームではブランドのコンセプトを考えたりしている段階とのことで、WEBマーケを担当するクライアントさんとしては、若干オブザーバー気味で、自分が何もしていないことに違和感があるそうなのです。

 私はその様子を聴いて、「何もしなくていいと考えてみたらどうですか? まだ、WEB上のコミュニケーションのところまで行っていないわけですから。何かしなくてはいけない、って思いこんでいるとも言えるかもしれないですよ」とフィードバックしました。

 すると、「思い込みかもしれないです。とにかく手を動かしていないといけないと思うところがありますし、『あの人、仕事していないよね』と人が話しているのも気になりますし…」と。

 自分の思い込みと他人の目を気にすることが、焦りにつながっているようです。もうすこし、流れに身を任せてみてもいいのではないでしょうか。


「何もしないってどうするんですか?」とクライアントさんから質問が来ました。

「オブザーバーとして、本当に感じたことが出てきたら発言すればいんですよ。なんか言わなくちゃ、と思っていると、自分の言うことを考えようとして、相手の意見を聞かなくなってしまうんです」

「人の話を聴かないね、と子供のとき言われたことがあります」

「そうですか。相手に発言を任せてみるのは、今までとアプローチが変わりそうですね。何か言おうと思うと、無理につくってしまい、あとから後悔してしまうこともありますもんね。本当に出てきたときだけ言葉を発するようになることで、自分の言葉にも自分で信頼感を感じられるようにもなりますよ」


Fotolia_52060557_XS 私の仕事は、「相手の答えを引き出すこと」を目的として傾聴をしているので、きっと一般的な会話よりも、相手への余白が多いと思います。仕事だけでなく、普段からもそうしていることが多いです。そのほうが、面白いことにもなっています。(笑)

 先日、英会話のインストラクターに「これ、どう思いますか?」と投げてみたところ、「きっと、…したほうがいいよね…」と笑いながら答えが返ってきました。その答えは、まさに私がそうして欲しい! と想っていたことだったので、日本語で「やったー!」と思わず返してしまいました。そもそも自分の求めや願いがないと、嬉しいことにはなりません。

 自分から依頼したら、ちょっとヤボな感じでしたが、相手から自分が本音で望んでいた答えを引き出したことで、オシャレな感じになりました。(笑)自分のセリフを相手に言わせると、嬉しさ倍増です。「英語だからすぐに出てこない!」ということは、ずいぶん私を救っているようにも感じます。

「どうかな?」「さあ、何でだろうね?」「わからないな〜」と言うことで、相手が答えたいように答えられるのです。

 セッションでは、私が質問をして、まるで想像外のことが返ってきても、相手はそれを話したくて話しているということで、それでよしと、流れに身を任せます。「論点が違うんだけど」と、故意に返さないのです。


 「相手を信頼してよかった!」と思うことが増えることは、幸せです。リーダー、社長になったら、相手を信頼して任せることができないと務まらないでしょう。

 「相手を信じることが次のステップアップ」と、課題がでてきました。クライアントさんも、とても腑に落ちたようです。


 セッション後、クライアントさんよりメールを頂きました。
 
 過去にすきだった人と電話をしている夢を見たそうです。自分が何も相手に言えずに黙っていたという…。まさに、「なにもしなくていい」のに「なにかしようとする」様子が夢の中でも再現されていたかのようです。

 何もしないと言っても、流しているわけではなく、何もしないとわかりながら、何もしないことで、相手から何かを引き出せるかもしれないし、流れの中に自分の答えを発見できるのではないかと思います。

 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

コントロールしすぎていませんか?


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