「良い情報を教えたいと思う相手がいても、勧誘とおもわれそうでためらってしまう」というテーマでのセッションでした。クライアントさんは、今はエステサロンで働いていらっしゃいますが、近いうちに独立したいという気持ちが湧いてきて、最近はセミナーへ行ったり、名刺を作ったり、FBを始めたりして、少しずつ広める活動と自分のサロンの準備を始めようと動き出した所です。
 私も独立前は、セミナー、コーチング講座、コーチをつけるなど、1年間で100万円以上自己投資しました。自分に知識がつくだけでなく、そこで知り合いになった方々の存在が、自分の独立への強力な後押しへと繋がっていきました。セミナーに出席しただけで終わらせず、セミナー講師の方とも積極的に仲良くなりました。逆に言うと、それくらい気合を入れてやっていかないと、最初からうまくいかないと思います。

 さて、クライアントさんも、機械を買ったり、駅の近くのサロンスペースを借りたりもしようかなと、動いているところです。付き合っていく人たちも変わってきて、オープンで、おしみなく色々と教えてくれる人も増えてきているようです!

 それで、自分がエステをやっているので、しわが気になっているという方に、情報を伝えたいと思ったようなのですが、なぜかすごく言いにくかったそうです。また、セラピーなどもやっていきたいとお考えですが、職場の人が内面的に苦しそうなので、話を聞いてあげたいと思っても、なぜか、あまり勧める事ができなかったそうです。

 これから施術を人にやっていくにあたり、「最初から、お金をとったほうがいいよ」と人からアドバイスを受けることにも、抵抗感があるようでした。
 そもそも、自分が勧誘されることに抵抗を抱いたり、自分が悪く思われたくなくて、言えないのではないかと感じているようです。

 それは誰でも最初ですから、言いにくいところでしょう。自分の中で納得できる線を自分で決めることがいいのではないかと思います。

a 私の最初のコーチングのクライアントは、部下、お客様、友達です。日々の仕事の中で、部下たちのコーチングが上手く行ったり、また接客にコーチングを取り入れてみて、お客様の考えをまとめることが早くなったり、友達の悩みを整理したり、コーチングが機能したと感じだしたころ、友達の知り合いのアパレル経営者のセッション依頼を受けました。「初めから値段をつけた方がいいよ」とその頃ちょうど言われたので、とてもスムーズでした。

 自然と周りの人たちに試していき、やっぱり効果があるんだわ!と自分が納得できれば、自然と「値段をつけたほうがいい」と言うアドバイスは入ってくるのではないでしょうか。

 クライアントさんのなかで、「何人できたら」という基準を決めることにしました。すると、「とにかく回数をこなそう!」と、自然とやる気が湧いてこられたようです。

 じゃあ、値段をつけたら、まずはお客様がいないから、友達から? という話へ進みました。ここも、悩む方は少なくないです。私の考えは、「友達は無料」です。その代わり、感想や写真などを協力してもらうのです。
 クライアントさんにそう言うと、「友達は無料とはっきり言ってもらって、安心しました」とおっしゃいました。そうそう、安心することが一番です!

 FBなどで、新しくお知り合いになる方には、期間限定でモニター価格を設置することで、クライアントさんも値段をつけるハードルが取れたようでした。さらに、新規だけでなく、リピーターを増やすことへも話が発展しました。具体的に、どのようなコースを考えているのかもアウトプットしていただき、よりスッキリとされました。

 さて、「良い情報を教えたいと思う相手がいても、勧誘とおもわれそうでためらってしまう」へ話は戻りました。クライアントさんに、そのときどんなことを言いたかったのか? ここでアウトプットして貰いました。

 とても専門的な観点からの説明が出来ており、勧誘という感じはまったくしませんでした。「骨にこびりついた老廃物も流す・・・」とおっしゃったので、「何だそりゃ!」と私はなりました。(笑)なんだか、とっても効果がありそうです。
 話しながら、「そもそも、母親をきれいにしたくて、私エスティシャンを始めたんです!本気で奇麗にしようって思いました。本気でと思うと、これもやって、あれもやって、って色々と試してみたいことが出てくるんですよ」と、楽しそうに語っていました。

 自然と原点回帰まで至り、恐れが吹っ飛びましたね。セッションが終わってみたら、自分の使命感にスイッチが入ったようです!

 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

相手にどんなことで役に立てますか?