「々堝阿飽椶肯呂弱っているときの過ごし方について。後輩との引き継ぎがうまくいかず、『貴方のせいでこうなっているんだよ!』と言いたいくらい、怒りが湧いたことについて」考察するセッションでした。


 仕事も落ち着いてきたし、新しく勉強も始めたいなと思い、幾つか調べて講座に申し込もうとすると、「あと2カ月で終わりになるんです」とか、なんとなくストップが入ると感じることがあるそうです。以前は「運動不足だからヨガをやった方がいい」という感じで、やりたいと思っていても行動を起こすまでではなかったとか。今回は、「やってみよう」という気持ちで、1歩踏み出してみたものの、タイミングが悪いようです。

 確かに、タイミングがいいときというのがあって、とんとん拍子で決まるときとか、電車がすぐにやってくるみたいに。そうならない、ということは、本当に望んでないのかな? という突っ込みも入れたくもなりますが…。または、心の断捨離が必要そうな雰囲気も感じました。

 「何か、心の中に残っている? 断捨離が必要とか?」とクライアントさんに尋ねてみると、「あ、準備用紙の2番に書いたこととつながっているかもしれません。後輩との仕事の引き継ぎについて、しっくりこないまま、後輩に休まれたから、怒りが湧いてきたんです、最近」とおっしゃいました。

 クライアントさんは以前から苦手と感じている後輩がいました。しかしながら、セッションを通して自分のことに気づき、さらにコミュニケーションのとり方も変化させてきたことで、一人の後輩は、最近は円滑にコミュニケーションをとれているようです。

 しかし、今回の後輩とは、コミュニケーションどころか、「引き継ぎを待っていたのに、こちらに話してこないってことは、上司伝えに聞けって言うこと?」とクライアントさんは思い、動けず、突っ込めずにいたようです。

 私は、感じたことをフィードバックしました。「Mさんは、待っていたんですね。後輩が言ってくるのを。だけど、後輩は何も言わずに、うやむやにしたまま、休みに入って行ってしまった…。しかも、最後の日には、特定の人とは話をして、Mさんに話しかけても来なかったんですよね。『向こうが言わないからいいや』みたいな感じで、うやむやにして、そのままにしておく人って割といるかもしれないですよね…。うやむやにしていきながら、そのままフェイドアウトする感じとか。結局、積もっていくんですけどね」と。

 するとクライアントさんは、「このことについて、先輩にも意見を聞いてみたら、私は待つばかりでなく、後輩に言ってもよかったんじゃないかって、思ったんですよ」とおっしゃいました。

 また、私は気付いたことがあったので言いました。
「後輩は、うやむやにしている。お互い様ですね。後輩が鏡になっているようですが…」と。

 クライアントさんは、気付いてしまいました。自分もそうだったと言うことに。「そうか、私も以前のセッションで『見て見ぬふりをするところがある』って出てきましたよね。それから、気を付けるようにしたので、その都度色々と言ってくる一人の後輩は、やりとりがうまくいくようになって、だけどこちらは、相手もうやむやにするタイプで、自分も同じことをしてしまいました。そこに違いがあったんですね…」と。
 クライアントさんは、相手の出方をみて自分の出方を考えていると、相手にそのまま流されていたのです。

 「私、一貫性のない人が苦手なんです。うやむやにする方は、いきなりバンと、ぶち切れることがあって、『なんで言わない人が、いきなり言うの?いっつも言ってこないのに』って思うんですよ。でも自分と似ている鏡ですね。自分のそこも嫌だから。(笑)言おうかどうしようか迷って、言わないでいて、たくさん溜った頃に、バンとなってしまうんです。見て見ぬ振りが今だありますね…」と、クライアントさんは、自分を客観視できたようで、驚きつつも、喜んでいらっしゃるようでした。(笑)

p それから、その後輩について、色々と心の目で想像してみました。
 今回、引き継ぎをろくにしなかったため、休みに入られてすぐに「え???」と思うことが沢山あり、修正が大変だったそうなのです。しかし、その後輩は、その担当を2年間ひとりでこなしていて、周りの人たちは、まかせっきりだったので、何か起きても何も言えないことになっているそうです。もしかしたら、彼女もまかせっきりにされすぎて、相談したいのに出来なかったこともあったのかもしれない、大変だったのかもしれない。また、引き継ぎをろくにしなかったのは、元はと言えば、2年前にMさんがしていた仕事だったので、後輩から先輩へ色々と指示を出すのも悪いと思って、言いにくかったのかもしれない」と、相手の立場も見えてきました。

 クライアントさんは、「言っていいのかな? どうなのかな? でも、どうしよう…?」という思考の癖が、たまにセッションで出てきましたが、これからは、気付いたことがあったら言っていくことを意識していくことが課題です。
 今後の自分の在り方が具体的になりました。これで、被害者的な視点から能動的な視点へとなっていき、コミュニケーションがますます楽になっていくでしょう。

 そんなことを話していくうちに、クライアントさんはお手本の存在に気付きました。「近くにいいお手本がいました! 父は、その都度言ってきて、しかも後から言ったことを忘れるほどなんです!」と。
 父親は、その都度言うから、いい意味で忘れるという、常に上書き保存な方のようです。クライアントさんの「ずっと覚えている」というのは、「名前を付けて保存」のように、どんどんファイルが溜っていっているイメージです。そして、溜りすぎてあとから「バン」と言いたいことを吐き出して、周りをびっくりさせてしまうことになっていたのです。後輩も似たようなところがあったということです。

 数年前のセッションでも「上書き保存」についての話がでたので、なんだか久々のご対面に2人して笑ってしまいました。反省しすぎず、学びに変えて、新しい言動に上書き保存して進んでいけば、常に身軽に行動できそうですね。

今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

うやむやにしていることはありますか?