2014-06-15-03-14-24 プチセミ「視点」を行いました。このテーマでいこうと思ったきっかけは、「どうしたらその返しをできるのか?」ということにクライアントさんや周りの人に興味を持たれることが以前からあったからです。

 確かに「質問が的確だったようだ」とか「視点変えることが出来ていたようだ」と私も思えることがあったのですが、現在は、意識的に視点を投げかけられるようになったので、そろそろ言語化してみたら、世の中の役に立てるかもしれないと思い始めたのです。この取り組みは、自分の中でとても大切なことに感じています。可能性が広がる人を増やすことができるからです。自分が世の中の役に立てることをひとつ見つけた! と思えました。

 テーマ「視点」に決めたのは2か月くらい前で、そこから私も「視点」を言語化するために、以前読み参考にした本を見返してみたり、自分のセッションでより意識的に「視点を変えている」ことに着目しました。

 最初は、「ニュートラルな視点」ということをセミナーでお伝えしようと思ったのですが、知人とのメールのやりとりから「ニュートラルな観点」という言葉にたまたま触れる機会があって、「ニュートラルって視点じゃなかったの?」と視点が広がりました。
 そして、「ニュートラルな観点」というところから「視点」について考えてみたところ、今度はたくさん視点がありすぎることに気づきました。実際、「視点は無限大」だからだったのです。つまり、「ニュートラルな観点になれれば、視点は無限大になるのだ」というところに行きついたのです。

 それから、セッションや普段の会話で、ニュートラルな観点を持った自分から生み出される、「質問」「フィードバック」を客観視して、はっきりと気づくことができたのです。
 次に、簡単な図に落とし込めないだろうかと、いろいろと図をノートに描いてみると、あまりにもシンプルにでき上がりました。
 簡単に言うと、「できる」と思うのか、「できない」と思うのか? そこだけの違いだったのです。

 ところで、あなたは「可能性」という言葉を普段どんなときに使っていますか?
 おそらく、何か予想を立てたときに、「○○という可能性はあるかもね」と使うことが多そうです。それは「どこに可能性があるだろうか?」ということとは違います。

 では、「どこに可能性があるだろうか?」という問いを頻繁に自分にも他人にも投げかけるひとは、どんな人でしょうか? 
 それは、夢や希望がある人ならば、「可能性」という言葉を使っていくのではないかと思います。
 しかし、夢や希望を語る人は、たくさんいるのかと言うと、「私には出来ない」ということが癖になっている人のほうが多そうに私は感じています。そこに気づくだけでも、世の中変わっていきそうです。
 「もし出来たとしたら?」そういう問いを毎日自分にしてみるだけでよりよく変わっていくのです。

 セミナーの後半で、実際の私の45分のセッションの流れを解説していくコーナーを持ちました。
 クライアントさんが言ったことに対して、どう返し、どう質問をしたのか? そのままを見返していくと、様々な発見がありました。

 一見、途中で関係ない話になったとしても、「前後に何か共通点があるはず」という視点を持って、取り組んだ場面です。「全然関係ないんですけどね」とクライアントさんが話した話題だったのですが、私はその話とクライアントさんがテーマにしていることの間に共通項を見だす視点から質問すると、その方の源泉が見つかりました。これは、一番パワフルな視点の変化でした。仮説的な質問でしたが、「ある」と思ってみることから始まるのだと改めて思いました。

 セッションは45分という時間ですが、聴く仕事の年数が重なるにつれて、45分でどこまで深められるのか? ということは、同じ自分であっても全然違います。セッションが長ければクライアントさんが得というよりも、いかに45分の中で深めて行かれるのか? という量より質が重要であると言うことなのです。このブログでも1回のセッションのことを2回に分けて書くことも増えたので、単純に数年前と比べると自分比2倍の濃さになっているのです。視点は磨けるのです。

 「可能性を見出せる視点」「きっと何かあるんだ!」そう思って探そうとすることが、なにしろ大切なこと。
 いつでも「可能性がある視点」。こんなに気持ちいいことはありません。

 セミナー翌日、参加された静岡県の方に、渋谷のホテルのカフェで、たまたま遭遇してしまい驚きました。私たちは、新宿か渋谷どちらかというところで、渋谷に行くことをたった2時間前に決めたばかり。相手も新宿か渋谷で迷っていたそうです。可能性を探ったセミナーの翌日に遭遇するというシンクロニシティーは興味深いです。

★「視点」また開催いたします。パワフルでシンプルにまとめることができました。是非、ご体験下さい!
7月6日(日)@東京弊社事務所にて ご案内はこちら。