Fotolia_51763678_XS 6/21開催!第22回コミコレ「癖」のミーティング、3回目を行いました。「癖」ということに私自身もこの1カ月くらい焦点が当たり続けているため、セッションや友達とのやりとりの中でも「癖」を見出してしまうことが多くなっています。

 それにしても「癖」というのは、なかなか客観視できないもの。母親と話していても、「何でそんなに断定的に言うの?」といつも思いますが。(笑)自分ではなかなか気づいてもらえないようです。
 かくいう私も親と話すときに無意識に「怒る癖」があって、特に電話に出た瞬間なんかにそれが出るわけです。友人に「お母さんと話すとき、いつも怒ってるよ」と言われたときに初めて気づきました。
 自分を客観視したときに気づいたことは、いつも私の考えを否定されるのではないかと、言われる前から防御していたようです。真実は100%そうではありませんでした。結局は、私の進む道を応援してくれていることに気づいたのです。
 それから「その癖は直したい」と思い、次から母親にかける第一声を変えることにしたのです。「いつも心配してくれてありがとう」と。そこから親との会話が劇的に変化しました。今ではとても仲良くやっていて、気まずかった昔の自分からしてみたら想像もつかないほどです。

 というわけで、「自分の癖は自分で客観視するのが難しい」という、癖は曲者です。「自分の癖は何ですか?」とコミコレの最初に質問をしようと思っていたのですが、そもそも癖もわからないものです。
 そこで最初に課題点を洗い出す作業として、参加者の方に「繰り返し失敗していることは何か?」について、エピソードとしてアウトプットして頂きながら、こちらの鋭いフィードバックで気づいてもらう! というワークを行います。これは、とってもパワフルなワークなのではないかと思います。
 人は、自分の事が客観視できればいいのです。鏡をみたら、ヘアスタイルを直すことができます。癖への取り組みが見えてくるでしょう。

 癖が認識ができたら、今度は上書きの作業に入っていきます。「うまくいくにはどうしたらいいのか?」考えていきます。たいしたことない!と思えるようになるまで考えることがポイントです。

 今日のセッションでも「なぜ、面倒を見たひとが何人も離れていってしまうんだろう。ひとりでやることの方が向いているから?」というところから、「人は裏切る」と心の底で思っていることが明るみになったクライアントさんがいらっしゃいました。
 そこから、問題を軽くする発想を色々と考えていったのです。癖を消そうとしなくてもいいと思っています。そんな自分にも付き合いながらも、視点を変えることで、心が変化し、行動も変わるので、人生も変わっていくでしょう。

 先日のクライアントさんは、「上司のストロークが厳しくて、自分の仕事に焦りがでてしまうこと」が悩みでした。
 昔の私がセッションをしたら、「上司のありがたい部分を探そう」と提案をしていました。今思えば、クライアントさんの気持ちの部分を汲み取る視点に欠けていました。
 今回は上司のありがたい部分は既にクライアントさんも見つけていらっしゃいましたし、ありがたい部分だけを見ようとすると、自分を責めることにつながることも少なくありません。
 そこで、私はクライアントさんが上司とニュートラルな関係になれるように、「上司が『絶対』という言葉を使ったら正の字を書いて数えてみてはどうでしょう?」と提案したのです。クライアントさんは、笑っていらしたので、少し心にもゆとりが出てきたと思います。「なんだ、たいしたことない」とクライアントさんがなれれば、潜在意識の中のビリーフも変わっていくのではないかと思います。
 グルグルから抜け出すには、違うアプローチが要ります。コミコレのなんでもありのディスカッションは、発見を多くもたらし、色々と可能性を考えてみることが、自分をオープンにすることにもつながるのです。

 最後に、播磨さんに「コミコレを表わすキャッチーな言葉」を一緒に考えて貰いました。今までは、「考えるセミナー」という言葉を使っていました。
 コミコレのディスカッションは、いいも悪いもなく、これもあるよね、あれもあるよね…と自分も相手も受け容れていく考えを見つけていくプロセスは、まさに脳みそのストレッチとなり、筋トレと同じでように繰り返していけば、思考がしなやかになっていくものです。
 要するに「しなやかな思考を作るためのセミナー」というキャッチコピーが22回目にしてようやく見つかりました。(笑)

 思考法って言葉があるくらい、自分が思っている以上にレパートリーはあるのです。思考が広がる人と対話をする機会があればあるほど、思考は広がるのではないかと私は感じています。私がアパレル店長時代に、上司や周りの人、メンターに思考を広げてもらった体験そのものが、私を変化させていったことからもそう思います。今もコーチがコーチをつけていること自体、思考を広げるトレーニングを、いつも行っているということなのです。

 「癖を客観視して人生を変える」という目的に加え、「しなやかになりたい」という方にきっと満足していただけるセミナーになるかと思います!今回はパンケーキを焼いてお待ちしております!(笑)

★今回のコミコレで使用するパワーポイントをご覧いただけます。

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