3年くらい前から変化のタイミングで、セッションのご依頼を頂くクライアントさんとの単発セッションがありました。
「癒し」+「視点を変えること」が進むにつれて、段々と自分の進みたい方向が、はっきりされているような、そんなイメージで進んできています。

 興味深いところは、癒されていない状態で選ぶものと、癒された状態で選ぶものというものは、違いがあるのかもしれない、ということです。それは、パートナー選びにおいての好みのタイプの変化みたいなものです。例えば、自分が満たされていないときは、自分を補ってくれる人が好みになったりするようです。

 この3年間の私のセッションは、現在地の確認と癒しとして機能し、クライアントさん自身も、食事を変えたり、プライベートを充実させたり、癒したり、ご自身でも本当に色々と取り組んでこられていました。とにかく、何でも徹底的にやるタイプの方です。(笑)だから、別人のように変化されてきました。しかしそれは、本当の自分に近付いているようでもあります。

 今回も、「自分の方向性について」を確認するセッションとなりました。
 最近の状況として、「これをやってみたい」という気持ちと、実際にそれをしている人を見て、「嫉妬、イライラ…。私だって出来るはずだ!」という気持ちとが、綱引きしている状態のようでした。

 でも、クライアントさんとしては、嫉妬やイライラというのは、「私もできる」というような負けず嫌いの気持ちのような気もして、実際にそちらに進みたいのかな…という思いの現れのようにも感じ取ったようです。

 今までは、心の奥底で思っていても、「ムリ、大変そう。面倒」と見送ること多かったようなのです。なので、珍しく湧いてきた嫉妬心が、実は「やりたいと思う気持ち」のサインではないか? という考え方も出てきました。

 近々、上司との面談があるようで、「今後はどうしたいの?」と訊かれるので、どう意思を伝えるか? も具体的にしていきました。

 20代のころ、誰もが憧れるポジションだから、とりあえず「やりたい」と伝えておこう、みたいなノリで伝えたら、実際にそのポジションになって、体を壊すくらい向いていないことがあったようで、決意を伝えることに、慎重になっているようでした。

 もし、面談で「もっと自分の成長が望める方向を希望している」と伝えたとしたら、どうなっていきそうなのか、未来をイメージしました。クライアントさんは、自分の言葉をアウトプットしながら、決意の感触を確かめているようでした。段々と話しながら、「私がそうなってもいいよね」と、思えてきたようです。


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MP900442518 「今までは、『私は無理です』と即答で答えることが多かったけれど、これからもそう答えたら、きっと大きな飛躍はない気がするから、全ての扉を開くには、やっぱり、○○の方向に進みたいと言うことですね」と、ご自身でも納得感が広がっていくようでした。

 最近、これまでやったことなかった役割を推薦され、実際にこなしてみて、大成功と、周りからも言われたという出来事があったようです。そのとき、「自分が思ったよりも、できるようになっている」感じがしたとか。

 そこまでの話を聞いて私が感じたのは、楽しむ余裕のない20代の頃の自分と、乗り越えてきてできるようになった今の自分との折り合いを、つけるにはどうしたらいいか? 考えればいいと思いました。

 楽しむ余裕のなかった自分について、「前はそうだったな〜」と、ただ、認める。今は、実際にできることが増えているのだから、「努力して出来るようになったんだ」とそのまま認めればいいのです。そうしたら、自分の中の綱引きも決着がつき、「きっとできる」と思えて、これから引き寄せるであろうことも、増えていきそうですね。

 セッションが終わってから、「今後の方向性が明確になって、スッキリ軽くなりました」とメールを頂きました。また、早速、全ての扉を開くカギに必要な自己投資を決められたそうです。決断したら、行動は早いものですね。そのために、ああかな、こうかな…と話していくことは、とても必要な時間に感じます。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

「できそう!」と思うときは、自分の心がどんな状態のときですか?