以前と同じような場面で、「あれ、前なら抵抗していたのに、今回は楽になっている!」みたいなとき、自分の変化を感じることがあります。
 そう変化する理由を簡単に言うと、「感情を味わって、解き放つと、生まれ変わる」ということです。その都度、感情に向き合うようにしていきます。
 段々慣れてくると、あるクライアントさんがおっしゃっていましたが、「恐怖ちゃん、いらっしゃーい!」と、言えるくらいニュートラルになります。

 今、というか、もう作り始めて5カ月経ってきてしまったのですが、クライアントさんに2012年のコーチングで、どう変化してきたかの体験記を執筆して頂いております。2人はできたけれど、あと3人が8割できたところで、あとちょっと…というところ。
 オープニングとエンディングの見直しくらいでしょうか。ある人は、12回も原稿を書きなおしています。そんなに書き直しているのにも関わらず、何が自分の行動をブロックし続けていたのか? なかなか見えてこなかったのです。

 しかし、この前、久しぶりに直接スカイプで話してみたら、ようやく分かってきました。こんなによくわかるのだったら、メールのやり取りだけでなく、スカイプで話した方がよかったんじゃないかって思いましたが。(笑)

 そのクライアントさんは、最近もまた、自分の要望よりも相手からの要望で、当初の自分の意思が揺らぎそうな状況にいらっしゃいました。
 前よりは、自分の意思も言えるようになったけれど、相手からそう言われるのだったら、流れに身を任せてみようかな、つまり、相手の要望も受け入れてみようかなと…、やっぱり、また同じようなことになりそうなところだったのです。

 「いい人」を演じることが多いのでしょう。少し自分が我慢することで済むのならば、引き受けてしまうのです。逆に、頼まれても、自分の能力不足で、「いい人」を演じることが難しいと思う場合は、「断る理由」を考えるのです。

 でもあるとき、一瞬、断ろうと思ったけれど、どうしても断る理由がないことに気付いて、相手に相談するという新しいアプローチが見つかります。そこで、「不安な気持ち」をそのまま相談してみたら、相手も受け入れてくれて、クライアントさんも、安心して引き受けることができました。行動してよかったなと、結果、安堵感を持つこともできたのです。

 そんな風に、そのクライアントさんの書いたものは、前半の方は、全部葛藤になっているのです。読む人が飽きないようにと願っておりますが。(笑)

 ある日、ようやく我慢の限界に気付いて、感情がわーーーっと出るシーンになってから、急にクライアントさんが見える景色が変わっていくのです。思えば、2013年に入ってからが、ものすごく変化されたなぁと。きっと、後半は楽しくスラスラと読める読み物になっていることでしょう。

 「要するに、テーマは、『仮面のワナ』ってことでしょうか?」と私がクライアントさんに言うと、その言葉に爆笑していました。そして、「仮面越しの景色」なので、自分の見たいところしか見えず、そのちょっとの景色で、一喜一憂していたのです。

 そう考えてみると、「あのシーンも、平静を装いつつ、仮面を用意していたのか!」というところが、はっきりと見えてきて、既に書き終えてOKを出していた個所も、仮面を付けることを意識して書いてみたら、もっと面白い読み物になりそうだと、また制作物のハードルが上がってしまいました。

 クライアントさんが、笑いながらおっしゃいました。「ちゃんとできている私よ、っていうことを見せるために、仮面をつけなきゃ、つけなきゃと、どういう仮面をつけるか、いつも必死になっていました」と。私は聞きながら、頭の中に「仮面をこさえている風景」が広がり、一緒に大爆笑です。

 笑えるようになっているということは、今回、スカイプで話しながら、クライアントさんは、すっかり抜けたのかもしれませんね。

 彼女は、播磨さんとのコミコレにもよく来てくださる方なので、播磨さんに、「○○さん、仮面をずっとつけていたようなんですよ」と言うと、播磨さんが、「え? 今ごろ気づいたわけ」と、あっけらかんとおっしゃったので、私もまた笑ってしまいました。

 テーマ「仮面のワナ」の体験記。なんだか、面白い仕上がりになりそうです。

 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

必死になっていませんか?