セミナーの特典30分セッションがありました。30分しかありませんが、「自分を見つけたい」という大きなテーマでした。

「自分の中でコレといったものがないし、自分をどう活かすのか? 強い信念もないし、アピールできるものがないんです」とおっしゃいました。

 コミコレのときに、「ひらめきワーク」というものをしました。何の制限もなく、最近気になるものをどんどん挙げていくというワークです。

 段々と、その方が気になるものに共通性が出てきたと感じたので、「今、挙げていらしたものは、何か物づくりをする人が、探している目線のように感じたのですが、何か作りたいものがあるんですか?」と聞いてみたら、「絵を描きたいと思っているんです」と新しい言葉がアウトプットされました。

 そのときの「何か作りたいものがあるんですか?」は、結構ハッとしたようで、自分は、何かを表現したいと思っている感じを、セミナー後も、なんとなく思い続けていたみたいでした。

「始めてみないと、わからないですよね・・・。絵を描きたいので、習い始めようとは思うのですが、どうなるのかが明確にならないと、進めていいものかどうか…。始めたとしても、ちゃんと出来なかったらどうしようとか、やってみよう! とすぐに始めたことがないから、それも不安ですし…いつもこんな感じで、堂々巡りになってしまいがちなんです」とおっしゃいました。

 その方のなかで、思いつきでやっちゃいけない。中途半端はいけない。確信を持たないといけない。ちゃんと出来ないといけない…という考えが、ぐるぐるしていました。

 仕事で疲れているとき、周りに頼まれたことでいっぱい、いっぱいになり、気持ちに余裕がなくなると、これをやろうと思ったことを実行するときには、テンションが下がって、すごく悲しくなるとのこと。

 そんな風に、自分の気持ちがいつも後回しになって、あるとき余裕ができると、また「やっぱりこれ!」と思うのだそうですが、また、例の思考パターンにはまり、ちゃんとやらなくちゃいけない…と、いつもぐるぐる繰り返しているそうでした。

 ぐるぐるしている様子を書きながら、私も疲れてきましたが。(笑)

「なんとなく」では、いけなくて、「正しいことじゃないといけない」。ちゃんとしていなくちゃいけないプレッシャーがあるそうで、それは、自分の性格の問題だと考えたこともあったそうです。

 性格と言うか、きっと、思い込みのような気もしてきたので、「どうすれば、正しいことをしなくちゃいけないと思うプレッシャーは取れますか?」と聞いてみました。

「そこに信念があれば、正しいかどうかは、関係なくなりそうです。信念がある人は、すごいなぁ〜と思います」

「なるほど。信念ってどう思いますか?」

「自分はこうなんだという物を持っていることですね。それがない自分は、ちゃんとしていない自分のような気がします。もし、面接で、あなたは何ができますか? と聞かれたら、ちゃんと答えられないと思います」

「あの…『ちゃんと』という言葉をよく使いますね。(笑)朝言ったことが、夕方には変わっているひとのことをどう思いますか?」

「『え? さっきと違うじゃない』と思いますね(笑)」

「あはははは。朝と夕方の間の昼に、何か触発されて、アイデアがいい方向へ変化したのかもしれないし、良いこととも言えるんですけどね」

「あはははは。(笑)」

「自分のやりたいことを理由付けずに、始められることができたら、自分が見つかるんじゃないですか? 直感で思ったことを始めないことが多くて、自分のことがよくわかっていないということでしたから。逆にしたら、見つかるでしょうね。理由なく始められるように、ちゃんと理由を持たなくてはいけないと思っている自分を、まずは、許せるといいですね。『ちゃんとしなくちゃ、と思っている自分を許します』って紙に書いて、燃やす許しの儀式をすると、すっきりしますよ。昨日満月でしたし、手放すにはちょうどいいタイミングですね」

というセッションとなりました。

 その人の使っている言葉から、思い込みが見えてくることは多いです。その人が見た現象をいくら語られるよりも、使っている言葉がキーワードな気がします。

 その人が見た現象は、その人の見たい見方で見ているから、その人にとっては事実に錯覚しているだけで、「あの人は、怒っている」というのも、もしかしたら、頭が痛くて、眉間にしわを寄せているかもしれないし、本当のところはわからないのです。

「絵を描きたいと思っている」。その直感に従えるといいですね。
コミコレのとき、お話ししていた、「最近気になること」の目線が、クリエイティブな感じに思えたので、きっと心はすでに、方向性を見つけているのだと思いました。

 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

最近、気になるものは何ですか?