「段取り力について」考えていきたいというテーマでした。具体的に言うと、「自分なりに優先順位を立てて仕事をしているが、ある程度の時期になると、仕事が溜まってきてしまい、数日間の残業で、仕事が溜まっているのを解消して、なんとか乗り越える状況になっている。もう少し段取りの力や、優先順位のつけ方、見通しの立て方などがUPできれば、滞ることが少なくなるのかなと思っているので、セッションでヒントを探していきたい」とのことでした。
 

 「忙しいです」と周りにヘルプを出すことが、ちょっと苦手のクライアントさんでしたが、2か月前のセッションで、自分ができないと思われたら嫌だと思うあまりに、「着ぐるみ」を着ているようになっていることに気付かれて、その後、周りに伝えることに抵抗感が全くなくなり、ヘルプと言うことは、できているとのことでした。


 段取りをよくする改善の余地はどこにあるのかと聞いてみると、見通しが甘い、どれくらいの期間がかかるか分かっていない、数が増えると把握できないことが気になっているようでした。そこで、見通しをどう立てることができるか考えていきました。

 不安は、先行きが見えないことです。先行きが見えないことで起こる弊害として、部下から、「何か仕事はありますか?」と聞かれても、すぐには「これ」と言えないところにも表れていました。最近ついた上司は、指示型の傾向がつよく、「あれやった?」「これやった?」とその都度確認をしたり、仕事を頼んできたりすることが多いという現象が見受けられました。また、仕事を頼まれると嬉しいと思うので、自分のことを把握する前に、指示型の上司からの頼みもついつい聞いてしまって、また、忙しくなっていくことが見えてきました。


 自分自身が見通し悪い状態になっているのもそうですが、周りから見ても、何をしているのか? 把握できない状況を生んでいるようです。


 その話を聞いて、私が思ったのは、「見える化」です。
たとえば、自分のデスクの上にホワイトボードを置いて、自分のタスクを書き、周りも見えるようにしておくことです。そのボードを見た人も、いまやっていることを確認できるでしょう。

 私のマクドナルド時代は、店舗運営の仕事以外にも業務が沢山ありました。なので、シフト内に業務を入れていかないと、8時間労働の後に、自分の業務をしがちになっていました。

 あるとき、上司からアドバイスをもらい、自分の時間を確保するために、当日スケジュールのところに、「スケジュール作成」とか「発注」というように、自分のタスクを書きこむようになりました。すると、周りも配慮してくれることが増えた気がします。
 また、私はあまり指示をされることが好きではなかったので、自分で仕事を見つけて、自分のペースでやれるようにするための、施策にもなったと思います。他人に振り回されず、自分のペースを保って、自分の仕事に集中できるようになりました。

 その話をしたらクライアントさんが、仕事をてきぱきとこなし、休みもちゃんと取れている部下は、自分のデスクにTODOリストを貼って、皆にも見えるようにしているということを思い出したようです。人のタスクですが、皆が見えるところに貼ってあれば、何気に確認しますね、とクライアントさんが言っていました。

 自分の中だけに閉じこもって、周りに何をしているのか、わかられない状況は、チームで仕事をして行く中では、やりにくさも出てきてしまいます。こうして見える化させることで、自分をオープンにさせることができるのだと思います。

 自分の殻に閉じこもらずに、人にシェアする気持ちを持てることで、仕事もスムーズにいくのだと感じています。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

自分の段取り力はどうですか?

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