クライアントさんからご質問を頂きました。

□■□■□■□■□

▽クライアントさん

ちょっと相談ですが、パート先(カフェ)の常連様が
私とはとても話やすいと言ってくださいます。
ご主人を1カ月前くらいに亡くされたおばあちゃんで、
一人暮らしとのこと。
友人もおられないようで、私の連絡先を聞かれました。

私は、とても素敵だから友達もすぐできるでしょうし、
お友達をつくって、カフェにお茶しにきてください〜というのですが、
私とゆっくり深い話がしたいようなご様子で・・・。

前にお店にきてくださった時には、
仕事が片付いてからお席にあいさつにうかがったら、
「どうして来てくださらないのかと思ってた」とおっしゃったので、
来られたら、なんかしんどいな〜と感じるようになってます。

ひとみさんなら、どうされますか?
ご意見頂けたらうれしいです!!


□■□■□■□■□

▽返事

おばあちゃんに、慕われていらっしゃるのですね。
自分がカフェに行く必要のある時だけ、
少しお話を聴いてあげようかな、くらいの気持ちで
いいのではないでしょうか。
きっと、ただ聴いてくれる人が欲しそうですね。

家庭もお仕事もあるし、あまり時間はないけれど、
伺える時に、また来ますねとお伝えしておくとか。
つながり感を感じられれば、孤独じゃないと思えるから、
おばあちゃんの少しの支えになれると思いますよ。

自分に無理をしないで、無理がないときだけ、
お話を聴いてあげたらいいのかもしれませんね。

□■□■□■□■□

▽クライアントさん

ありがとうございます。
自分に無理をしないで、無理がない時だけ・・・のスタンスですね。
つい、無理をしがちになるか、避けがちになるかになってしまいます。
最初だけと思われるのがいやだったり、冷たいと思われるのがいやだったり。
これも相手の反応によって、私、動いてますよね(笑)
自分軸を大事に、自分に無理をしないで、無理がない時だけでできるように、
そして、相手の望むことをできなくても、自分を責めないで、
自信をもっていられるようでありたいと思います。

□■□■□■□■□

こんなやりとりをしました。
 
 クライアントさんは、とてもやさしい方ですね。でも、自分を疲れさせてしまうところもあるようです。
 私は、逆のパターンを経験したことがあります。友達が無理していることに気付かなかったことがありました。

 ある日、自分が落ち込んだ時、友人に1日中相談に乗ってもらったことがありました。とても励ましてもらったと私は思ったのですが、次の日、友達からメールが来て、「疲れてしまいました。しばらくそっとしておいてください」と書いてありました。

 私が元気なかったのに、次の日、友達の元気がなくなっていたのです。

 しかし、そういうのならば、仕方がないことと思い、あちらから連絡が来るまでは、こちらから何も連絡をしないようにしました。それっきり、もう会うことがありませんでした。

 今思うと、友達は、きっと私を安心させようとして、すごく無理して励ましをしてくれていたのかもしれません。私も、相手が無理していないかどうか、配慮する心の目を持つ必要があったのだと、思います。

 自分が自分が・・・と思ってしまうところがあり、何度も同じ問題を繰り返していたのですが、ついに、解決策が分かったと思いました。相手の要望を先に聞くようにして、自分の要望がマッチしたときだけ、「そうしよう」と決めることにしました。

 しかし、それでも、また同じ問題を繰り返していたのです・・・・。

 よくよく考えてみると、私は、要望を聞かずに、相手にもやってあげ過ぎのところがありました。それで、失敗したこともたくさんあったのです。

 自分こそ無理をするタイプだったのです。相手ができないからと思って、相手から要望されている以上のことを、徹夜をしてまで頑張りました。深いところで、相手の力を信じてあげることができなかったのです。

 私こそが、相手を喜ばせようとして、疲労困憊になっていたのかもしれません。友達は、私の鏡だったのだと思います。

 結局は、「自分を犠牲にしてまで、相手を喜ばせようとしない」ことをいつも心得て、相手にやってあげすぎないようになりました。
 コーチの仕事をしていきながら、「行動するのは相手」のスタンスが段々と身についていったのだと思います。そのほうが、相手へもプレッシャーがないようで、自ら行動をしていくことが分かっていきました。

 自分の声を無視してまで、他人を喜ばせようとしないことです。
 
 相手にも無理させない、自分も無理しないように、回答がすぐに出ない時は、ちょっと考えてみればいいのです。

 「無理していない?」と、自分に聞いて、その気持ちを受け容れていけば、相手と自分の境界線も次第にいい具合になっていくのだろうと思います。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

相手は、自分で答えが出せると信じていますか?