今年のGWは勉強です。
メンタルケア・スペシャリスト養成講座@東京大学駒場キャンパスに出席しています。
全部で5日間の講座で、GWは3日分が行われます。

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 先月読んだ『精神対話士の聴く技術』に講座があることが書いてあったので、いいタイミングと思ってすぐに申し込みました。
 6年間のコーチングで、ようやく、「傾聴」ってこれかな、というのが、体に入ってきたので、このタイミングで「傾聴」について、論じている講座を是非聞いてみたいと思ったのです。

 コーチングの勉強は、コーチトレーニングプログラムで3年間実践しながら学び、引き続き、仕事として現場でやってきましたが、教科書を手放した後のほうが、本当の修行だったように感じます。

 教科書は、傾聴のきっかけをつかめるものでしたが、もっと大事なことは、「相手に寄り添うには?」ということでした。相手に寄り添うことで、無意識の方から、相手の答えを引き出せると思ったからです。寄りそったと思ってもらえないと、きっと相手は頭で考えたことだけを語るでしょう。対話にはリラックスが必要なのです。
 相手に寄り添うには、相手の気持ちを想像できる力をつけることですから、そのためには、自分の内観をすることではないかと考えて、最近の2年間、ひたすら、自己探求に取り組んでいたのです。

 自分の内観は、自分の感情とたくさん向き合うことになります。
相手とは経験は違うかもしれないけれど、感情の部分では、人間だから同じような感情になったこともあるかもしれないと考えました。
 結果、相手の感情に共感しやすくなりました。

 また、文章を書く上で「自我を消す」ことに取り組んできたことは、より「相手のために」と思う思いやりが育ち、傾聴力にも効果がみられたのではないかと思っています。

 そのように、自分のここ数年の実体験が、講座で言葉になっているような予感がして、やってきました。

 私のクライアントさんも名古屋会場の方で受講されていて、彼女はもう4日分講座がおわっているようです。
 東京会場には300人集まっており、20代から来ていましたが、中高年が多いよう見えました。


■本日の講義でメモをしたことをシェアします。

 メンタルケア総論では、相手のおかれている立場を想像し、感情を読み取ることの大切さを確認できました。

・傾聴というのは、こちらが何か提供しようというと一生懸命に、相手から聴きだしたり、言わせたり、言葉だけを頼りにして行うのではなく、言葉の裏の情を想像し、共有して、一緒に考えようというスタンスで、夢や希望を与えること。
・マザーテレサは、助けることを目的としたのではなく、死にゆく人にも「愛されていると感じてもらう」ことに力を注いだのだ。


 死生論では、「目に見える世界」と「目に見えない世界」について、テーマでした。

・自分を受け入れることや、執着しないことによって、もっと大切なことに気づける。
・許すことができた時に、今、この瞬間に生きることができる
・自我からの解放で無意識が現れてくる。


 人間論では、スペシャリストが先行するメンタルケアの考え方について学びました。
・人間は対話しなければならない動物である。
・子供は体で判断するしかない。
・育てるとは、こちらから何かをするのではなく、どう子供の岸に近づくか?
・「自分に目覚める」ことは「人のためになろうと思えること」。
・これからは、近代合理主義的な「自己実現」ではない。
・共生。日本人の「おかげさまです」の考え方。
・「傾聴」は、悩みを解消するのではなく、「新しく生まれ変わること(自分だけのための人生に生きること)」が目的。
・まだ終わっていない、まだ考える余地がある、対話を辞めないことが大事。


 名誉教授が、1講義2時間×3人、お話ししてくだいました。70代位の大御所の先生方のお話しは、色々な引用や自分の体験談など、「講義」の仕方も、とても勉強になりました。教材として、先生方の論文みたいなものがあるので、書物も読みながら、もっと感覚に入れたいと思っています。