お医者さんや弁護士さんなど、勉強をとにかく頑張って、目標を達成してきたという女性のクライアントさんがいらっしゃいます。目指していたから、そこに辿りついたのだと思います。
 私は、「○○を目指して勉強」という目標は、これまでの人生でなかったので、想像が難しい分野です。「売り上げ○千万!」みたいな目標の立て方のほうが、お勤め時代の私にはなじみのあるものでした。それぞれに向いている目標の立て方がきっとあるのでしょうね。

 何を目指すにしても、頑張りすぎて見落としがちになってしまう大切なことがあるのかもしれません。今日は、そんなお話です。

 医者をされている方は、勉強を頑張り続けた延長線上で医者だったので、本当にやりたくてやっているのではない気がする…と、博士号までとったにも関わらず、思っているようでした。

 これからは、たとえば手塚治虫のように、医者だったけど、漫画家みたいな、新しい道を歩むことを考えるために、コーチングを申し込まれました。他にも、有名な方の合宿セミナーにも参加され、これからの道を本格的に模索中といったところでした。

 クライアントさんが、「新しい道へ進みたい」と思っているのならば、そこを応援するコーチングをして行けばいいのでしょう。
 しかし、今まで頑張ってきたことを、まるでなしにするかのような…。つまり、そこにはやりたくてやっていないという、裏の気持ちもあるのかもしれません。
 少し気になっていましたが、クライアントさんの「思い」の方向へ導くためのセッションを続けていました。

 4回目のセッションの頃、いままでやってきたことを踏まえて独立し、その先の夢へ繋げる方が現実的ではないかと思わされる出来事がいろいろあったようで、「新しい道で独立」と違った考えになっていました。

 また、年度末の異動のタイミングにあたり、送別会で、自分のやってきたことに対して、感謝など、温かいフィードバックをたくさんもらったそうです。
 自分が思っているよりも、今の仕事は、周りからは向いていると思われていること。自分が通ってきた道をようやく受け入れられるようになりつつあるといった状況になっていました。

 これまでのセッションとは、違った流れになりました。先に進むよりも戻るような、自分の足元を再度確認するセッションです。

 これまでの思考パターンを振り返ることから始まりました。
子供のころから、未来志向が強くて、目標を達成したら喜んでいる間もなく、次の目標を親に決められて、どんどん前進してきたようです。
 褒められる事もなく、甘んじずに次・・・。今は、おいておいて、次。常に未来を描いていく。喜んではいけないみたいな空気だったとか。

 「単に勉強の延長線上だったので、今の仕事になりました」いつもそう発言するたびに、自分の進路は、自分で決めていないんだ…と、罪悪感になってしまいます。自分で自分を縛りつける発言には注意です。

 「・・・しなきゃ」「がんばらなくちゃ」とやっていると、自己中心的になってしまいがちで、本当に大切なものを見落としてしまうのです。
支えてくれている人、自分のがんばりについて、周りからのフィードバック。

 きっと、あたたかい声、喜びがあったでしょう。折角、頑張ってお花を咲かせたのに、収穫や開花を見ないで次へ進んできたのです。種だけまいて、次の土地へ・・・。
もしかして、今振り返ってみたら、沢山のお花が咲いているのかもしれません。

 不思議なことに、目標を達成した喜びをしっかり味わうようにしないと、先に進んだときに違和感を持つようになるのです。「これでよかったのか?」と。

 だから、「よかったんだ!」と思えることを、その場、その場で確認していくことが大事なんです。節目、節目をお祝いするというか。
 2009年に、会社設立パーティーを一緒にしないかと、誘ってくれたメンターが、「竹は節目があるから伸びる」と言って、私に声をかけてくれたんです。本当にありがたい機会をいただいたと思いました。

 私にとっては、『ひとみずむアワード』は、そういう位置づけです。きっとクライアントさんにとっても「節目」となる機会です。自分が変化してきたことを確認し、みんなでねぎらう会です。来てくださる方も、きっとなにかの区切りとなることでしょう。
 次へのジャンプ台になるといいなと願っています。想像するだけで、やるとやらないでは、随分違う感触がしますね。

 自分がしたことで、どんな花が咲いてきたのか? 再確認する。子供時代から、節目になったところを、再確認してみる。自分で褒めなおし作業をすること。
 また、人からのフィードバックに耳を傾けて、自分の役割は人からどう映っているのか? 自覚してみることです。「自分のやっていることは、これでよかったんだ」と、きっと心が温かく感じられると思います。

 そして、これからは未来を描くだけではなく、「今」感じる喜びを十分に味わうことを意識することが大事です。毎日の喜びを数えるとか。

 ちょうど、次に異動するところには、花壇があるそうなので、「花の種を植えて育ててみるのもいいんじゃないですか?」という話をクライアントさんにしたら、大爆笑でした。
 お医者さんらしく「心のリハビリ」になりそうです。(笑) とおっしゃっていました。

今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

節目を作っていますか?

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