その男性は、「苦労しないでも幸せに成功できるのか」そんな考え方を全く信じられていないご様子のオリエンだったのを思い出しました。今日は2回目のセッションで、「やりたくないことは、こんなにできないんだ、とようやくわかりました」とおっしゃっていました。

 以前にも、そう考えるクライアントさんがいました。そういう人たちは、ものすごい努力家だったり、なんでもとりあえず器用にこなしてしまえるところがあったりします。だけど、結局うまくいかないと思っていたり、自分の人生は苦労の連続と決め込んでいるところがあるようです。

 最初のオリエンで、子供のころから使命感で行動をするところがあるのではないか?ということが出てきたので、宿題として「〜すべき、と思っていることを書きだしてみる。そこに対して、「だから全然だめなんだ」と評価しない。ただ、こんな風に思っているんだ、と眺めるだけ。というのをやっていただきました。

 「眺めるだけ」という風にしたのは、おそらく「すべき」と思っている人が書き出してみたら、「だから駄目なんだ」と自己否定をする可能性があるからです。自己否定をしては、自分のことを受け入れることになりません。ただ、眺めるだけならば、自然と受け入れる態勢になって行けるのです。

 色々書き出してみるとたくさんあったそうで、眺めてみて思ったことをお聞きしました。
「こんなに背負って、なんて気の毒な人だろう」「とりあえずもうちょっと 肩の力を抜いた方が良いのではないか」など、そんな自分のことを真面目で不器用で、ちょっと第三者的な気分で応援してやりたいような、感想を持ったようでした。そうしたら、色々楽にやれたような気がしてきたのだそうです。
自分のことを応援したい気分になった、というのはいいですね。

そんな気分になったら、行動力も促進されたようです。
初めてのヤフオクに挑戦し、売ろうと思っていたものを売ってみたら、コーチング代を回収できたようです。そのほかにもいいことが起こりはじめたと言っていました。


 最近、何かをしたら、返ってくる反応が地球的にも速くなっている、と知人が言っていたのは、興味深かったです。激動の2011年を振り返ると、地球は何かを物語っており、そんな気がしないでもありません。
自分を受け入れること、自分を大切にすること、自分のやりたいことに意識を向け始めると、望んでいた現実を以前より速く引き寄せられるのでしょうか。


 昨日、3月に対面セッションをした人からメールを頂きました。

「堀口さんにお会いして、自分自身で自分を追い詰めていたことに気づき、
自分を認めること、毎日楽しく過ごすようにしていきました。
あの時、思い切って堀口さんにお会いしてよかったと思っています。
もう一度お礼を言いたくメールさせて頂きました。
本当にありがとうございました」。

自分を認めて、毎日を楽しく過ごすことに意識を向けて頂きました。
家族、友達に会う時間を作ったりされたようです。


 「ゆっくりしてみてはどうですか?」と、今年は、多くの人に伝えました。
去年の春くらいの私だったら、なかなか思いつかないセリフです。
こうして心が穏やかになり、幸せ感が増した結果を見てみると、立ち止まって自分自身に向き合う時間を持つことで、幸せになっていけることが、確信に変わっています。

 見つめると言っても、自己否定の多い人は自分の視野だけだと、「ダメ」なところばかり探すでしょう。自分だけの偏った見方に固執せず、いろいろな視点から、物事を考えることが大切です。いい相談者は、アドバイスをくれるのではなく、自分自身で決めることを促せる人だと思います。そんな人を探しましょう。

 相談は、いろいろな角度から考える機会であり、単に面白い作業だと思います。そんなこともあって、私は色々な人に意見を聞くのが好きです。決めるのは自分、だけど、さまざまな角度から物事を見たいのです。

 「戦うのか、逃げるのか、向き合うのか」とあったら、向き合うのが一番いいということ。向き合うことは、全然怖いことではありません。「ただ、そうなんだ」って眺めてみることですから。

 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

向き合いたいことは何ですか?


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コミコレ残席は2名となりました。

■堀口ひとみ×播磨弘晃『冬コミコレクション』
テーマ「言葉」
1月14日(土)11:00〜18:00@銀座にて

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