30歳になって、これからの人生、どちらの選択肢に進んでいくのかが、
全く分からなくなってしまった…という悩みについてです。
1つ目は、これまでの仕事で培ってきた部分で、これから先ももっと極めたいところ。
2つ目は、子供のころから練習してやってきたことなのだけど、仕事としていくのかどうか?
もし、どちらかをやるとしたら、その手段はわかるわけです。それを仕事にしている人はいるのですから。しかし、本当に自分がそれをやりたいのかどうか、自分の内側に聞いても、答えが出ないとき、ってありますよね。


最初は、そんな調子でセッションが始まったのですが、話は次第にコミュニケーション力が最近おちているのではないか?が悩みに変わっていきました。そもそも、コミュニケーション能力が、おちるというのは、自分が自分で感じたことであり、事実とも違います。

「人から『もの足りない』と言われて、落ち込む出来事がありました」と。
これまでは、どちらかというと営業トークもできるほど、人に配慮して、人とやっていくことを得意としてきたはずなのに、と。


「もの足りない」って相手が言ってきたということは、相手の方は、もっと感想を言ってほしかったとか、もっと承認してほしかったとか、もっと知ってほしかった…という思いがあったのではないかと推測できます。


では、「自分自身も、相手の人にもの足りないと感じることはあるか?」と聞いてみると、自分もそんな感覚になることがあると言っていました。


次に、もうひとつ言い替えてみました。
「自分で自分のことをもの足りないと思っているか?」
つまり、「自分で自分の気持ちを知ってあげているか?」と。
相手のことを鏡として考えてみたのです。
「ああ、それか」これこそが、その方の気づくべき所でした。


「自分のネガティブな気持ちにも気づいてあげている?」と聞いてみると、
「ネガティブな気持ちに気づいてあげることは、悲劇のヒロイン見たいでいやと思っていました…」と言っていました。しかし、ネガティブだって、「気持ち」の一つですから自分がそう思っていることを、自分で知ってあげることは必要なのです。


相手に言われた「物足りない」は、「自分の物足りなさ」でした。


そこで、自分の気持ちをアウトプットしていくことを日課にするように提案しました。
アウトプットにtwitterとか、ブログという手段もありますが、これとは別に、自分が自分に対してするアウトプットが一番大事なのです。


違いは、公か個人的かどうかです。
「公の場では、個人で思っている嫌な面やネガティブな面に関しては、どちらかと言うと、心配されるから発言を避けますよね。誰かに相談する時も、その人に心配かけまいと、本当のことまで言わない場合もあります。だから、ついついおちゃらけてみたりする。すると、またまた自分の気持ち方が遠ざかる。そして、数時間たってみると、あの発言は自分の浅いところから出てきたものだから、なんか違和感があるから、tweetも消したりするんですよね」と私が言うと、つい最近、違和感のある200ツイート消去したばかりだったようでした。(驚)アウトプットして、自分の気持ちを吐き出したかのように見えても、実は本当の気持ちは、もっと底の方にあるのだと思います。では、どう出していくのでしょうか?


私は、奈良旅行の春日大社で、「神様に悩み事を書く」を体験して以来、自分の悩みやぐるぐると考えだしてしまうこと、恐怖心などを、ノートにアウトプットするようになりました。ものすごい、書き出しています。この習慣で、自分の気持ちがとても整理できることを体感しているので、みなさんに「神様ノート」という題名のノートを持つことを勧めているのです。特に、ネガティブなことについては、吐き出してはいけないと思っている、まじめな方は、自分の気持ちを自分に対してアウトプットすることへも躊躇が出てしまうもの。しかし、「神様へ」と書き出すと、なんでも書いても許してもらえそうな気がして、思いのほか筆が進んでいくのです。恐怖心が根っこの方に出てきたとしても、「あ、こんな気持ちがいたんだ」ってただ、対面するだけで、日々楽になってきているのも実感しているところです。そして、新しいアイデアが湧いてきます。


また、もちろんコーチに話したり、話を否定しないで聞いてくれる人がいれば、その時に話すことはとてもいいと思います。私も、話を聞いてくれる人に「メール」を送らせてもらうときがあるのですが、「メールを書いた時点」で、「あれ?すっきり」となって、送らないで済む場合も結構あったりします。


素直になるって自分が自分にしかできないことです。
素直は他人に対してする態度とは違います。

その方は、今までコミュニケーション力があると感じていたのは、相手に配慮することに長けていたということです。もうそれはできるんだから、これからは、「もっと自分を見てあげようよ」というのが、必要なことなのだと思います。


最近、もっと素晴らしい(素晴らしいっていうのもちょっと?なのですが)
コミュニケーションがあるのを感じています。自分のさまざまな感情を自分でみられるようになると、相手に配慮どころではなく、もっと深いところからの共感性が生まれてくるのです。相手の話の奥まで見えてきます。どんな話を聞いても「ああ、私にもそういうことってわかる」ってことが増えていて、本当の意味で相手に寄り添うこともできます。無理に、上げるような言葉を相手に言わなくても、一緒にそこにいるだけで、きっと相手は安心感を持てるものだと思うのです。


本当の気持ちがよくわからないときは、自分の様々な感情に向き合っていくことです。紙に書いてみるだけでも違います。感情が整理されると、事実が見えてきて、さらに底の方にある、「本当」がひょっこり顔を出してくるのだと思います。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

自分のことをないがしろにしていませんか?

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★堀口ひとみ×播磨弘晃 夏コミコレクション開催!
 7月23日(土)11:00〜18:00@銀座
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 コミュニケーションの悩みを解決するセミナーです。

 7月23日のコミコレは、「ロジカルシンキング」がテーマで、
「事実」「感情」「思考(理性)」「結論」と4つを分けて考えて
いくことを軸に進めていきます。これがわかると、感情をうまく
コントロールでき、ロジカルに物事を進めていけるようになる
のではないかと仮定しています。皆さんと一緒にセミナーで
より深めていきますよ!いつもながらに深くなると思います。
気になるかたは是非、いらしてくださいね!

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