90日コーチングの最後の店長さんのセッションでした。

本当に3か月間にいろいろと新人育成のために考えて、実行してこられていました。

もともと、あまり考えないタイプだったのに、

ここ最近は夜中まで、考える日々で、

周りの人からはお疲れに見られているとおっしゃっていました。

しかも、動きの悪い新人のせいで、店長は疲れているんだ、と

周りの人たちに同情される形になっているようでした。


店長は、自分がポジティブすぎに動くから、

相手にネガティブに依存させてしまう傾向があるのかと

ある本を読んで分析されていて、だから自分がネガティブになって

相手のポジティブさを引き出そうかな…と考えていると言っていました。


それは、コントロールとなり逆に大変です。

余計自分を疲れさせますし、相手を変えようとしている行動です。

また、「相手が成功しなければ、自分のせいだ」とも思っていると。


私も全く同じことを思ったことがありました。

店長のときは、みんなで成功に向かっていくパターンだったから、

そんなに意識していませんでしたが、コーチになって1対1の

コミュニケーションになると、「私がクライアントを成功に導けないと

ダメなんだ…」と感じていたので、相手ができないことは

できればサポートしてあげようと、いつも思っていたし、

実際に相手の行動を一緒に行うこともありました。

相手が成功しないのは、自分のサポートが足りないからだと思っていました。

でも、サポートしても1歩目は進むのですが、

2歩目の自身で動くところがどうも動かないのです。


そんなときに、メンターとコーチに相談してみたら、

「相手が成功するかしないかは関係ない」

「要望するけど期待しない」とあっさりと言われました。


だって、成果が出にくいのですよ…

私がサポートしないとだめじゃないですか…。

(だから成果が出ないのよ、と今の自分が昔の自分に突っ込みです)

成果が出にくいと言うことは、違うアプローチに答えがあるわけです。

それから、先輩たちの言うとおり突き放し系で行くことにしました。

最初は、突き放し系を本当に突き放すしかできなくて、

相手に冷たい人と思われたこともなどもありました。

難しいさじ加減でした。


結局わかったのは、何にもしないけど、

いつも相手に「何かあったらいつでも言ってくだい」って

いうことだけで、相手が安心して行動ができるということでした。


「何かあったらいつでも言ってください」では、

それは、それはメールがたくさんきて大変かなぁと思ったのに、

全然メールが来ないじゃないですか! 笑


だいたい、メールなしとか、2週間に1通とか。

でも、その1通の時は緊急のSOSメールだったりするので、

その時は、夜中でも起きていたら返事をするようにしています。

コーチングが終わってからも、以前のクライアントさんからSOSメールが

くることがあるし、それもすぐに返事を出しています。



これか!と分かりました。

いつもつながっている感があれば、

相手は安心して行動するのだと思いました。


コーチがいたからうまくいきましたよりも、

「自分で行動してうまくいきました」と

自分で体感してもらえるようにもなりました。


「自分で行動してうまくいきました」。

そう思ってもらうことがコーチングだと思います。

だから私は2週間に1度、聞き相手になるだけでいいのです。

コーチって信じることが仕事だなぁって思います。


 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

あなたは日頃どんな関わり方を意識していますか?