男性のクライアントさんが、

「小さいなぁと思った自分について」の話をしだしました。

感情的になって怒ってしまったことがあったそうなのです。

後から冷静に考えてみると、小さい自分を思ったそうです。


話を聞いていると、立場的には「強く言わなくてはいけない状況」

であったとも思われます。

だから、その対応でよかったのかなぁと私も思いましたが、

「強く言う」と「怒っている」が一緒になって心の整理が

つかなくなっていたようでした。

そんな時は、自分がどの目的において言っているのか?

軸を明確に持つといいですよね。



それから、感情の話がさらに発展して、

「自分が否定されることが嫌なんです」と言うのが出てきました。



ほとんどの方は否定されることは嫌でしょうが、

実は、自分が否定されたと勝手に取っているだけなんです。



相手はただ感想と相手の感情を言っているだけです。

同じことを言っていても、相手の感情によって、

こちらの感情も左右されやすくなります。



私も最近頂いたメールに感想とその方が気を使ったのか、

「否定的な意見でごめんなさい」と書いてありました。

それを読んで、一瞬気を悪くしたのですが、

冷静に感想だけを読んでみたら、そのような感想ならば、

私の思うつぼどおりだったことに気付きました。

なので、お返事に「むしろ、うれしい感想でした」と書きました。


たぶん、同じ感想に「だからよかったです」と書かれていたら、

すぐに「ああよかった」と受け取ることができたんだろうなぁと

相手の感情に一瞬流された自分に気付きました。


相手の感情に流されないニュートラルな受け方について分かりやすく書いてみると、

■相手:感想+相手の感情 → 感想だけを受け取る。




また、自分も発信する時に、相手に感情の影響を出さないように

ニュートラルに伝えるといいでしょう。

その場合、「私は・・・・と感じました」とIメッセージで伝えることです。


以前に「きれいな方ですね」と私が発した言葉が

とても嫌だったと言われたことがありました。

確かに、褒め言葉を言われると嫌と感じる方もいらっしゃいます。

この場合、Iメッセージを使って言ったほうが相手も受け取りが

楽なんだろうと、後で気付きました。


「きれいな方だと私は思いました」

こんな風に言えば良かったのかなと。


コーチングをしていても、かなりそのあたりは気をつけています。

「あなた・・・・ですよね」と言うよりも

「私は・・・・という印象を受けました」と言うようにしています。

ニュートラルな言い方を知ると、結構、言ってみたいことも

どんどん言えるようになるから、とても気持ちもいいものですよ。


色々な方がいらっしゃるのはあたりまえ。

なんでもかんでも別にありだと思うようになると

ニュートラルなものの見方ができて、

真実を見出しやすくなるんだと思います。



 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

最近、感情がとても動いたことはありますか?